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桜の下、旧友が蘇る

4月14日11時。3泊4日の山陰“墓参ツアー”に出発した。

まず、鳥取空港に到着。旧友初鹿野君の奥さん操ちゃんの出迎えを受ける。昨年春に比べて少し上達した彼女の運転で、初鹿野家へ。

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クルマを降りてすぐ、徒歩5分の所にあるという初鹿野君のお墓へ向かった。「また来年の春に来るからね」。多系統萎縮症という難病で寝たきりの彼に約束し、わずかに動く指先の反応を確かめて病室を去ってから丸1年。彼の墓の前に立つと、いつか話したいと思っていたことの数々が頭に浮かんでくる。どれもこれも懐かしく愛おしい思い出ばかりだ。もっと早く所在を探して会うべきだったと、後悔の念が浮かび上がってくる。 “いつか……”という考え方は、多くの場合後悔にしかつながらないとわかっていたはずなのに……。

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初鹿野家に戻る。庭の桜が満開だ。初鹿野君が長いはずの老後を楽しもうとしていた庭のテーブルにお酒と料理が運ばれてくる。彼は何度ここで桜を楽しむことができたのだろう。

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操ちゃんの思い出話を聞きながら、ビールと日本酒を飲む。仲間で過ごした京都の夜を思い出す。初鹿野君との笑い話をいくつか披露する。

2時間を桜散る中で過ごし、鳥取駅へ。見送りのクルマの中で、「僕は初鹿野君に嫌いな部分は一つもなかったよ」と、操ちゃんにどうしても言いたかった一言を告げ、「今度は泊まってね。私も飲みたいから」「わかった。またね」と別れて、米子に向かった。翌日お昼には松江なので、少し近づいて宿泊しようというわけだ。

電車に乗り、「今度……」と「またね」も実現しないと後悔につながるぞ、と思った。時間はもうたっぷりあるわけではないのだから……。

           Kakky(柿本)

“1969年。僕たちの宵山 ―昭和少年漂流記第二章―”は、本日アップしたNO.28をもって終了です。

*”昭和少年漂流記第三章”は、5月中旬頃連載開始予定です。

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