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少しずつ良くなっていること…。

お隣の子供は、引っ越してきた時はまだ幼児で、「おばあ・チャン」と呼ぶ大きな声や駄々をこねる泣き声がよく聞こえた。それから9か月後、推定月齢8か月の佐助を引き取った。今度は、佐助の一日中啼く声で賑やかになった。両隣と裏の家3軒に「ご迷惑おかけします」と挨拶に行った。

あれから2年半。お隣の子供は幼稚園に通い、妹もできた。今は、妹が頑張って泣いている。そして、佐助はすっかりいい子になり、先日久しぶりに会った人に、「あら?佐助?違う犬かと思ったわ。すっかり大人になっちゃって~」と言われたくらいだ。

日々見つめているとわかりにくい変化も、日が経ってから見ると、意外と大きくなっているものだ。“他人の子供の成長で、自分の老いを知る”ようなものだ。

ところが、悪いことばかりではない。急性期、回復期合わせて約90~180日を過ぎると、ほとんど効果が認められないと言われている脳卒中のリハビリだが、リハビリ的な工夫をしながら日常生活を送っていると、随分日が経ってから、少し良くなっていることに、いくつか気が付く。

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引き取ったばかりの頃の佐助

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今日の佐助

佐助が変わったほど大きなものではないが、当時の僕と見比べると随分変わっていることがいくつかある。感情失禁はほぼ収まり、今は単なる“感激屋のおじさん(おじいさん?)”くらいになっているし、歩行も4~5km程度は問題なくできるようになった。どういうわけか、“おしっこタンク”の容量も復活した。そして、段差の低い階段なら10段程度、杖を使わずに昇れるようになった(手摺の側やKapparがいる時にやってみている程度だが……)。

日々の小さなことが砂時計のように時を動かしている間に、いいことはやってくるもんだなあ、と思ったのだった。……だって、今日は天気が良かったから……

“Beautiful Boy” by John Lennon

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昭和少年漂流記 第四章“ざば~~ん”本日更新済み!次回は6月3日)

60sFACTORYプロデューサーKakky(柿本)

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なんだかな~~。

雨がこたえているのです。麻痺側の手、左手は指先までピリピリし、小さく痙攣までしてくれちゃうし…。声はくぐもって、前に向かって出てくれず…。

などと、愚痴の一つも言いたくなるが、梅雨の期間、ずっとぐずぐず言っているわけにもいかない。こんな時こそ!と、スクワットをしてみたり、晴れている間に、髪をさっぱりさせてみたり、している。空中に漂い、誰かに憑りついてやろう窺っている“負のエネルギー”は、油断するとすぐに付け入って来るからだ。

実家の両親の面倒を見るために、丸一日忙しく動き回ったKapparは、すっかり内向きのエネルギーに固まっているお母さんから“負のエネルギー”が伝染し、その払拭と取り戻したエネルギーを仕事に再注入するために、少しばかり時間を必要としていたが、なんとかまた懸命にパソコンと格闘している。

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そんな我々を、ごく自然に、そんな気もないのに、“負のエネルギー”から守ってくれているのが、佐助だ。昨晩は、1年ぶりに現れたゴキブリを追いかけ(逃げられてしまったが…)、今日は小さな虫を真剣に追い詰めていた(詰めは甘いが…)。今目の前のことに、一生懸命になっていれば、“負のエネルギー”とは無縁だよ~~。と教えてくれているようだった。……自分にいいように解釈するのは、人間の悪い癖でもあり、時としていい癖でもあるんだからね……

“More Than A Feeling”by Boston

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昭和少年漂流記 第四章“ざば~~ん”、明日こそ、更新します)

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昔、annon(アンノン)族。今、Mart族?!

かつて雑誌の編集会議に参加していると、こんな言葉がよく聞かれた。「読者の半歩先を行かなくちゃいけないんだ」。そして、半歩先を行くために勉強しろ、と言われていた。勉強といっても、話題の場所、モノ、コトに触れること。つまりは、大いに遊ぶこと、だったような気がする。

しかし、いつも時代の先端に触れている、という自意識や自惚れが実体を持たなくなっていくにつれ、雑誌は衰えていった。……んだと、僕は思う。多くの情報に素早く触れることができる読者には、上滑りしているだけのプライドは響かず、もっとリアルで実感的な情報の方が有用性が高い、と思われるようになったのだろう。

より実践的で感度高い情報を幅広く集めるネットワークは、しかし、マスコミにはない。ましてや、外部スタッフを含めせいぜい実質20名程度で作っている雑誌の編集部に、あるわけもない。そこで目を付けるようになったのが、自分たちの読者だ。“読者の記者化”と僕は言っていたが、それをいち早く見事に実践して見せたのが、ベネッセだった。……んだと、僕は思っている。

