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戦後初の全国一斉テスト?!

言語と文化は密接な関係を持っている。民族意識の根幹をなすものの一つも言語だ。当たり前かもしれないが、僕は日本語が大好きだ。漢字、ひらがな、カタカナを使った表現方法も素晴らしいものだと思っている。

もし、すべてをローマ字で書くことになったら、表現に情緒はなくなり、自然の移り変わりや微妙な心の動きを伝えることは難しくなるだろう。それが、日本の文化と日本人の感性の長所だというのに。ところが戦後間もなく、日本語はローマ字表記に統一される危機に晒されたことがあったのだ。記憶に頼った話なので詳細に自信はないが、その時行われたのが、“戦後初の全国一斉テスト”とでも言うべき調査だった。

GHQの若い将校(文化人類学者)は、日本語を見てその難解さに驚き、「理解できている日本人は少ないはずだ。これでは民主化は難しい。国際化も遠い。すべてローマ字表記にすべきだ」と考えた。大きなお世話なのだが、「すぐに漢字を捨てるのは難しいから“当面使っていい”やさしい漢字を選び、それだけはとりあえず使わせてくれ」と、吉田首相がまず“当用漢字”を使用する形で抵抗した。それに対して、「本当に一般民衆も使っている言葉なのか?支配層だけが理解できる言葉じゃないのか?」と疑うGHQは、ランダム調査を指示した。そして、全国で一斉に日本語のテストが行われた。

ランダムに抽出された老若男女が受けたテストの結果は、平均で100点満点中約80点。その結果に驚いた将校は、レポート提出の際に結果を改竄するよう求めたが、断固拒否された。こうして、日本人の識字能力の高さは証明され、日本語は今の形で残ることになったのだった。ただ驚くことに、ローマ字に変えてしまおうという勢力はその後も力を持ち続け、国語審査会を牛耳っていた。日本と日本文化に誇りを持てない人はいつの時代にもいるものだ。

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時々「タッチ!」のテストを受ける佐助。「タッチ!」のつもりで出した手が勢いあまって「お手!」になることもあるが、楽しいことと関係ある時は、100%タッチだ。

*“昭和少年漂流記”に関して

*第二章~第五章に関しては、第一章は既に加筆修正を終了し、出版されていますが、現在は第二章を大幅に修正中で、後5分の1かな?という状況です。かなりページ数も増え、テーマもはっきりしてきていると思います。

新しい連載も開始するつもりです。が、当分の間、お待ちください。

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あれよあれよの6時間!

懐かしかった。変わらなかった。飲んだ。喋った。楽しかった‥‥。気付くと、午後11時前。6時間以上が経っていた。

T兄弟共に、最後に会ってから約8年ぶりの再会。でも、8年の時間経過はちっとも感じなかった。二人の前にはそれぞれやるべきこと、やらなくてはならないことがあるようだが、二人にとっては大きな問題ではなく、少しずつきちんと前進しているようだと感じた。安心した。我が事のようにうれしかった。

また、元気に現れてくれるといいな、と思った。

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同窓会の時、わざわざI君が持ってきてくれた1本と、同窓会が終わって帰り、わざわざS君が送ってくれた2本、合わせて3本の島根県の日本酒を飲み比べながら楽しんだ。

おいしくいただいた。もう少しずつ飲めそうだ‥‥。

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興奮気味だった佐助と、仕事が終わってから合流したKapparは、今日の午前中、ちょっとお疲れモードだった。僕の風邪は相変わらずだが、T兄弟のおかげで熱は吹き飛んだ。‥‥ような気がする‥‥

*“昭和少年漂流記”に関して

*第二章~第五章に関しては、第一章は既に加筆修正を終了し、出版されていますが、現在は第二章を大幅に修正中で、後5分の1かな?という状況です。かなりページ数も増え、テーマもはっきりしてきていると思います。

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杞憂(‥‥かもしれない)は予防できない。

多くの人に“よかれ”と進めようとしている物事を、度々邪魔するのは杞憂である。その多くは、プランの最終確認会議の席で提示される。「こんな人がいるかもしれない」と、誰かが心配な点を一つ出すと、我も我もと「こんな人だっているだろうし」とか「こんな事態になったらどうする」などと、言い始める。細かく予測し、極めて稀な例を見つけることが優秀であるかのような一種の自己アピール合戦の様相を呈することさえある。実につまらない話だ。

“‥‥かもしれない”ことが起きた時は、しっかりとした対策を打てばいい。予防すべきは、“明らかに起きるであろうこと”であり、それが読み込まれていない実行プランは欠陥プランと言ってもいいだろうが、多くの“‥‥かもしれない”を読み込むとプランは身動き取れなくなる。どんなことでも可能性としてゼロとは言えないからだ。そして、折角の“多くの人によかれ”であったはずのプランは消え去ることになるのだ。

