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人間至る所に青山あり

小学校入学までに2回引っ越し、小学校6年を5つの学校で過ごした。人見知りの子供は友達欲しさに、人の中に飛び込もうといろいろ努力した。中学は一つの学校で過ごすことができた。幸せな3年間だった。高校入学と同時に、また引っ越し。そこがそのままそれ以降の実家となった。その家ももうない。

大学の同級生に「お前は遊牧民的だなあ」と言われたことがある。言い得て妙だと思った。“故郷は出ていくべき処であり、留まるところではない”と高校時代は言っていた。今でもどこかにケツを落ち着けると、むずむずしてくる。

人間至る所に青山あり、と言う。“どこにだって墓を作るくらいの場所はあるからね。だから、志を抱いて勇躍旅に出ようね。”というような意味だ。が、僕は決して青雲の志を抱いて故郷を捨てたわけではない。 “今”にケツを突かれ、数歩先の“楽しそうに見える未来”へと動いていただけだ。遊牧民と言われる所以だ。換言するなら、“ずっとふらふらし続けていた”だけだ。幸いなのは、どこでも仲良しに巡り会えてきたことだ。

“朋あり、遠方より来る。また楽しからずや”と言うが、“近くに朋現る。また楽しからずや”でもあるからね。

さあ、これから犬友とのミニ宴会だ~~~。

“Happy Talk”by Claunine Lange

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昭和少年漂流記 第四章“ざば~~ん”:本日更新できず!次回は10月1日予定)

60sFACTORYプロデューサーKakky(柿本)

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“在る”ことの価値。

昨日、成城リハビリテーションクリニックでのこと。

エレベーターを上がるとすぐに、ソファの脇に見覚えのあるものが邪魔にならないように置かれていた。

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“あ!Gさんだ!”とわかった。受付を済ませ、その“見覚えのあるもの=足漕ぎ車椅子”の近くに腰掛けた。Gさんは受診中だと思った。次はきっと僕だ。

Gさんの足漕ぎ車椅子を見ると、あちこちに疲労が見て取れる。相当に使いこなしているようだ。以前も触れたが、彼が足漕ぎ車椅子を使うようになったきっかけは、奥さんが胃癌とわかった時。家事がお任せ状態だったことを反省し、できるだけ自分でやれるようになろうと決心したからだった(と、僕は信じている。ご本人は、はっきりとは言わないが……)。

10分後、Gさんが診察室から出てきた。挨拶をした後、「奥さんは、お元気にしてらっしゃいますか?」と訊いた。少しこわごわだった。

でも、返ってきたのは笑顔だった。「胃が4分の1になって食が細くなったから、もっと食べたいのに食べられないって、イライラするので困ってます」とのこと。「おやおや、食欲は削れませんか?」と一緒に笑った。安心した。

“在る”ことに、既に価値がある。小さな愚痴や苛立ちだって“在る”ことの証だものなあ。と思った。

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こいつは、寝てるだけで人を癒すことができるなんて、お得だなあ。……こちらが勝手に癒されてるだけなんだけどね……。

“On And On”by Stephan Bishop

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昭和少年漂流記 第四章“ざば~~ん”:本日更新済み!次回は9月29日予定)

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喉元過ぎれば……

今日のリハビリ通院では、2週間前の血液検査の結果、血糖値がかなり下がっていることが判明。処方薬を3週間飲んだ結果だと思われるが、8月の検査時に血糖値が高かった要因の一つは、その当時暴飲気味だったことがあるのでは?という疑いはまだ持っている。

ただいずれにしろ、少し良くなったからと言って“喉元過ぎれば……”にならないよう気を付けなくてはならない。……と言いつつ、今週土曜日は犬友T夫婦とミニ宴会。楽しいことには逆らえない!