たまごクラブ、ひよこクラブで採った編集手法は、“たまひよ”方式と呼んでもいいくらい、見事な読者参加型。基本情報は読者から、モデルも読者や読者の子供から募集し、それを編集のコアに置いたのだ。妊娠、出産、子育ては、ファッションやライフスタイルよりももっとリアルな情報が求められることからこそできたこと、とも言えるだろうが、その徹底ぶりはしっかりとした編集方針と、信念のある編集長あってのことだったに違いない。

そして、ライフスタイルやファッションの情報をモノを通じて伝えることが求められている今、それを“たまひよ”方式で巧みに行っていると思われるのが、“Mart”だ。毎号大変だろうとは思うが、“Leon”のように広告で稼ぐだけではなく、編集で勝負をし続けて欲しいものだ。……ごめんなさい。僕は、雑誌はほとんど読みませんが……。

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早くやって来て、長居するわけじゃないだろうねえ、梅雨全線。変圧人間の僕は声が出にくくなり、あちこちが痛くなっているが、佐助もつまらなさそう~~~。

“Morning Has Broken”by Cat Stevens

*この曲のように、爽やかな雨の朝を迎えられるといいんだけど……。

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昭和少年漂流記 第四章“ざば~~ん”、明日、更新を再開します)

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希望購入価格?!

消費税還元セールの実施を巡って、小さな騒ぎが起きている。単なる表現の問題に思えなくもないが、“いつか来た道”の感もある。

随分以前のことだが、IYが消費税還元セールを打って成功したことがあった。実体は全品5%値引きセールなのだが、消費者の消費税への抵抗感に訴えることで、セールとしてはなかなかの成績だった。プロ野球の優勝チームにあやかったセールと同等の成果を上げたように記憶している。もちろん、還元分(=値引き分)は、ほとんど取引先が負担することになったのだが……。

そして、その翌年。“柳の下の2匹目のどじょう”を狙って、IYは「消費税還元セールに代わる“セールネタ”を持ってきてくれ」と、広告代理店などに指令を出した。その流れが僕のところにまでやってきた。で、僕が出したのが、“希望購入価格実現セール”。失敗購買を重ね賢くなった消費者は、“タダほど高いものはない”ことを知り、“価格イメージにそぐわないほど安い商品やサービスは不安”で、“価格にしっかりとした理由を求める”ようになってきているから、まず大規模調査を行い、主要商品に関して消費者が希望している適正価格と、そこに求められる品質などを確認し、それを実現しようではないか。という企画だった。

かつてはメーカーが“定価”という形で価格を決めていたが、やがて価格決定権は販売店に移行し“オープン価格”となった。これからは、徐々に価格決定権は消費者へと移行していく。という説明を前段に付けた。

いいところまで行った。取締役の一人は、シミュレーションしてみて欲しいと言い、ある程度の準備もした。が、実現しなかった。

低価格競争があちこちで綻び始めている昨今でも、希望購入価格を消費者に訊いてみよう、という動きは、まだない。……やってみたかったなあ。成功するか否かは、結果論だもの……。

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今日は、Kapparの実家帰りの日。病院やデイケアセンターなどで打ち合わせ等々をして、実家でお片付けもするんだろうなあ。「今日は散歩なしの日のようだな」と感じているらしい佐助は、お昼からまったり続き。

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夕方には膝の下にやってきて、今は自分のベッドでふて寝している。すまないね~~。いつか、二人で散歩できるようになるからね~~~~。

きっと、ひたすらKapparを待ってるんだろうなあ。

“I Miss You”by Klymaxx

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昭和少年漂流記 第四章“ざば~~ん”、明後日、更新を再開します)

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朝散歩初体験!!

6年半前、散歩はリハビリのためのものだった。歩数を数えつつ、歩き方をチェックしながら、転ばないように気を付けて、決めて目的地まで往復していた。やがて、目的地ではなく目的を決めて歩くようになった。主にコンビニでの買い物だった。店内を買い物カゴを持って歩く、お金を払う、買ったもの持って帰る、という作業がプラスされた。ほんの少しだが、楽しさもプラスされた。

佐助がやって来て2年半。佐助と一緒に歩く楽しさができた。待ってくれたり、慌てて追いついてくれるだけでも頬が緩む。しかし!朝の散歩は未体験だった。朝は、麻痺側の脚がなかなか目覚めない、ということもあったが、いつも忙しいKapparの朝ごはん準備の手間を少しでも軽減すべく、食洗機の片づけ、コーヒーとヨーグルトの準備や食器の準備くらいはしておこう、という気遣いもあった。……手も動かさざるをえないし……。