多少のは飲み込み、あるいは無視しないと、多くの人の喜びや楽しみをプロデュースすることはできないものなのだ。“‥‥かもしれない”はほとんど杞憂に過ぎず、起きたとしても個別に対応すればいいこと。予防と対応は意識分けして、ごっちゃ混ぜに考えないに限る。

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「え!?そんな人、本当にいたんだ~~」と言えるくらいの図太さがないと、“多くの人にメリットのあること”のプロデュースはできないものだ。寝てちゃだめだけどね。

*“昭和少年漂流記”に関して

*第二章~第五章に関しては、第一章は既に加筆修正を終了し、出版されていますが、現在は第二章を大幅に修正中で、後4分の1かな?という状況です。かなりページ数も増え、テーマもはっきりしてきていると思います。

新しい連載も開始するつもりです。が、当分の間、お待ちください。

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ダメだ~~~!でも、なんとか明日の夕方までには‥‥

先週土曜夜の木枯らし1号、寒かった。翌日夕方も寒風が吹きすさんだ。木枯らし1号の時は、歩いていた。翌日の寒風の中では、15分くらいタクシー待ちをした。

そして、風邪を引いた!

ほとんど寝て過ごした月曜日が明けた時、喉が痛かった。「口開けて寝てたのかなあ」と問題視していなかった。が、咳が止まらなくなってきた。苦しい‥‥。打ち合わせに出かけるKapparに、風邪薬を頼んだ。夕方帰ってくるまで咳に苦しんでいるうちに、鼻が詰まってきた。

「お帰り~~」「ただいま~~。さあ、これなんだ?」「ゴホ、ゴホ、クシュン‥‥ケ、ケーキ!ゴホ、クシャン!誕生日の‥」「フランクフルタークランツだよ~~」「わぁ‥ゲホ‥ぁい。ズルズル、クシャン‥懐かし‥ゲホ‥いなあ‥」「あれま、酷いねえ」

といった有様で、風邪引き決定。夕べは咳であまり眠れなかった。フランクフルタークランツは8分の1食べたけど‥‥。

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佐助が我関せずとヨーグルトを舐めきった今朝、「明日午後4時に、年下の友人T兄弟がやってくる予定だし‥ゲホ‥それまでに治さないと‥ゲホ、ゴホ‥飲めなくなるし‥」と、少しは良くなってきているような‥‥。後は、気合だ!

*“昭和少年漂流記”に関して

*第二章~第五章に関しては、第一章は既に加筆修正を終了し、出版されていますが、現在は第二章を大幅に修正中で、後4分の1かな?という状況です。かなりページ数も増え、テーマもはっきりしてきていると思います。

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「足りな~~い!」は満足の証?!

逢瀬というと、愛する男女が密かに会うことを言うが、形容詞を冠するとすれば、“たまさかの”という言葉がよく似合う。“たまさかの”とは、“めったにない”とでも言い換えられる言葉だが、逢瀬という言葉にも“めったにない”という意味は暗に含まれているから、“たまさかの逢瀬”と言うと、“なかなか逢うことのできない人と共にする束の間の時間”といったことになるのだろう。

川は淵と瀬でできている。川の水は瀬に速く、淵に深く留まる。瀬を流れながら見つめあい語り合っていると、瞬く間に時間は過ぎ去り、淵に流れ着く。そこは、景色も変わることのない、まったりとした時間に支配されている‥‥。

50年ぶりに会う人も多かった同窓会。69人ほとんどにとっての逢瀬だった(愛する男女でもないし、密会でもないが‥‥)。幸いなことに、「楽しかった~~」「来てよかった~~」「ありがとう~~」といった言葉をたくさんもらった。よかった、よかった。

しかし、“逢瀬を重ねる”という表現があるように、逢瀬は短く楽しいものであればあるほど、重ねたくなるものであり、逢瀬を重ねることによって、お互いの理解と情は深まってい‥‥。「時間が足りなかった」という想いが残った人も多いようだが、それは満足の証であり、次の逢瀬へのエネルギーになるものなのだろう。

“大”同窓会は終わったが、これからは“小”同窓会という“逢瀬”を作っていってあげなくちゃいけないなあ、と思っている。“逢瀬”だから、頻繁にあるものではないが‥‥。

見なれた光景には、人は興味を失っていくものだし、ね。

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*はとバスツァーで行った浅草。仲見世通りは大変な混みようで、浅草寺まで行くのを諦めた。

同窓会翌日のはとバスツァーを終え、ホテルまで戻り、連泊する人たちとビールなどを飲みながら談笑し、荷物と足の疲労から、タクシー利用で帰ってきた。午後7時半だった。

佐助の大興奮熱烈大歓迎を受けた後、部屋の様子が変わっていることに気付いた。そう!コタツが出ていたのだ。そう言えば、二次会帰りの寒風は、木枯らし1号だったらしい。

きれいに片付けられているダイニングテーブルの上には、カセットコンロと取り皿がポツン。「鍋だ~~」と言うと、「すき焼きだよ~~」。「え~~!」と驚くと、「誕生日のお祝いだよ~~」と言われ、思い出した。そうだった。同窓会の日が、奇しくも誕生日だったのだ。