突然やってきた大陸寒波の影響で、膝が痛い。今日はなんとか2時間近くを歩き通したが、今は「限界です~~」と膝は悲鳴を上げ、肩は肩で「私も休みたいんですが~~」という状態。鍛えるということと維持するということと大切にするということ。この3つのバランスをうまくとっていかねばならない。脳卒中患者の難しいところだ。痛みの程度に従うことにしているが……。

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夜になり、裏のベランダに出てみたのはいいが、10分も経たずに中が恋しくなったらしい“網戸越し”佐助。気温との付き合い方に戸惑っているようにも見える。風も強くなってきたしねえ。

“秋の囁き”by Richard Clayderman

昭和少年漂流記 第四章“ざば~~ん”:本日更新できず!明日更新予定)

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ほっと一息。ゆとりを……

昨日、Kapparのお母さんがグループホームに入居。平穏無事に終わり、お父さんも早速訪問するなど、まさに一段落した。平均すると週に1回小田原に行っていたKapparもやや肩の荷が下りたようだ。これからは月に1~2回(僕も付き1回の約束をしてきた)の小田原通いでいいことになるだろう。

昨日は、朝8時、荷物を抱えて向かっていった。

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ほっと一息の日が近いと思うと、いつもの暮らしに何か一味、と先走ってしまう。気を付けねば……、と思っていたのだが、楽天の期間限定ポイントの期限が迫っていたので、「欲しいものない?」訊いたら、「佐助のシューズ」とのこと。やっと先月準備した“災害避難リュック”に入れておきたいらしい。で、購入したのがこれ。

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履けるか、履かせられるか、は後回し……。で、僕が購入したのが、かねてから欲しかった“伊藤若冲”の本(残念ながら、大型グラビアの予算はない)。OKをもらって購入!少しでも、水墨が鑑賞できればいいが……。

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そして、“もらタメNet”で購入したのが、“消臭パフパフ”。時々パフっと消臭液を霧にして噴き出してくれるカワイイやつだ。

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そして、今夜はサンマで秋を……。身体と心がほっとする時間作りはまだ続く……。

“Someday One Day”by Christina Millan

昭和少年漂流記 第四章“ざば~~ん”:本日更新!次回は9月25日予定)

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夜目遠目笠の内……

何でも白日の下に晒してしまうと、つまらなくなる。近寄り過ぎるのもどうだろう?見えにくいくらいがちょうどいい……。女性が美しく見えるのも“夜目遠目笠の内”と言うし。造作が悪ければ肌の色で攻める手もある。“色白は七難隠す”って言うくらいだ。

逢瀬には満月は向かないが、契り合った仲には満月がいいかもしれない。えくぼがあばたとわかっても、何を今更だもの……。

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昨晩は中秋の名月。この日のためにAMAZONポイントで手に入れておいたのが、Ledキャンドル。なんと、息を吹きかけて消すことができるという可愛い奴。ライトも蝋燭っぽく揺らめいてくれる。

ただ、さすがに明るさ控えめ過ぎで、Kapparが見えない!夜目も満月も街灯も、関係なかった。ビールはおいしかったけど……。

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昼になって見ると、Ledキャンドルは間抜けだった。

“Silver Moon”by Michael Nesmith

昭和少年漂流記 第四章“ざば~~ん”:本日更新済み!次回は9月23日・月曜予定。早くなるかも……)

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それぞれの目に映る、それぞれの世界

世界は同じではない。一人ひとりの世界の集積にしか過ぎない……。

金曜日、Kapparのお母さんに会ってきた。グループホーム入居までの一か月のショートステイを過ごしているホームの一室。お風呂から帰って来るのを待っていた。

僕のことばかりかKapparのこともはっきりとはわからなかったようだが、表情は明るく活き活きとしていた。家事から解放され、家事が思うようにできなくなったもどかしさと悔しさからも解き放たれたお母さんは、幸せそうに見えた。

4度口にした言葉は、「飽きた~~」。仕事がないからのようだが、ニコニコしていた。タオルを畳んだりするなど、お手伝いはしているらしいのだが、働き者だった人には物足りないらしい。

「飽きたの?ちょうどよかったじゃない。もうすぐ引っ越すわよ」と巧みに引っ越しを告げるKapparに、「そうなの?」と向けた顔も嫌そうではなかった。今の居場所が自分の家、という感覚のようだ。

もうほとんど現実の認識はできなず、少女時代と交錯してしまうようだが、見ていて微笑ましい。脳が楽しいことの方へと動いているんだなあ、と思った。

お母さんにとっての世界は、今お母さんが感じる世界。それでいいんだ、と思う。僕たちだって、どれだけ確かに世界を感じているか怪しいもんなんだから……。

今日も、Kapparはまた小田原へ。しかし、お母さんの明るい顔を見た後だから、きっと疲れも少ないことだろう。

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チビが死んで1年とちょっとが経った。1年がかりでお互いの距離を縮めていった二匹。でも、お互いの世界には決して踏み込むことはなかった。見ていたもの、感じていたことが重なることもなかったんだろうなあ……。

“The Very Thought Of You”by Nat King Cole

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昭和少年漂流記 第四章“ざば~~ん”:昨日更新済み!次回は明日・木曜)

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変わらない?変われない?……どちらもOK!

