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ドッグイヤー

“Dog Ear”ではなく、“Dog Year”のことである。

IT業界の成長著しく、渋谷が“Bit Valley”(渋谷の「渋」に引っ掛けてBit、渋谷の「谷」を足して「Bit Valley」…誰が言い始めたことやら)と呼ばれていた90年代後半、渋谷周辺には多くのIT関連の企業が誕生していた。

その頃よく言われたのが、「IT業界の進歩・発展はドッグイヤーで考えないと……」といったことだった。犬が人間の7倍のスピードで成長し老いていくことになぞらえていたのだが、そのうち「日進月歩どころではない。秒進分歩だ」などと言われるようになり、ドッグイヤーはむしろのんびりとした時間だとさえ言われるようになった。

そして、一様に早口でせっかちなIT起業家が渋谷界隈だけで2~300生まれ、そのほとんどがドッグイヤー1年くらいで消えていった。

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「時間なんて固有のものなんじゃないの?焦らない。急ぐ時は急ぐ。メリハリだよね」などとは言わないが、実際にドッグイヤーを生きている佐助、推定6歳半。人間の年齢に換算すると、45歳。よく見ると、少し顔が白くなってきたような……。

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昨日の“ナナじいちゃん弁当”。ナナじいちゃん92歳。老犬ナナちゃんの体調が良くないとかで、カートに乗せて動物病院まで約1.5キロを、何度か往復しているらしい。ナナじいちゃんにとっても、老いや時間はナナじいちゃん固有のもののようだ。

              by Kakky

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