こうして僕は、すき焼きとの逢瀬も楽しむことになったのだった。

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食事が終わると、コタツは佐助に占拠されていたが、いい夜だった。‥‥すぐ眠ってしまったけど‥‥

*“昭和少年漂流記”に関して

*第二章~第五章に関しては、第一章は既に加筆修正を終了し、出版されていますが、現在は第二章を大幅に修正中で、後4分の1かな?という状況です。かなりページ数も増え、テーマもはっきりしてきていると思います。

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さあ、本番!小さな事件やサプライズが起きるといいな~~~

午後3時半頃、Kapparの付き添いで出発(荷物がそこそこあるので‥‥)。4時半頃から徐々にチェックインを始める遠来の同級生を待ち構える。5時半から受付開始。6時半から同窓会スタート。8時半に終了。二次会出席者を引率し、ミニ・ナイトツァーを兼ね、バスで六本木へ。10分弱六本木を歩き、夜のミッドタウンを横目に星条旗通りへ。目的の会場到着が、おそらく9時10分(はぐれる奴がいなければ‥‥)。貸切の店内に33名着席。残り1~2名と僕はカウンターの中へ。そして、音楽演奏が始まる(ピアノ独奏&バンド演奏の2部構成)。2時間後、演奏終了。貸切はここまで。11:00過ぎから三々五々、タクシーでホテルに戻ってもらうことになるが、もっと飲みたい、カラオケしたい、という者は延長OK。‥‥というのが、今日の予定。

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僕の名札と、同窓会場で写真を撮ってもらう友人のカメラマンの名札。“お世話係”は他に6人。参加者69名だから、一人当たり10人見当であれば、問題ないとみている。

さて、誰かが何かをやらかしてくれないかなあ。誰も何もしないようだったら僕がやることになるけど‥‥。

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「え!?それは、今回はやめておきませんか?」佐助には、そう言われているような気もするけど‥‥

*“昭和少年漂流記”に関して

*第二章~第五章に関しては、第一章は既に加筆修正を終了し、出版されていますが、現在は第二章を大幅に修正中で、後4分の1かな?という状況です。かなりページ数も増え、テーマもはっきりしてきていると思います。

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楽しい現場主義?!

WOWOWがスタートした頃、ひょんなきっかけで契約者を増やすための企画やサポート案をいくつか提出し、その一部(取扱店へのファックス情報サービス等)を引き受けた。それから随分経って、これまた妙なきっかけで、今度はスカパーの契約促進のための施策を提案・実施することになった。両方とも、基本は“課題も解決策も現場にあり!”ということだった。

現場から離れた場所にいる意思決定者や事業責任者に現場の状況を知らせるために、多くの会社は多大な費用とエネルギーを費消している。「ちょっと一緒に行ってみませんか?」と提案しても、無駄に費用を使っている企業の意思決定者ほど腰が重い。

居ながらにして現場の人よりも現場を知っていたい、なんて無理な話だ。ましてやレポートや数字では“空気”は語れない。マニュアルや規則や上意下達型の命令に従うことで、すべてがうまくいくと思うのは幻想に過ぎない。いつも現場は動いているのだから‥‥。

CMの制作現場でたびたび感じたのは、“少し変えたいなあ”という衝動だった。ロケ地やタレント、天気や小道具などによって、本来の目的である“広告効果”のためのよりよいあり方が、現場にいるからこそ見えたりもするからだ。しかし、多くの場合、予め提案したとおりの進行が求められるので、費用と時間が許す限り、別テイクで録っておくという手段を取った。編集のタイプも増えざるを得ないのが、信じるところを認めてもらうための時間と費用は惜しみたくなかった。現場に意思決定者が来てくれれば、そんな無駄も生じないのだが‥‥。

その点イベントは、無駄なストレスがない。台本どおりに行かないことや、小さな事件は必ず起きるものだが、それをいい方向に向けて捌いていくのは楽しいものだ。いつだって結果オーライなのが、イベント。多少の問題くらいであれば、あった方がいい思い出になるというもの。もちろん、きちんと進行していくことが肝要なイベントもあるが、同窓会はそんな種類のものではない。ましてや、同級生だけなのだから‥‥。

今、名札製作中(Kapparが‥‥)。とにかく楽しい夜にしたいものだ。

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佐助曰く「僕は楽しいとお腹丸出しで動きたくなくなるんですけど‥‥」。楽しい場所からの移動は誰でも嫌なもんだ。楽しく盛り上がっている時なんか、トイレに行くのだって‥‥

*“昭和少年漂流記”に関して

*第二章~第五章に関しては、第一章は既に加筆修正を終了し、出版されていますが、現在は第二章を大幅に修正中で、後4分の1かな?という状況です。かなりページ数も増え、テーマもはっきりしてきていると思います。

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仕事も、家事も、料理も、プログラミング!?