土曜日。男性4人。女性2人。いずれも懐かしい顔が揃った。よく事務所で開いていた宴会を思い出した。久しぶり過ぎて、会っていない頃のことを話しているうちに時間は過ぎて行った。今度は、個別に話を聞きたいと思った。

昔話はあまりなかったが、何人かの消息は伝えた。みんな生きていることって大切だなあ、と思った。

みんな変わっていなかった。変われないのかもしれないが、それでいいんだと思った。

ラ・ロシュフコーの言葉:自分自身を信頼すれば、他の多くの事柄に対する信頼が生まれる。を思い出した。当たり前かもしれないが、みんな大人だった。

また会える日が楽しみだ。

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金曜日お泊りで帰って来た土曜日はたくさんの人。というわけかどうか、お疲れ気味の佐助。台風音の中でもひたすら眠っていた。

“As Time Goes By”by Billy Eckstine

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昭和少年漂流記 第四章“ざば~~ん”:本日更新済み!次回は水曜日)

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祝?7周年?……脳出血発症から

脳出血発症から、丸7年と1週間が過ぎた。リハビリに懸命だった最初の数か月が終わってからは、“心のリハビリ”と“暮らしのリハビリ”に揺れた。感情失禁のせいか、友人と話していて勝手に感極まり涙にくれて、笑いを誘ったことも多かった。

毎年約30万人生まれている“悲しき後輩”のために何かできないだろうかと考え、NPOの設立しようと頑張り、挫折したこともあった。……まだ諦めてはいないが……

今日のリハビリでは、OTでいくつかの運動をしながら、いろいろ懐かしく思い出した。以前からよく書いていることだが、“喪失を悔やみ続けるよりも残っているものを慈しむ”気持ちを持ち続け、“できないことよりもできることを大切にする”ことで、楽しく暮らしていきたい。そして、可能な限り、人の役に立ちたい。……と、改めて思った。

車椅子で移動できるようになった時の、「“After You”のスピリットは忘れたくない」という決意も揺らいではいないが、麻痺痛が酷い時はついつい甘えが出てきてしまう。……まだまだなんだなあ……

明日はKapparのお母さんに会いに行く。入所予定のグループホームとの契約にも立ち会う。お母さんが僕を認識できて笑顔を見せてくれるといいなあ、と思っている。

そして、明後日は、久しぶりの友人たちが2グループ訪ねて来てくれる予定だ。楽しみだ。心配だったKapparの仕事の綱渡り状態も“平均台状態”になってきたようだし……。

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そんな状況と、明日が“お散歩先生”でのお泊りだと予感しているのか、今日の遅い昼ごはんの時の佐助は、手も顔も“おねだりモード”全開だった。

“未来へ”by Kiroro

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今日は、小さい秋も見つけた。

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昭和少年漂流記 第四章“ざば~~ん”:次は、土曜に更新するつもりですが……)

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トミー・リー・ジョーンズ

異国の地でCMに出演する場合は、ギャラで動く、映画出演料を釣り上げすぎて出演機会の減少した“プライド高きハリウッドスター”。既存三大メディア(新聞、雑誌、TV)への広告出稿の減少による利益減を、タレント出演料で稼ごうとする広告代理店。この両者のニーズが合致して生まれる大物映画スター出演CM。

ギャラの要求が厳しいブルース・ウィリスを起用した、ある石油元売り会社の広報担当から、「出演料30億円て、どうなんですかねえ?」と相談を受けたことがあった。

「はっきりとは言えませんが、本人に渡っているのは多くて10億くらい。おそらくそれよりも少ないでしょう」と答えた。まあ、そんなところだろう。トミー・リー・ジョーンズが、SMAPと踊ってみせるBOSSのCMを見て、そんなことを思い出した。そして、もう一つ。