しかし!散歩から帰ってきたKapparの話や撮ってきた写真を見ているうちに、その現場にいたい、と思うようになった。朝の爽やかな空気に触れるのだって気持ちよさそうではないか。……そしてついに、「日曜日は久しぶりに丸一日お休みだよ~~」という言葉を聞いて決心した。「朝の散歩、ついて行こうかな~~?」。

木曜、金曜と酷使した膝も、土曜日一日でほぼ回復したらしく、順調にスタート。10分ほどで仲良しの2頭とご夫婦に会い、さらに10分後、大事を取って休憩。ぐるりと回ってくるKapparと佐助を待った。そして、裏の公園へ。

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ちょっと早過ぎたのか、公園は我々だけ。「そのうち、みんな来ると思うよ。日曜日は、ゆっくりしがちだしねえ」と待つことに。

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15分ばかり経った頃だろうか、次々とワンちゃんたちが集結してきた!いつもオヤツをくれるおじさんを中心にできあがる“犬溜まり”。みんなうれしそうだが、諍いは一切なく、仲がいい。

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既定の個数をもらい、次はなさそうとわかると、さっさとご休憩の佐助。ちょっとドライ過ぎないか~~。

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犬も人も楽しむこと2~30分。それぞれ家に帰って行ったのだった。いやいや、楽しかった。お昼ご飯は、〝南仏テラスで冷麺”。ビール付きだったし……。これからも、無理しないよう、週に1日くらい、天気のいい日についていこう~~~。

“One Fine Day”by The Chiffons

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パターン認識

経験が意味を持つとすれば、パターン認識を積み重ねることができるからだろう。パターンとして整理することができれば、新たな事態に直面した時にも、対応はより容易に可能になる。さらに、いくつかのパターンを組み合わせ、敷衍していくことができれば、対応力は増し、想像力にさえつながっていく……のだろうが、佐助のパターン認識は極めてシンプルだ。そこが可愛いのだが……。

僕がテーブルに着き何かを口に運んでいると、それがどこのテーブルで、何を口に運んでいるかは関係なく、注視すべき事態と見なされる。嗅覚で“食べ物”であることを確認すると、左側にお座りするか、膝の間から顔を出すか、いずれかの方法でおねだりが始まる。

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先日、南仏テラスでパスタ・ランチの時は、膝の間から顔を出すパターンでおねだり攻撃!功を奏して、10㎝程度のパスタを2本ゲットした。……おねだりに、僕は弱いもんですから……。

“Memory Lane”by Minnie Reparton

 

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ほぼ5か月ぶり!一緒にお出かけ

ここのところ、佐助は朝の散歩で友達に会える機会が多く、満足して帰って来ている。

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瑠奈ちゃんとは今朝も会えてひと遊び。休憩している時には、そっと耳打ち(?)までしてもらえた。帰りの公園では、いつものように“犬溜まり”ができていた。……という報告を朝ごはんの時に受けた。朝の散歩に一緒に行きたいと思いつつ、膝の調子や天候などで、なかなかタイミングが合わない。写真で見るだけではなく、近所の仲良しワン友たちが繰り広げる楽しくのどかな光景は、是非この目で見たいものだ。

ただ、今日は眼科に行く日と決まっていたので、午前11時、久しぶりに二人だけで一緒に出掛けた。

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今年初めてのバーミューダ・ショーツにTEVAのサンダルで家を出て、バスで高井戸まで。高井戸から久我山まで井の頭線で。という、短かい行程。

まず眼科へ。処方箋は後日予約で、と受付で言われていたのに、一気に処方箋まで出していただけた。「お二人のための診察のようでしたね」と助手の人に言われ、「人徳かしら?」「人徳でしょう」と二人ともいい気なもんだったが、僕の眼底の血管の動脈硬化がはっきりしてしまった(なんと、70~75才だと!)。「玉ねぎ食べなくちゃ」と言いつつ、銀行や薬局などに行き、インド人が配っていたチラシに惹かれてインド料理屋へ。生ビールとランチをいただいて、帰ってきた。

わずか4時間だったが、なんと約5か月ぶりの一緒のお出かけは、小旅行の気分で楽しいものだった。“ついで”を楽しむ小旅行、もっと機会が増えるかな~~~?

“Just The Two Of Us”by Grover Washington Jr.& Bill Withers

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脳卒中リハビリの現実?!

