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脳出血後の徒然に書いた本

「どんなお仕事なさってるんですか?」と問われると返事に窮する30数年だった。「ご職業は?」とか「何のプロなの?」と聞かれると、「こんなことやあんなことや……」と記憶にある仕事を並べ上げて誤魔化したり、答を質問者に委ねたりしてきた。どうも僕は、何のプロにもなることができないまま、社会人を30数年もやってきたようだ。

そしてまた、無資格・無実績のまま、Kapparの後押しを得て、本を出すことになった。

出版に至った経緯は以下のようなものだった。

56歳の終わりに脳出血を発症し、2か月半の入院生活を終えた後、ずっと頭の片隅にあったのは、“これから何をして生きていこう”という漠とした問題意識だった。しかし、何かを成し遂げようとしたわけでもなく、プロとしての自覚も形成されていない僕に、たやすく答など浮かんでくるものでもなかった。

しかしやがて、“暮らしのリハビリ”と“心のリハビリ”に3年間あえいでいるうちに、過ぎ去った昭和という時代を、僕だけではなく多くの少年たちは漂流していたんだなあ、と思うようになった。思い起こすと、そんな少年たちと数多く遭遇していた。僕の“心のリハビリ”は、そんな少年たちの記憶をトレースし、そこに見え隠れするものを心に改めて留めれば終わるのかもしれないと、ふと思った。そして書き始めたのが、“昭和少年漂流記”だった。約5年をかけて、第一章~第五章を書いた。読み返すと、どんどん手直ししたくなる代物だが、第一章は、既に過去に書いたものが下敷きにあったので、まず手直しをして完成させることができた。

それが、“親父への旅”である。

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大正の終わりに生まれ激動の昭和を生き抜いた親父こそ、僕にとっては最初の昭和の漂流者だった。一人の市井の少年が時代の激流に飲み込まれながら、もがき生きて、達観して死んでいく様を書き残しておきたいと思った。

といったことで、出版(半分自費出版です…Kapparのお蔭です…)に至りました。

あまり書店に並ぶこともないはずです。

「読んでみてやろうじゃないか」という方は、お近くの書店でご予約ください。

店頭には、3月1日から並ぶようです。……よろしく、です……

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*“昭和少年漂流記”に関して

*第二章~第五章は、引き続き加筆修正作業を進行中です。第一章“親父への旅”は、3月1日の発行となりました。

新しい連載も開始するつもりです。今しばらく、お待ちください。

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2月22日は、何の日?

にゃん・にゃん・にゃんで「猫の日」!というのは、一般回答。1月1日だって、一般回答では元日だが、日本の社長さんに最も多い誕生日でもある(確かそうだ……)。

というわけで、2月22日は佐助の誕生日でもあったのだ。本当の誕生日は知らないが、我が家に来た時の推定月齢から逆算し、ほぼこのあたり、と決めたものだ。Kakky:10月22日、Kappar:12月22日、佐助:2月22日と、2か月おきに並ぶようにも少し意識した。

そして、誕生日と言えば、バースデイ・ディナー!

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佐助が居眠りしている間にKapparが買い物に行ってきて用意したのは、牛肉!オージービーフだとはいえ、何しろ生肉!

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「ご飯だよ~~」の声への反応も、いつもより鼻が動き、

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「よし!」の声が掛かるまではじっくりと観察して、

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肉から、あっという間に片付けてしまった。

佐助5歳!甘えん坊なアダルトのまま、年を重ねていくのかな?

 

*“昭和少年漂流記”に関して

*第二章~第五章は、引き続き加筆修正作業を進行中です。第一章“親父への旅”は、3月15日の発行となりました。

新しい連載も開始するつもりです。今しばらく、お待ちください。

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うれしくない四冠王!!??

朝はほとんど食べず、夜はお酒と会話を栄養にして、昼だけ固形物を口にしていた約30年間。「そりゃ、脳卒中だって……」と言われたりもするような食生活だったが、脳出血退院後は、打って変ったような健全食生活。一日三食!しかも、職住一体化を果たしてからというものは、三食すべてがほぼKapparの手作り。全き健康生活という、人生初めての暮らしとなった。ところが、かつて「十全たる健康は不健康に通じる」と嘯いていたのが、現実となった。

体調は良く、心も安定しているのだが、健康診断の数値が悪く、安定しない。驚くほど高くはないのだが、血圧、中性脂肪値、血糖値、尿酸値が、揃って基準をやや超えていることがわかり、“生活習慣病の百貨店”とか“成人病の卸問屋”などと称される笑い者と化したのだ。しかし、笑ってばかりもいられないと、少しだけ(ほんの少しだけ)生活改善を図ってきた。

にも拘らず、昨日の世田谷区の無料健診で判明したのは、“変化なし~~!!”という事実。おまけに“悲しいほど健康!!”だったKapparの血糖値が、基準値の範囲内とはいえ、高めに振れていることまで判明。今日からお昼ごはんを調整することになった。

やはり、4冠王は頑張り過ぎ。2冠王で充分と考えるようにしよう……!