「トミー・リー・ジョーンズって三人組?」と訊いてきた男もいたなあ。「ジョンならまだわかるけど、ジョーンズだから違うんじゃない?」と答えた。

売り上げに対する広告の対費用効果、どうなんでしょうねえ。広告費を稼いでいるのは社員なんだけどなあ……。

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日曜の朝6時半にクルマでお迎えに来てくれた犬友T夫婦と行ったのが、善福寺公園。ここもいい所だった~~。

水の恐怖を克服した佐助は、小さな滝のある岩場で、石にジャンプしてキョロキョロ。戻ろうとして後ろ脚を落としても「それで?何か?」といった風情だった。こんな小さな冒険もできるんだから、公園はいいなあ。……無料だし……

“Jump!”by Van Halen

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許す身勝手、許さない身勝手

愛するというのは身勝手な行動だ、と思う。一方通行なものだ。だから、報われなくて当たり前なのだが、それでも報われたいと思う。報われたと思うのも思わないのも身勝手な行為ではあるのだが……。

18歳の時、女の子にそんなことを手紙で書いたことがある。しかも、ラブレターに、である。おまけに、恋愛は鏡に自分の姿を映しているようなもの。自分を綺麗に見せてくれる鏡が素敵な、愛すべき異性であるに過ぎない。などとも書いたような気がする。嗚呼、なんてひねくれ者だ~~。

一方で、対象にどう映るか気に掛けない者を不躾で無粋な者だと書きながらだから始末が悪い。青かっただけかなあ。……青いままでいたかった、というのもあるけど……。

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握ったままの左手を「何か持ってるよね。持ってるよね!くれるよね!」と見つめる佐助の必死な目を「かわい~~」と愛でるくらいのゆとりは、当時もあるにはあったような気がするが……。

“Underneath Your Clothes”by Shakira

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芋を洗う猿

島が二つある。どちらにも猿がいる。島と島はかなり離れていて、猿が行き来できる距離ではない。しかし、ほとんど同じ時期に、二つの島に芋を洗って食べる猿が出現する……。

交流の全くない文化圏・経済圏が、同じような進化を辿り、ほぼ同じ時期に似たようなモノやコトを生み出す、という現象が猿の世界においても見られるようだ。

同様なことが企業と企業の間でも起きるのが、商品のコモディティ化だと言えるのかもしれない。それぞれが懸命に商品を魅力的なものしていこうとした結果、並べてみると“どれも一緒だなあ。大差ないなあ”ということになる現象だ。それぞれが目立とうとしてみんな同じになってしまうのは、避けがたいことだが、時々一歩離れて眺めてみる必要がある。

安売りというと黄色の紙に赤の文字の手描きPOPが定番だが、それだけを単独で見ると確かに目立つのだが、売り場全体に貼られるとインパクトがなくなり、各店舗が同様の訴求方法を採ると、店までもが没個性化していく。

パッケージ・デザインをする時も、どんな売り場でどんな競合商品と並ぶのか、を顧慮に入れてデザインしないと売り場で没してしまう。……というようなことを想い出した。

“商品のコモディティ化”に関するアンケートに答えたせいだろう。叫んでいる人たちの間で静かな風情を保つのも手だ、と言っていたことも思い出した。

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Kapparが打ち合わせでお出かけの午後、静かにつまらなさそうにしている佐助。「退屈だよ~~」とワンワン言っていた頃よりも気になる。

“Silence Is Golden”by The Tremeloes

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ルーティン

中学生になって卓球部に入った。根がミーハーだから、当時の日本の花形スポーツを選んだだけだった。

1ヶ月間は、毎日ただただラケットを振らされ、玉ひろいをさせられた。まったく嫌ではなかった。3年生にいい先輩がいて(県大会の個人戦で準優勝したという人だった)、フォームのチェックをしてはきちんと解説してくれたからだった。

ルーティンをつまらないものとは思わない。基礎はルーティンをじっくり経験しないと固まらないと思う。しかし、ルーティンにも良き指導者はあるべきだと思う。

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佐助は、ルーティン野郎だ。朝、ベッドでしばし甘えさせてやらずに階下に降りると、「あれ?何か違うでしょう!」と2~3度吠える。眠れずに先に降りている時は、デデデデ~っと階段を掛け下りてきて、まず甘える。相手をしないと、ちょっと離れて2~3度「なんでだよ~~」と吠える。