脳出血発症から6年と8ヶ月。半身不随から車椅子に乗れるようになるまでの入院約1ヶ月半の後リハビリ入院2カ月。その後週3回の通院リハビリ約1年。週2回の通院リハビリ約2年。週1回に減らして約2年の後、現在は隔週1回の通院リハビリを続けている。

その間、保険適用の条件が何度か変わり、その度にテストをして経過を見るなど、制度改革の試行錯誤に付き合ってきた。

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今日、成城リハビリテーション・クリニックのOTルームで順番待ちをしている時、そんなことをいろいろと思い出した。“たくさんの人がこのOTルームでリハビリを受け、通り過ぎるように現れなくなった人もいたけど、みなさん、今はどんな暮らしをなさっているのだろう”と思った。

今日は、初めての人も見かけた。入院中の人が車椅子で現れ、手摺に掴まって歩けるようになったばかりらしく、活き活きとした表情で練習している姿も見かけた。

どこまで機能回復できるかは、誰にもわからない。いい意味でも悲しい意味でも、長嶋さんが言ったように“リハビリは嘘をつかない”。しかし、どんな些細なことであっても、改善の実感がある間は、リハビリに限界はないとも思う。その些細なことを一緒に喜ぶことができるといいなあ、とつくづく思った。そしてそれは、患者同士で最も大切なコミュニケーションのあり方なんだろうなあ、と思った。

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帰りのバス停近くの路傍の花。都会の花は金網の蔭から顔を出して咲いていることもある。大変なんだなあ。

夏の暑さの中をたくさん歩いたせいか、午後3時半に帰ってきた時はちょっと疲れていた。佐助は“お帰り~~”と騒ぐこともなく、しばらくするとソファからずり落ちそうになっていた。暑さのせいか~~~?

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もはや“Summertime”by Sam Cooke

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いい距離感!?

高校の時、同級生がこんなことを言っていた。

「あの娘と僕は、双曲線と漸近線。近付けど近付けど、接することのない運命なんだ」。洒落たこと言うではないか、と思った。

以来、45年。なんと!45年!人とのいい距離感がわからないまま生きている。適度な距離を保つことが、いい関係を維持するコツだとわかっていても、その距離感を五感で掴むことができず、いい関係が構築できる機会を逃したり、せっかくできたいい関係を壊したりしてきた。……ような気がしている。

犬たちには、感覚的にそのコツが備わっているようだが、中には僕のように下手な犬もいて、「近すぎるぞ~~」と吠えられたり、「近いんじゃない~?」と吠えて、と友達になる機会を失ったりしている。幼い頃、兄弟や同年代の子犬たちとワシャワシャ遊んだ経験のあるなしが、“いい距離感”感覚の形成には大きな影響を与えているように思える。

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とっても仲良しの瑠奈ちゃんと佐助。ひとしきり遊んで休憩する姿には、コツを知っている者同士の穏やかな距離感がある。これは、真似してできるもんじゃないなあと思う。……いい光景だ。

うまく響きあっていて安心できる距離なんだろうなあ……。

“Good Vibrations”by The Beach Boys

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企画したことを実行できる楽しさ

以前一度書いたが、これは!と思っていて、かつプレゼンの段階での評価も高かった企画が、不測の理由でボツになったことが何度もある。完成していたCMがオンエアされなかったことさえある。悔しいというよりも、もったいないなあ、と思ったものだ。

その点料理は、企画から実行までを自らの手で行うことができる。クリエイティブで論理的。しかも、結果も明白。面倒に思える手順の一つひとつにだって、工夫の余地はたくさんある。味覚は人によって異なり、おいしさもそれぞれなので、“自分流”を構築すれば、毎日少しずつ楽しめるのが料理かもしれない。

僕も脳出血発症前は、時々料理をして人にふるまったりしていたが、残念ながら、今はほとんどしていない。学生の頃思いついたレシピもいくつかあったが、今は一つしか覚えていない。専ら買い物と食事を楽しんでいるだけだ。

料理がストレスの解消になる、というKapparは、昨晩は天ぷらと決めていた。いつも何か一つ“こんなのも揚げてみよう”があるのだが、昨晩はこれ!

●長芋に明太子を乗せ、大葉でくるむ。

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●海苔で巻いて、揚げる。

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僕は気に入った。同じ手法でいろいろなもの(冷蔵庫の残り物ならほとんど何でも)がおいしくいただけるんじゃないか、とも思った。次回、チャレンジだ~~~!

