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強欲、過欲、適欲、寡欲

4個の饅頭がある。

「とりあえず全部俺のものだ」と思う強欲。「最低2個は欲しいなあ」と思う過欲。「きっと1個が俺のもの」と思う適欲。「俺のもあるといいなあ」と思う寡欲。……欲はそれぞれ異なる。分け方は、だから難しい。満足か否かは、自分の中の欲との兼ね合いで決まるからだ。

概して言うならば、強欲な人はいつも不満を抱えていることが多く、人のものにまで手を伸ばし、手に入れた食べきれない饅頭は捨ててしまう。占有することが第一義だからだ。

過欲な人は多いと思うくらいじゃないと気が済まない。そして、無理をしてでも食べきる。たくさん口に入れることが第一義なのだ。

適欲な人は、自分の欲とそれを発揮する状況との双方を認識していて、欲をコントロールする術を知っている。自分が欲しい量ではなく、自分が手に入れてもいい量を入手することを第一義とする。

寡欲な人は、ものごとすべてに恬淡としている。欲そのものが希薄なのだ。手に入れることよりも、手に入ったものでなんとかしていくことを第一義としている。

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昨日、“ナナじいちゃん弁当”をKapparが作り、そんなKapparの後ろで“空いた鍋を舐めさせてもらうんだ”と根気よく待っている佐助を見ていて、ついつい“欲”というものについて考えた。

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舐めさせてもらうだけなのに、なんと辛抱強く健気なんだろう。と、思うが、だからと言って鍋の中身を上げる必要はない。“やった~~、舐め切ったぞ~~”で、佐助は十分満足。彼の適欲に合致しているのだ。

              by Kakky

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