こういったことがいくつかあって、佐助の毎日は成り立っている。この場合は、指導されているのは、僕だが……。

“Day Tripper”by The Beatles

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ふんわり口にする言葉

聞いた言葉、読んだ言葉、流行り言葉をふんわり使ってしまうことに抵抗がある。できるだけ、5W1Hを明確にしながら使いたいくらいだ。と、若い頃は強くこだわっていた。求められている言葉や喜ばれるとわかっている言葉を口にするのも嫌だった。天邪鬼なのだ。子供のスカートめくりの心理と表裏一体だ。

言葉には人を規制し、呪縛し、突き動かす力があると信じているので、借り物の言葉をふんわり使ってしまうと、自立と自律を阻害することになりそうな気がするのかもしれない。いや、やっぱり単なるひねくれ者なのだろう。

最近気になるのは、子供までもが安易に口にする“前に進む”“前を向く”だ。ひねくれ者としては、「前が崖でもか?」「前が遠くに島影さえ見えない海でもか?」「大きな壁が立ちはだかっているのが見えていてもか?」とツッコミを入れたくなる。

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「前ねえ」と思いながら、今日は前を行くKappar(仲の良かったK1ファイター小次郎のTシャツだ~~~)と佐助を追うように散歩に出た。

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上空をヘリコプターが飛び、世田谷の空に夕闇が近付き、

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暮れた公園でまったりする佐助に、「さ、帰ろうか」と声を掛け、7時に帰ってきた。“前に進む”なんてこと、すっかり忘れてた~~~。

“If You Come Back”by Blue

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慮る心の敗北(平和主義の弱さ?)

小学校6年生の時。担任の教師は厳しい人で、悪戯が好きだった僕はよく罰せられた。授業中の小1時間、両手に水の入ったバケツを持って廊下に立たされたり(見張ってないと思われる時にバケツは下していたが…)、教室の廊下側の一番後ろに席を移動させられたり(冬だったので寒かった……石炭ストーブは前だから)、机の上に片足で立たされ飛行機の恰好をさせられたりした。が、体罰を受けたという痛い記憶ではない。むしろ、楽しい思い出だ。

その先生が課した罰で痛い思い出になっているのは、ただ一つ。喧嘩していた同級生二人に課したものだ。

一方はいじめっ子(ひどいものではなかったが…)、もう一方はおとなしい子だった。“窮鼠猫を噛む”感じで、おとなしい子がついに怒って始まった喧嘩だった。先生は、みんなの前で二人を対峙させ、こう言った。「さあ、みんなの前で好きなだけ殴りあってみろ!」。黙して動かない二人に、さらに「さあ、喧嘩したいんだろう。やってみろ!ほら、殴ってみろ、ほら」。

この時点でもう、見ているのが辛い状態だった。が、さらに「ほら。ほら」と先生に促され、おとなしい子が拳を握った。そして、そ~~っと、撫でるように頬を一発殴った(…殴らされた)。すると、いじめっ子は強烈な一撃を返してきた。よろめいた身体を立てなおし“もういいですか?”という顔を向けるおとなしい子に、「お前、それでいいのか?ちゃんと殴り返せ!ほら」と先生は言った。執拗に促され、おとなしい子はまた、そ~~っと拳を振るった。そして、また痛烈な一撃を返された。そんなことが5~6度繰り返され、おとなしい子が半泣きになったところで、やっと「ようし。もう止め~~。ほら、喧嘩は馬鹿らしいもんだろう。もうやるんじゃないぞ!」としたり顔の先生から声が掛かり、その小さな惨劇は終わったのだった。僕は、痛くて苦い棘が心に刺さったまま家に帰った。テレビもなかった夜が重かった。

平和は綺麗ごとでは得られないし、保てない。と、いつも思う。…残念なことだが…その原点になった思い出だ。

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犬の持って生まれた平和主義と、平和を乱す存在に対する教育的指導の徹底には、いつも感心する。近寄り過ぎない距離感も絶妙だ。

“Another Brick In The Wall”by Pink Floyd

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