Kapparは、料理が大好きだ。考えたことが結果に出てくることが楽しく、よい結果はおいしい喜びをもたらすからだ。「料理は科学だもん」というのが、彼女がよく言う台詞だが、「食べることが好きじゃないと料理は上手になれないんだよね~~」という前提に立っての話であるのことは疑いない。

おいしさは、素材や調味料の組み合わせと融合がもたらすもの。しかも、そこには温度や時間も強く関わってくる。確かに科学だ。

が、もう一つ。手順や段取りも、大切な要素であることを忘れてはならない。段取りのよさは、料理の時短のためにだけあるのではない。「それ、後からでしょう!」とか「なんで、それ先にやっておかないかなあ!」といった類のことは、確実に料理の出来上がりに影響を与えることであり、多くの場合、科学的な説明が可能なのだ。

科学的に考え、プログラミングした方がいいのは、仕事だけに限らない。家事や料理もそうあるべきなのだと思う。決して面倒ではないし、意外と楽しいことなのだから。

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佐助の段取りも、次第に理解できるようになってきたが、今朝のこれは、予想だにできなかった。ソファのいつもの場所で寝ていたのだが、‥‥

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いきなり降りた。耳を掻くため?

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そんなとこやあんなとこを舐めるため?

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舌ペロリって‥‥。何か味したの?

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で、ソファに‥‥上がるんかい!

*“昭和少年漂流記”に関して

*第二章~第五章に関しては、第一章は既に加筆修正を終了し、出版されていますが、現在は第二章を大幅に修正中で、やっと半分強出来上がったかな?という状況です。

新しい連載も開始するつもりです。が、当分の間、お待ちください。何しろ第二章の修正にまだまだ手がかかりそうなので‥‥。同窓会の準備もあるし‥‥。

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9合目?

同窓会翌日のはとバスツァーの料金(35人分)を振り込んできた。一安心だ。思い起こせば、“半世紀ぶりの修学旅行”というテーマでやろう、と考え、ディテールを企画したのが、昨年11月。説明したり、説得したり‥と、仕事にはない種類の手間を経た後、案内状を送付したのが、今年5月。有難いことに(運がいいのか)、同窓会会場のキャパ、ホテルのキャパ、2次会会場のキャパが、すべてほとんどピッタリ。若干の交渉が必要だったとはいえ、はとバスも貸切に必要な人数ピッタリ。奇跡のようだ。

仕事で大小50回以上のイベントの企画・プロデュースをしてきたが、こんなに想定どおりの経験はないに等しい。それだけでもうれしいことだが、収支も想定どおり、ほとんどプラスマイナスゼロで終われば、もう祝杯ものだ。

後は、小さな仕掛けを参加者が楽しんでくれればいいなあ、と思っている。そして、また集まろうね、につながれば大成功と言ってもいいだろう。

さあ、9合目まで来たぞ!あと少しだ。

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日曜の夜は、こんな顔で、ほわりと眠れることだろう‥‥。

*“昭和少年漂流記”に関して

*第二章~第五章に関しては、第一章は既に加筆修正を終了し、出版されていますが、現在は第二章を大幅に修正中で、やっと半分強出来上がったかな?という状況です。

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ここに幸あり‥‥

“ここに幸あり”。言わずと知れた(?)大津美子のヒット曲である。親父と銭湯に行く道すがら、あるいは脱衣場で、大声で歌っていた曲の一つだ。他には、どういうわけか“愛ちゃんは太郎の嫁になる”(歌手は憶えていない)という歌も好きでよく歌っていたし、若い叔母が女学校を出てすぐ働き始めたカフェに遊びに行く時は、ハリー・ベラフォンテの“バナナボート・ソング”を歌っていた。その他にも、幼稚園~小額1年生の頃の思い出の曲は多々あるが、“ここに幸あり”は、少しだけ特別だった。

“幸せ”というものはどこにあるのだろう、と子供なりに考えさせられたからだと思う。しかも、ラジオから耳で憶えた歌詞の、一番の最後の部分を、本当は“青い空”なのに、“遠い空”と記憶してしまっていたので、「“ここに幸あり”と言いながら“遠い空”って?」と疑問に思いつつ、“幸せ”は簡単には手に入らないものなんだろうなあ、と少し悲しい気分になったのを憶えている。人が運んでくれるものでもなさそうだなあ、とも思ったものだ。

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ところが佐助には、“幸せ”は運ばれてきた!“うちの子記念日”のステーキ!約100グラム!

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皿から出してガシガシと、あっという間に食べた。のだが!

