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元気の確認

18歳の頃、僕の下宿にほとんど居座っていた友人がいた。毎日いろいろなことを語り合った。意見の食い違いはもちろんあったが、それがまた楽しかった。が、一点だけどうしても折り合わないことがあった。

彼(O君)は、「目的を達成するために、目的を意識しながら今を積み重ねるべき」と主張し、僕は「日々が充実した楽しいものであれば、いつか何かを成し遂げられる」という立場だった。名誉や権力や社会的地位に重きを置かず、そんなものを目指す虚しさを強調する僕を、彼は“刹那主義者”と呼び非難することさえあった。

大学は東京と京都に別れ、彼は卒業後商社マンになった。僕は深い考えもなくVANに入社した。彼と最後に会ったのは40歳前。彼は一流商社の課長になっていた。僕はVAN倒産後設立した企画会社の10年目を迎えていた。

それから20年余り経った頃、電話で話す機会があった。僕は脳出血発症後数年が経っていた。彼は胃を半分切ったと言っていた。“今、何をしてるの?”とはお互いに聞くことはなかった。40~50代のどこかで彼が商社を辞め、ファイナンシャルプランナーの資格を取得してシンガポールに行った、というのは風の噂で耳にしていた。電話で話した時の彼が東京にいることだけは確かだったが、何をしていたのかはわからない。

とにもかくにも、元気そうだったことだけで十分ではあるが、機会があれば、18歳の頃を思い出しつつ語らい合いたい気もする。

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昨日の“ナナじいちゃん弁当”。メニューは、“鱈のムニエル”“しし唐のグリル”“おぼろ昆布入りだし巻き卵”“牛肉、長ネギ、しめじのすき焼き風”“春雨サラダ”“シラスおろし”“ミニトマト”“豆腐と揚げの味噌汁”“ご飯”“抹茶プリン”。ナナじいちゃん、昨日も元気な顔を見せたようだ。

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昨日の散歩で久しぶりに出会ったボルゾイの“メリーちゃん”。随分と年老いた感じではあったが、相変わらず人懐っこくて元気だった。

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散歩の帰りに「たこ焼き買って食べようか」と相談していたら、「僕ももらえるんでしょうね」と言わんばかりにお座りした佐助。アコレの駐車場で、ほんの少しお裾分けしてもらえた。僕たちも、元気だ。
 
         Kakky(柿本)

“1969年。僕たちの宵山 ―昭和少年漂流記第二章―”は、NO.28をもって終了しました

「告知」:番外編として連載中だった、タイトル「風に揺れる蛹」も、終了しました。次作は、7月末からになる予定です。

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