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街で見かけた自転車犬。サドルの前の方に後ろ足で立ち、前足をハンドルに乗せるという器用さ。少し自慢げに前方を見ている姿がほほえましかった。…こちらを振り向いたおじさんもどこか自慢げ……佐助は…無理だろうなあ…

“What Youre Doing”by The Beatles

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待つことを楽しむ

せっかちだ、とよく言われた。そうだと、自分でも思っていた。しかし、30代の頃、違うかもしれないと思い始めた。スタッフが増え始めた時だった。方向性と筋道が見えている仕事に関しては、さっさと終えようとするのだが、スタッフに対しては予期した結果が出てこなくても、意外と待つことができたのだ。期待している人に対しては、気長になれることに気付いた僕は、一人一人と話し合い、共通の目標を作ることにした。

例えば、「やがては、自分のデザイン事務所を開きたい」と言うデザイナーには、「俺をクライアントだと思って、しっかりプレゼンする訓練をしよう。説得できるようになったら、独立できるはずだから」と話し、「ジャズ喫茶を開きたい」と言うデザイナーとは、「じゃ、いっぱい仕事して稼がなくちゃ。なんなら貯金してやるぞ」などと話した。前者は実現したが、後者は本人の希望が変わり実現しなかった。

自分が関与して実現へと着実に進んでいく他人の夢は、自分にとっても楽しいものだ。待っていることさえ、わくわくして楽しいものになる。

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夕方4時半。仕事場から上がってきたKapparを目で追う佐助。散歩に出かけるのを待つ間も心地よくいたい、とばかりに僕の足に顎と片手を乗せていた。が……

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2~3分で眠くなってきたようだ。…が、さすが“切り替え上手”。Kapparの準備ができるや否や、プイと立ち上がり、さっさと玄関へと向かって行った。つ、冷たいじゃないか~~~。

“Ive Been Waiting For A Girl Like You”by Foreigner

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昭和少年漂流記 第四章“ざば~~ん”、月曜日に更新します!)

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もったいない、と思ってはいけないこと

高校2年生の時だった。ある日曜日、お袋がお姉さんに会いに出かけた。

出かける直前「晩ご飯、大丈夫?」と心配してくれたが、僕は「大丈夫。作れると思うよ」と応えた。お袋が料理をしている時、調味料は何を使うのか、入れるタイミングはいつか、火を強めたり弱めたりするのはなぜか、などと訊きながら観察するのが好きだったので、覚えたとおりにやれば大丈夫だと思ったからだった。特に煮物に関しては、妙に自信があった。すると、横にいた親父が「よし、俺は味噌汁作る!」と宣言した。「じゃ、二人で手分けして作ろうね」ということになった。

やがて煮物の味を確認し、出来栄えに満足しながら親父を見ると、「おかしいいなあ」と呟きながら、まだ味噌汁と格闘している。「煮過ぎるとおいしくなくなるらしいよ」と注意すると、「ちょっと砂糖を入れるといいって言ってたけど…」と味見をしては首を傾げている。まさか、と思いながら手に持った瓶を奪い取り指を入れて舐めてみると、なんと、それは塩だった。指摘すると、「そうか!」と大笑いしながら、砂糖をどばっと入れた。止める隙もない素早さだった。「塩の分をカバーしないと…」と言う親父に「捨てようよ」と言うと、「もったいないだろ?」と味見をして顔を顰める。結局、大量の砂糖を使った挙句、もったいないからと無理矢理テーブルに載せてきた。煮物が台無しになるほどまずい味噌汁だった。大いに笑ったが、使った時間やエネルギーをもったいないと思う気持ちが傷を深くする典型を見た思いだった。

積み重ねている途中でグラつきを予感したら、レンガ積みは中断し、一旦全部元に戻すべきだ。誰かとの共同作業の場合はとても勇気の必要なことだが、やらねばならないことだ。

遅れる時間に比例して結果は悲惨なものになっていく……。

“昭和少年漂流記第四章”の第三回と第四回を書いて、捨てた。前に進むことが難しいと思ったからだが、時間がもったいなくて手直ししようと、さらにもったいない時間を使ってしまった。……忘れてはならじ!“味噌汁の教訓”!である。……嗚呼……

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一方、佐助は歯磨きを、遂に歯ブラシでしてもらうまでになっている。こちらは、時間の積み重ねが着実に効果を上げているようだ。

“Moaning”by Art Blakey  The Jazz Messengers

僕の“呻き声”の代わりに……。

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気象“予知”士

残念ながら、昨日B君はやってこなかった。名古屋にいる弟たちから「もう集まってるよ~~」という電話が入り、一敗地に塗れた平和島から急いで名古屋に向かって行った。

「僕の友達が来るんだから…」とクイックルワイパーとカーペットころころで掃除をして意気込んでいた僕はちょっと気落ちしたが、Kapparは「キリのいいところまで頑張る~」と深夜まで残業。負担が大きくならずに済んで、よかったのかもしれない。電話で「また会おうね~」と約束できたし…。鰯の味醂干しは冷凍庫に収まったし…。

などと思っていた昨日の夕方、午前中からやけに痺れが強くなっていた頬や喉に加え、左肘、左肩の痛みが加わってきた。「明日は、間違いなく雨だね~~」と、脳出血後、すっかり気象“予知”士になっている僕は確信した。