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どうも、いつものフードを食べていないのが不満らしく、うろんな目で見つめ続けられた。

その後、夜食で少しもらって、やっと満足げな表情に戻ったのだが、改めて佐助にとっての幸せは、“いつもと一緒”にあり、なんだなあと思い知らされたのだった。‥‥僕は、佐助のお裾分けでステーキにありつき、“ここに幸あり”状態だったけど‥‥

*“昭和少年漂流記”に関して

*第二章~第五章に関しては、第一章は既に加筆修正を終了し、出版されていますが、現在は第二章を大幅に修正中で、やっと半分強出来上がったかな?という状況です。

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縁は異なもの

“縁”という焼酎のブランドがある。“えにし”と読む。縁あって知た“縁”を、50代の頃は行きつけのスナックにキープしてよく飲んだ。

その頃、よく一緒に飲んでいた随分年下の友人から、土曜日の夜、突然電話が入った。突然事務所に現れなくなり、電話もつながらなくなった友人だ。彼の身に起きたこと、起きていることや彼の環境変化はいつも聞かされていたので、随分と心配していたが、自分の病気や環境変化に気を取られているうちに、記憶の奥に沈んでいた男だった。

うれしかった。懐かしさというより、今も友人であり続けている実感があった。故郷沖縄に帰ってビデオ制作の仕事をしているらしい。業界の集いで年1度は上京するということなので、再会を期した。

人は一人の人として確かな実体を持っているわけではない。幾重にも重なる“縁”が織り成す存在に過ぎない。‥‥という考え方もある。次第に切れていく様々な“縁”。代わって生まれる不思議な“縁”。気負わず、力まず、つないでいける“縁”は、そんな中でも貴重なものに違いない。同窓生も、そんな“縁”の一つかもしれない。

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*うちにやってくる直前の佐助‥‥ボランティアさんの家では、よく鳴くので“キャン”ちゃんと呼ばれていた

どんな“縁”があったのだろう。佐助が我が家に来て、今日で丸5年になる。今日は、“うちの子記念日”なので、小さなステーキがもらえるらしい。‥ちょっとうらやましい‥

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昨日は記念日前の日曜とあって、“きれいになっておこうね”とシャンプーされた。かなり慣れてきているとはいえ、緊張の連続だったようだ。

*“昭和少年漂流記”に関して

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さあて、後一歩だ~~~

昨日、ホテル(島根イン青山)との最終(‥であってほしい)打ち合わせが終了。最初に打ち合わせに行った5月に対応してくれた担当者の社内コミュニケーション不足のため、料金に関する認識に行き違いがあり、ホテルサイドの一方的な言い草に不愉快なこともあったが、なんとかきちんと収まった。43名の宿泊(連泊希望者含む)、部屋タイプ、翌朝食の段取り、同窓会会場のセッティング、受付体制等々も、ごく一部を残し、ホテル側との話し合いは終わった(‥はず)。

“半世紀ぶりの修学旅行”をコンセプトに、参加者の費用負担をできる限り軽減し、楽しい時間を共有して、いい思い出を持ち帰ってもらおう、と始まった同窓会の準備もあと少しで終わる(‥といいのだが)。ちょっと気の抜けた週末になりそうだ(‥にしたい!)。

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今でもたまに買ってしまうお菓子、ギンビスの“アスパラガス”。一本を佐助の眼前にかざしてみた。案の定、最初は「別に、気にならないもんね」と、そ知らぬふりを決め込んでいた。が!

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「いいのでしょうか?いただいても~~」と、気遣いを残しつつ顔を近付けて来た。

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そして、「よし、後一歩。今だ!」と素早くものにしようとした。が!どっこい!それより速く、引っ込められてしまったのだった。僕に、ね。‥‥こんなことが、同窓会絡みで起きませんように~~~。

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心配いらなかった~~~。

昨日朝、Kapparが帰ってきたので、佐助の熱烈歓迎のあと、「相談って、な~~に?」と訊いた。すると、「半分残っている検査、どうしよう?強い鎮痛剤を投与するんだって」とのこと。腸壁が癒着しているため、痛みに耐えられず中途になってしまった内視鏡検査のことだ。とりあえず、摘出した2cm大のポリープは悪性ではなかったらしいが、S字結腸に多くのが見つかったらしいので(憩室そのものは炎症さえ起こさなければ問題になるものではない)、「早く残り半分の検査はした方がいいんじゃない?」「じゃ、そうしようか」ということになった。

なんとなく開放された気分に、珈琲で乾杯。僕が歯医者に行く予定になっていたので、「一緒に出かけて、終わるのを待つから、吉祥寺に行こうよ」ということに。かねてから、僕が買いたいものがあったからだ。仕事のスケジュールが立て込んでいるKapparの空き時間は、そう多くはない。

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バスで久しぶりの吉祥寺へ。お昼過ぎだったので、まず腹ごしらえ。ガスとの入っているビルの地下で、他の店のメニューも見たが、ガストで無難にいこう、ということになった。

考えていた予算よりも高いものしかなく、買い物は諦め、ショップをいくつか見て歩き、夕方には帰ってきた。秋空が心地よかった。

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ちょっとした行き違いがあったため、Kapparは、昨晩は残業。

今朝は早起き(5時半)をして、グループホームにいる父親の通院のサポートのために、小田原に向かった。

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心細い佐助は、パソコンに向かう僕の横にやってきて(足、落ちてますけど‥‥)、すぐにイビキをかき始めた。モーニングコール役だったオイラも眠いんですけど‥‥。