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今日は雨で散歩中止の佐助。仕事の休憩に現れたKapparに甘えまくっていたまではよかったが……、

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“いいチャンス!”とばかりに歯磨きをされ、

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終わってほっとした風情だった。が……これからは、時々やることに決まったんだけど……

昭和少年漂流記 第五章“パワーストーン”終了)

*“昭和少年漂流記”に関して

*第二章~第五章は、引き続き加筆修正作業を進行中。第一章は既に加筆修正を終了し、来る3月中旬頃の出版を目指して準備中です。

新しい連載も開始するつもりです。今しばらく、お待ちください。

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時間の流れ方

脳出血から9年半。今にして思えば、すべて“アッ!”という間の出来事。Struggleという単語が日々頭に浮かんでいた最初の3年間でさえ、わずかの時間だったように思える。“暮らしのリハビリ”の仕上げだった引っ越しさえ、もう5年も前のことだ。好天につられ散歩に出た一昨日、世田谷の景色に大きな変化があることを実感した。

畑コースと呼んでいた佐助の散歩コースにかつての面影はなく、ごくわずか5年前の思い出を残す場所があるだけだった。

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Kapparが「人生最大の危機」を迎えた、ハイパーな少年犬佐助との同居生活のスタートからだって、もう4年4か月。目標にしていた“駄犬王子”になることができているかどうかは別として、すっかり良き成年犬になっている。とにかくカワイイ!

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こうして“アッ”という間に過ぎていく時間を感じることができるということは、きっと穏やかな暮らしができているのだろう。暮らしのリハビリは成功したということか…。

もう無理をしないことだ……。しようにも、できないけど……。

昭和少年漂流記 第五章“パワーストーン”終了)

*“昭和少年漂流記”に関して

*第二章~第五章は、引き続き加筆修正作業を進行中。第一章は既に加筆修正を終了し、来る3月中旬頃の出版を目指して準備中です。

新しい連載も開始するつもりです。今しばらく、お待ちください。

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成長って?!

我が家の、いつもONになっているデジタルフォトフレームには、いつの間にか佐助の写真が満載。時系列になっているわけでもないので、我が家に来て以来4年4ヶ月(!!)の佐助の様々な表情や仕草がランダムに登場する。

Kapparが「人生最大の危機」と言っていた最初の半年も、今となっては短く感じる。

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我が家にやってくる直前の姿(‥らしい)

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やってくるなり、ソファに飛び乗り‥‥

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キッチンを探検して‥‥‥‥

それ以来、一日中鳴きまくりの日々。ノイローゼという言葉をまざまざと思い出す状況に陥った。

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トレーニングも容易には成果が上がらず、食事もゆっくりとできない毎日。穏やかな時間は、佐助が眠っている時だけ、という状況だった。

が!が、しかし、いつの間にか“いい子”に。

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成長したからなのだろうが、今更のように、「成長って、どういうこと?」と考えてみると、おそらくそれは、“相互理解の深化”ということなのだろう、ということに行き着く。我々は犬という“種”を随分学んだが、佐助も人間という“種”を覚えていったのだろう。

一方だけに、「理解して近付いて来い。そして、言うことを聞け!」というのは、やはり無理というもの。自らの成長を拒否する行為に他ならないのかもしれない。

昭和少年漂流記 第五章“パワーストーン”終了)

*“昭和少年漂流記”に関して

*第二章~第五章は、引き続き加筆修正作業を進行中。第一章は既に加筆修正を終了し、来る3月中旬頃の出版を目指して準備中です。

新しい連載も開始するつもりです。今しばらく、お待ちください。

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4月の“大きな人参”

日曜日、ワン友夫婦のお宅を訪ねた。Kapparが持参したのは、4月の“ワン連れ旅行”の資料。昨年末、「今度は千葉方面、房総半島辺りにしようか」と意見が一致したので、その方面で探した“ペットOKホテル”の候補をプリントアウトしたものだった。

しかし、犬連れ旅行客への対応に遅れの目立つ千葉方面には、“帯びに短し襷に長し”のホテルしか見当たらず、しばらく話し合った結果、昨秋に行った“レジーナの森”にもう一度、ということになった。

これで、仕事に忙殺されがちな三人(僕以外)のための、“大きな人参”の用意は整った。「4月になれば‥‥」を心待ちにしながら乗り切ってもらえそうだ。“大きな人参”だって、おいしそうに見えなければ意味ないものね~~。

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朝、ケフィアヨーグルトの容器を「舐めさせてください~~」とガン見していた佐助も同行。

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おやつに興奮した帰り道は、冬の夕日が眩しかった。

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昭和少年漂流記 第五章“パワーストーン”終了)

*“昭和少年漂流記”に関して

*第二章~第五章は、引き続き加筆修正作業を進行中。第一章は既に加筆修正を終了し、来る3月中旬頃の出版を目指して準備中です。

新しい連載も開始するつもりです。今しばらく、お待ちください。

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