企画やマーケティングの仕事でも、大事なのはデータよりも直感。嫌な感じの残る予感をデータで補強して作ったプランは、決してうまくはいかない。多くのデータと幾種類もの分析など、磨かれた鋭い直感の足元にも及ばない……のと一緒で、データを読み込んで作られる気象予報よりも、後遺症にダイレクトに響いてくる感覚の方が鋭く正しいようだ。

身体能力と引き換えに手に入れたこの力を持った人を、ネット経由で結集。“After Effecters”などとでも銘打って、気象“予知”士グループとして情報発信してみたらおもしろいかも……。と思ったのだった。

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しかし、後遺症(After Effect)も関係なしに雨を感じるらしい佐助。昨日は妙にまったりとしていたが、先程の雷鳴にはビビッていた……。可愛い~~。

“Bad Day”by Daniel Powter

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二度あることは三度ある!

二日連続のいい知らせに、まさか今日は…と思う間もなく、朝8時前に携帯が鳴った。どたどたと拾い上げたが間に合わず、発信者を見ると中学時代の同級生B君からだった。「嫌な予感がする~~」と散歩から帰ったばかりのKapparに告げながら電話した。

すると、電話に出たB君、息子と一緒にクルマで東京に向かってる、今富士宮の辺り、せっかくの東京だから君の顔を見て帰ろうかなあ、と言う。平和島に行くから、また後で電話するね、ということで電話を切ったが、泊まるところは決めていないということだったので、是非家に泊まって、と何度か言っておいた。Kapparは相変わらずの忙しさだが、どこかで一緒に食事して連れ帰ればいい、と思ったのだ。

ところが、B君は下戸だと知ると、Kapparは「いつもの食事の量を増やせばいいんだから、食事の用意するわよ~。お酒のつまみがいらないんだったらどうってことないし、今日は買い物に行く予定だし」と、晩ご飯の用意をしてくれることになった。

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そして今、南仏テラスは、“らしからぬ”様相となっている。鰯の味醂干し製造中なのだ。

平和島競艇の釣果に恵まれ、にこにこ顔の親子がやってくるのが楽しみだ……来るのかなあ……

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味醂の匂いをひとしきり嗅いだ佐助は、どうも関係なさそうだと、少しすね気味……。

“Better Days”by Bruce Springsteen

*中学時代、何度かじっくり話したことのあるB君。今は化粧筆の生産工場を経営し、立派にやっている。田舎に帰ると、話を聞くのを楽しみにしている人の一人だ。

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朗報来たる!!

今朝も、封書が届いた。差出人を見て、我々二人は小さな歓声を上げた。Mさんからの結婚パーティの招待状だとすぐにわかったからだった。

Mさんは、僕が成城リハビリテーションクリニックに通い始めた時の理学療法士だった女性。すぐに信頼できる人だと思い、リハビリのことなどを話し始め仲良くなった。我が家や事務所にも何度も遊びに来るようになり、泊まっていくこともあった。明るくて努力家。問題意識も明確な人で、理学療法士としての将来を悩んでいたが、意を決してフランス語を学び、フランスにエステの勉強に行った。帰国するたびに我が家に来てくれて、現状を話してくれていたが、そこに恋の話が加わるようになった。そして、遂に恋は実ったのだ。

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そのMさんからの招待状だった。パーティを開き、“人前結婚式”を挙げるとのこと。きっと楽しいパーティになることだろう。

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佐助も何度も会っているが、残念ながらパーティに参加することはできない。土産話もわからないだろう……。ご馳走のお持ち帰りでも……。いやいや、ダイエット中だから、それもできない……そのうち、フランス人の旦那さんとやってくるかもしれないから、その時まで……

“あなたのとりこ”by シルビー・バルタン

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友人のカメラマンの引退!

今日、一通の封筒が届いた。差出人は、長い友人の寺崎道児(ミチル)。ブローアップスタジオというスタジオを主宰しているプロカメラマンだ。いや、“主宰していた”。

封筒の中にあったのは、引退と主宰者交代のお知らせだったのだ。そして、スタジオのスタッフが作ったという、こんな雑誌が入っていた。

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NUMBERに似ているが、“NUNDER(なんだ~)”。全8P。サプライズで引退パーティを開いてくれ、その時招待客にも配ったものらしい。

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次の見開きが、メッシとの架空対談。内容は、寺さんが若い頃、世界を放浪した話。

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そして、次の見開きが、寺さんの愛用品。寺さんからの手紙に“生前葬”をしてもらっているような気がした。とあったのも頷ける。