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心配いるもんか~~~

今日は、午前9時から、Kapparの再診察。8時45分にチャリで「行ってきま~~す」と元気よく出発していった。大きな心配はしてはいないが、除去したポリープは良性だったのか悪性だったのか‥‥。

と、今電話が入った。「なんでもなかったよ~~~~ん」「ほう。よかったね」「ただ、今後のことで相談しておきたいことがあるんで。‥‥帰る~~」

ん?なに?大したことではなさそうだが‥‥。

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待ちながら佐助を見ると、頭を半分ソファから落として睡眠中。平和そのものだ。

あ!帰ってきた~~。

*“昭和少年漂流記”に関して

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気分はちょっぴりゴージャスな六本木の夜

土曜日、同窓会の二次会会場(惣s Bar)に、また行ってきた。今回の目的は、是非演奏をお願いしたいと思っている、友人のジャズピアニスト、クローバーさんに店を見ていただこうというもの。同じく友人のベーシスト、チェキ(伊藤)との顔合わせもしていただき、当日の軽いセッションにでも発展してくれればいいなあ、という目論見もあった。

いい結果がもたらされそうで安心したが、それ以上に、我々にとってはちょっぴりゴージャスな時間となった。

“レディ・マドンナ”のイントロから手慣らしを始めたクローバーさんに、チェキが急いでベースを準備。それからはしっかりピアノをサポート。ベースとの相性に安心したのか、風邪をおしてクローバーさんは歌も披露してくれた。曲は“As Times Go By”。久しぶりに耳にした名曲だった。バーボンを片手に、たった二人で聴けるなんて‥‥!

なんとも“お贅沢な”時間は20分くらい続いたのだった。

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地下鉄利用と一部タクシーで帰宅したのは、10時半。佐助の大歓迎を受けたが、それから2時間ばかり“家飲み”をしたので、その間、「僕にもいいこと何かない~~?。随分待たされたんだしさ!」と、ずっといろいろ要求された。翌日は、ちょっとお疲れモードだった。

*“昭和少年漂流記”に関して

*第二章~第五章に関しては、第一章は既に加筆修正を終了し、出版されていますが、現在は第二章を大幅に修正中で、やっと半分強出来上がったかな?という状況です。

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二度目の二次会場、打ち合わせ

今日はお出かけ。本番が近付いた同窓会の会場兼宿泊先ホテル“島根イン南青山”で、まずは宿泊者確認&料金交渉等々。そしてその後、バスでの移動の再確認をしつつ、二次会場である“惣s Bar”へ。当日の音楽の打ち合わせだが、今回は友人のジャズピアニストの女性に同行していただき、「是非、ここでの演奏をお願いします」とお願いし了承していただこうという大事な目的がある。Kapparも一緒だ。出発はもうすぐ。

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「動きが怪しいなあ」と思ったのか、やや警戒モードの佐助だが、実際にはKapparが佐助のために“おしっこのためのチョット散歩”の準備をしているだけ。ほら~~。

行ってらっしゃ~~~い!

*“昭和少年漂流記”に関して

*第二章~第五章に関しては、第一章は既に加筆修正を終了し、出版されていますが、現在は第二章を大幅に修正中で、やっと半分強出来上がったかな?という状況です。

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理解という誤解。誤解という理解‥‥③

橋の上から上流に向かって見下ろすと、轟々たる音に比べて水量は多くなかった。急流の川岸に迫る山肌に反響しているのだとわかった。右眼下には竹やぶがあり、川の流れにさらされ揺れていた。笹が触れ合いこすれあう音も、やがて耳に届いてきた。静かだった。そして、そう気付くと、音に囲まれていることに改めて気付かされ、川の音、笹の音は、一段と大きく聞こえた。どちらが錯覚でどちらが現実かわからないほど、音は時には消え、時には大きくなった。

音に気とられていた数分が過ぎると、川面を覗く足元の下遠く、前から後ろへ流れ去って行く川の流れに目を奪われ始めた。やがて、橋に乗ったままかなりのスピードで上流へと遡っていく錯覚にとらわれた。意外で、爽快で、少し怖かった。まさかそんな、と川岸に目を遣ると、流れているのは川だとすぐにわかる。

あ、そうだ、と気付いた。汽車に乗って引越ししてくる途中、乗っている列車は駅で停まっているはずなのに、隣の線路を動き始めた貨物列車を見ているうちに、こちらが逆の方へ走り始めたと思ってしまう。あれと一緒だ!

ということは、と思った。どちらが本当なのかわからなくなってしまうこともあるに違いない。僕が動いていなくても、周りが動いていれば僕が動いていると思うのかもしれない。僕が動いていても、周りも動いていれば僕は動いていないと思うのかもしれない。ひょっとすると、自分で苦手だと思っていることも、自分が好きだと思っていることも、本当かどうか‥‥。

そう思うと“わかってくれていない”と俯いたり、“自分がしてほしいように僕に命令する” 口を尖らせたりすることも、きっと無駄なことなんだろうなあ、と思えてきたのだった。

僕はしばらく同じ場所に通い、一人で川面を見て過ごした。飽きることはなかった。しかし、ある日突然友達と触れ合うことができるようになった。できるようになってしまうと、本よりも友達が好きで、家にいるよりも外の方が楽しいことが多いということがよくわかった。

親は誤解していると思っていたことが、理解してくれていたんだと思った瞬間だった。実に子供らしい発見だった。

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佐助が施設で死を待っていた頃、係員のおじさんから「この子、引き取らない?」とボランティアの人に送られてきた写真。どんな思いでカメラを見つめていたのか‥‥。彼の景色は動いていたのか‥‥。

*“昭和少年漂流記”に関して

*第二章~第五章に関しては、第一章は既に加筆修正を終了し、出版されていますが、現在は第二章を大幅に修正中で、やっと半分強出来上がったかな?という状況です。

新しい連載も開始するつもりです。が、当分の間、お待ちください。何しろ第二章の修正にまだまだ手がかかりそうなので‥‥。同窓会の準備もあるし‥‥。

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理解という誤解。誤解という理解‥‥②

帰宅したら、とにかく“外で遊ぶ”。ということになり、小学校2年の2学期から、僕は帰宅するとすぎ、ランドセルを置いて外に出た(出された)。当然、友達はいない。住宅が密集している場所もないので、人に出会うこともほとんどない。外に出てもすることなどなにもないのだ。

徒歩数分の小学校に行き、道路から10mばかり上がったところにある校庭にしばらくいたりもしたが、心配顔の先生が職員室から出てきただけだった。

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*この春、同級生Kさんの協力のおかげで訪ねることができた沢谷。55年ぶりに立った校庭はきれいで、思っていたよりも広かった。道路から田圃の脇を上がり、校庭に向かって上がっていく坂も、すっかりきれいになっていた。今は廃校になり、行政が利用している。

*沢谷村そのものが、きれいになっていた。ほとんどが茅葺だった民家は、瓦葺で夕日に映え、未舗装だった道路は舗装された上に、拡幅されていた。経済が発展するということはこういうことなんだなあ、と、向こうの山並みに目をやると、心なしか山も遠くなっているような気がした。学校へと上がっていく坂道の入り口にあった雑貨屋(萬屋?)だけが、昔のままの風情で佇んでいるように見えた。

やむなく僕は、夏休みに同級生に誘われて行ったことのある川辺に下りていくことにした。しかし、道を間違えたらしく、一本の小さな吊り橋(?)に出た。下には、江川上流の支流(?)が轟々と流れている。僕は恐る恐る手摺につかまり、下を覗き込んだ。‥‥つづく

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「あ!おやつだ!おやつだ!?」と3m向こうを見つめる佐助。視認能力は高くはないので、確信はない。確信に至るのは、匂いを嗅いでから。外界のものとの接触には手順があるものなのだ。

*“昭和少年漂流記”に関して

*第二章~第五章に関しては、第一章は既に加筆修正を終了し、出版されていますが、現在は第二章を大幅に修正中で、やっと半分強出来上がったかな?という状況です。

新しい連載も開始するつもりです。が、当分の間、お待ちください。何しろ第二章の修正にまだまだ手がかかりそうなので‥‥。

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引退症候群??

忙しく仕事をしていた頃、仕事の遂行にストレスを感じることはなく、仕事そのものに障害を感じることもほとんどなかった。ストレスのほとんどは打ち合わせや準備が無駄に終わること。特に、決まったと思ったことや会議の席で異論の出なかったことに、実行の準備をしている段階で異議が差し挟まれることだった。

ひどい場合は、「女房に話したら、そうしない方がいいと言うんだよ」とか「娘が言ってたけど‥‥」などという理由で考え直すことを強要されたこともある。流れに乗っている小船の上で、「ちょっと上流に戻ってみない?」とか「乗る船の選択を間違えてない?」とか「あそこの岩は避けてね」などと言われる船頭の気分とでも言えばいいだろうか。自分が下りるわけにはいかず、一つひとつの要望に応えるわけにもいかず、さりとて、「じゃ、自分の船を自分で漕いで行ってください」とも言えないストレスは大きい。

「で、それ、やるのは結局俺か~~い!」と会議の席で叫んだこともあるし、「後は、じゃあ自分たちでお好きにどうぞ~~~」と逃げたこともあった。‥‥1~2度だけだが‥‥そして、小さなことを触り変えていくことが、実は全体に大きな影響を与えることになると、気付いている人は意外と少ないものなんだ、と自分に言い聞かせストレスを感じない身体にしていき、仕事をこなしてきた。

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「あと2段で階段の上に到着するのに、今呼び止めるの?大切なこと?また下からやり直し?」と佐助は思っているのかどうかわからないが、こんな感じで振り返ることが嫌でたまらなくになってきたら、きっとそれは、“引退症候群”なのだろう。