しかし、どのページにも、スタッフの愛情と優しさとウィットが溢れていた。にっこり眺め、やがて少ししんみりした。

二つ年上の寺さんと知り合ったのは、28歳の時。29歳で一緒に事務所を持つことになり、電話とステレオだけからスタートした。それから5~6年間、一緒にいっぱい仕事をした。一緒に取材に出かけ、寺さんが写真を撮り、僕が文章を書く、というような仕事をしたいなあ、とよく話していた。

お酒もよく飲んだ。マージャンもした。隣に住んだこともあった。お互いが抱えるものができてからは疎遠になったが、脳出血発症の前に撮影を頼んだのは、彼だった。いい友人だ。これからは、ゆっくりとカメラマンであり続ける、という彼とまた何かやってみたいものだ。……その前に、一緒に飲まなくちゃ!!

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南仏テラスで昼食のKapparを見つめた後、

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しばらく昼寝した佐助。5時にはむくっと起き上がり、Kapparと散歩に行った。Kapparと佐助の後姿には、現役バリバリの匂いがした。

しかし、寺さん、“なんとかなるっしょ”スピリットがいい形で実を結んだ、いいカメラマン人生でしたねえ。……これからも続くけど……

“The Good Life”by Tony Bennette

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ネットがつながらない!?!

我が家のネット環境は、すべてwimaxに一本化している。パソコン4台。ソフトバンクとの契約を止めたiphone2台とipad1台がつながっている。

無線なのでルーターやコード類が必要なく、机の回りもすっきり。携帯用の機器をプラスすれば、外出先でもネットにつなぐこともできる。

しかし、外出先でネット接続を必要とすることなどほとんどない。“便利そう”ということに月々数千円を支払うことなど無駄に決まっている。どうしても必要な場合は、無料wifiスポットを利用する。が、そのような機会もほとんどない。

月々の通信費用が増えていく理由のほとんどは、次々と“便利そう”な機器と機能を足し算していくことだ。……と僕は、思う。……いや、そう思ったからこその一本化だった。

心配だったことは、ただ1点。無線の不安定さだけだった。が、それも杞憂だった。wimaxに一本化して半年、何も問題はなく、しかもサクサク。予め調べた電波状況の良さに、嘘はなかった。

ところが、昨日突然つながらなくなった。不可欠なネット接続ができないと、Kapparの仕事は滞る。あれこれ調べた挙句、ふと気付いた。電波とのつながりが切れたのだから、もう一度電源を入れ直して、つながり直せばいいのではないか……。

電源コードを一旦抜き、もう一度入れてみた。すると、なんと、あっさりつながった。……内心、ほっとした。が、実は、電源を入れ直すのは、電気で動くものに問題が起きた時の基本。パソコンやスマホも何か問題が起きた時は、電源をoffにしてみると解決することが多い。精密機器だから、と慎重に構えすぎる必要はないのだ。……電流が流れたままでの修復の方が実は難しいのだ。……“精密機器だから”という意識で余分な費用を使っている人も多いと思うほどだ。

なんでもそうなのだろうが、元に戻してやり直してみることが大切だと改めて思った事件だった。……電源を入れ直しただけなのにKapparに褒められていい気分だったし……。災い転じて福と成す!だった~~~~。

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元に簡単には戻れないのは、甘え始めた時の佐助だ。

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ずんずんと甘え方が強くなり、撫でる手を緩めると、

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恨めしそうに見つめられたりする。本人(本犬?)にはそんな気はないのかもしれないが……。

“Are You Alright?”by Lucinda Williams

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昭和少年漂流記 第四章“ざば~~ん”、本日更新できず!明日か明後日、更新します!)

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雑草を侮るなかれ!

ワン友の一人が、ある日散歩の途中に教えてくれたそうだ。「あそこ、ほら、あそこよ。ハーブが一杯生えてる所。私、時々抜いてるのよ~。だって使うの、ほんのちょっとだもんねえ、ハーブって」と。

かねがね買い物に行く度に、“毎回大葉を買うのもなあ。確かに大葉はよく使うけど、裏庭にでも植えておけばいいんじゃないかなあ”などと思っていた倹約家(?)の僕は、「それはいい話だねえ」と飛びついた。しかし、「採ってきたら?タイムはいらないけど…」とKapparを軽くけしかけてみたが、「いいよ」といなされてしまった。

田舎を出て京都で暮らすようになって、秋の果実を買うことに抵抗があった。果物は“採るもの”と思っていたからだった。ハーブなどというものとは縁がなかったが、大葉も採るものだった。

考えてみれば、最初はみんな雑草だった。役に立つとわかったものだけが特別扱いされてきたにすぎない。純粋培養されるエリートだって、その出生は雑草なのだ。ただ不思議なことに、雑草の群れから引き離されると、脆弱になってしまうようだ。

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その点、駄犬王子は大丈夫!苦手だった“飛び降り”も克服。この程度の高さだったら、敢えて鼻歌交じりで飛んで見せるようにさえなった。

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我が家の雑草花壇も、元気だ。どこから飛来したのやら、今年はまた違う花を咲かせている。……“草魂”を座右の銘にしていたのは、かつての近鉄の名投手鈴木啓示だが、むしろなかなか侮れないのが雑草なのかもしれない……。

“A Taste Of Honey”by Herb Alpert & The Tijuana Brass *単なるハーブつながりで……

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昭和少年漂流記 第四章“ざば~~ん”、本日更新済み!次回は、5月10日予定!)