*“昭和少年漂流記”に関して

*第二章~第五章に関しては、現在、第二章を大幅に修正中。第一章は既に加筆修正を終了し、出版されています。

新しい連載も開始するつもりです。今しばらく、お待ちください。

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喉元過ぎれば‥‥

似た者同士の“喉元過ぎれば‥‥”な一日。

日常は、危うい均衡とささやかなラッキーの連続の上に成り立っている、と改めて痛感させられたKapparの“検査だけのはずが‥入院”事件。手術痕が消えていくように、翌日には“いつもの日常”が戻った。

目に見えないもの、耳に届かないものを意識し続けることは難しく、見えてしまったもの、耳に届いてしまったものを無視し続けることも難しい。日常の薄い皮膜を破って顔を出した非日常も、続いていけばそれが日常となり、戻ってきたはずの“いつもの日常”も、一旦顔を出した非日常に蝕まれていることが多い。と考えるべきだろう。

頑なに現状維持や今ここにある平穏を望む精神は、本当は見ようと思えば見えるものを見ようとせず、耳をそばだてれば聞こえてくるはずのものを聞こうとしない現実逃避であり今そこにある危険に鈍感な精神だと言えるのかもしれない。

日常は意外と、タフな精神が作り支えていくものなのだ。

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と、と、ところが、佐助はそうはいかない。昨夜は爆弾低気圧なるものの影響で、深夜に及んで雨音は激しくなり、遠く雷鳴が聞こえるようになってきた。すると、眠っていた頬を何かにぱしりと叩かれた。目を開けると、真横にやってきた佐助の“雷怖いよ~~。起きてよ~~~”の合図。目を叩かれてはならじと布団を開けると、すすっと潜り込んでくる。身体を乗り越えお腹の方へ移動した時、雷鳴が轟いた。やむをえず右手で抱きしめた。震えている。しばらくすると、トイレに行きたくなった(ちょっとお腹を壊し気味‥)ので、うっすらと気付いていたKapparにバトンタッチ‥‥という夜だった。

朝、宅急便のクルマの音(我が家には関係なさそうな‥)に、いつもより一段と強く吠えまくり、吠えてはこちらを“どや顔”で見ていたのは、失地挽回のつもりだったのだろうか。

“いやあ、いい仕事したぜ”とばかりに部屋の真ん中で横になっている佐助に、下でスマホを構えながら、「へたれ~~~。宅急便にいきがっても、へたれはへたれだね~~~。ねえ佐助」と言うと、わかったのかどうか、“んなこと言うわけ~~?”という目をした。‥‥ような気がした。似た者同士だねえ。

*“昭和少年漂流記”に関して

*第二章~第五章に関しては、現在、第二章を大幅に修正中。第一章は既に加筆修正を終了し、出版されています。

新しい連載も開始するつもりです。が、当分の間、お待ちください。何しろ第二章の修正にかなり手がかかりそうなので‥‥。

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おや?!もう平常営業???

「帰るぞ~~」と一日だけ入院のKapparから電話が入ったのが、昨日のお昼前。朝一のメールより1時間以上早い。コーヒーはセットしてあるが、お粥はこれからだ。「お粥食べる?」と聞くと、「いい!とにかく帰る!」と切れた。元気だ。

久我山病院からはタクシーで5分。おそらく10分後だろうとコーヒーメーカーのスイッチを入れ、蜂蜜入りのヨーグルトを用意して待った。

10分後タクシー到着。佐助は大騒ぎをしながら玄関へ。すぐにガタガタと玄関扉の音。「鍵~~。鍵~~」と叫ぶ声。急いで開けると、佐助が飛びつく。「いや~まさかだったね~~。高かった~~!入院費。一日なのに~~。びっくりした~~」と賑やかにご帰還。

「コーヒーとアルコール止められた~~」ということだったが、ほっと一息のために少しだけコーヒーをカップにいれ、「お帰り~~」「乾杯~~」で、ひと段落した。

13日にもう一度診察を受けに行き、腸壁の癒着やポリープ(2cm大)に関して詳細を聞くことになるとのこと。ひとまずは安心した次第だが、本当の安心は13日まで先送りとなった。

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昨日の夕方、“甘えん坊将軍”ぶり全開で、Kapparに絡みつくような散歩だったという佐助も、今日は安心らしく、ゆったりとくつろいでいる

一方、Kapparは早くも平常営業。元々9日まではパンパンだった仕事をこなすべく、元気に仕事場へと下りていった。僕はちょっと力が抜けている‥‥。

*“昭和少年漂流記”に関して

*第二章~第五章に関しては、現在、第二章を大幅に修正中。第一章は既に加筆修正を終了し、出版されています。

新しい連載も開始するつもりです。が、当分の間、お待ちください。何しろ第二章の修正にかなり手がかかりそうなので‥‥。

 

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