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甘い言葉に潜む罠!?

“東京は生き馬の目を抜くような所らしいけえ”“きれいな女の人には気を付けんさいよ~~”“いいこと言いながら近寄って来る人は大概悪い人じゃけえねえ”………。

ずっと嫌がっていたはずの東京に行くことになった時、お袋が言った言葉である。他にもいろいろ言われたような気もするが、覚えているのは上記の三つだ。

以来、40年近く東京にいるが、幸いにして目を抜かれるような思いをしたことはないし、幸か不幸かきれいなお姉さんにこっぴどく騙されたこともない。あるとすれば、甘言を弄しながら近寄ってくる輩にうまく利用されたことぐらいだが、それとて、いい気分にさせてもらって調子に乗った報い。自業自得だと思っている。

いくつか負った大きな痛手はむしろ、そこそこ長い付き合いをして相互信頼が出来上がっていると思っていたケースばかりだ。騙されたというよりも、状況の変化によって容易に変節していくタイプの人がいることに気付いていなかったり、欲や嫉妬が人を変え、自制心まで奪ってしまうことを想定できなかったことに因るもののような気がしている。

ただ、いずれにしろ、スタートが甘い言葉から始まっていたことだけは間違いない。当初は悪意はなかったとしても、である。……甘く楽しそうな話を悉く疑いの目で見る、というのも貧しくて寂しいことだし……。ん?言い訳?

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散歩から帰り、チャイムの音に「誰か来たよ~~。誰か来たってば~~」とお知らせをした後、Kapparに褒められ甘え始めた佐助。「いい子だね~~」の言葉にうれしそうだったが、合間に「今夜も歯磨きしようね~~」という言葉が混ざっていることには気付いていないようだった。騙されやすいタイプなのかな?

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今夜の歯磨き、褒めてもらえるのだろうか……。

“Your Cheating Heart”by Hank Williams

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昭和少年漂流記 第四章“ざば~~ん”、昨日スタート!次回は、5月8日予定!)

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リハビリ仲間をテレビで観た!?

長嶋さんのことである。

初台リハビリテーション病院入院中、リハビリルームに通ってくる長嶋さんを週に一度は見かけた。

僕は、引退セレモニーをブラウン管越しに観て大泣きしたほどの大の長嶋ファンだが、「長嶋さんをリハビリルームで見かけたよ」と初めて聞いた時、あまりにも平静な自分に驚いた。その後リハビリ中に何度もお見かけしたが、リハビリ仲間として見ていることに気付いた。

長嶋さんはいつも、大きな声で回数を数えながら真面目にメニューをこなしていた。愚直なまでのその姿勢は、さすが鍛錬を重ねてきた人だと思わせるものだった。ただ、いかんせん脳の損傷がもたらしている後遺症。目を瞠るような進展は見られなかった。そして、今回の国民栄誉賞の授賞式で見る姿にも、テレビ画面で見る限り、当時(6年半前)からの進展は見られなかった。

しかしそれは、長嶋さんの努力不足のせいでもなく、リハビリ病院の指導力不足のせいでもないことは、現場を見ていた者として断言してもいい。ひとえに、蘇ることのない脳細胞のせいなのである。

僕自身、当時からほとんど変わっていない。変わったとすれば、自分の現状を受け入れ、それを前提に、今できることをやろうとする気持ちが固まったことくらいのものだ。

そんな僕にとってうれしかったのは、左手一本でバットを持ち打席に立った長嶋さんの姿だった。その目に現役当時さながらの輝きを見たのは、きっと僕だけではなかったはずだ。

そして、松井投手からの内角高めのボールを振った時は、敬遠のボールを左翼スタンドに叩き込んだ時の姿さえ彷彿とさせた。

奇跡は起きなかったが、奇跡は人の手や病院でたやすく起きるものでもない。持続する意志と努力に、稀に降りてくるものだ。愚直なまでの努力を繰り返している(今でもきっと!)長嶋さんやリハビリに励んでいる多くの人に、できるだけたくさんの奇跡が舞い降りてくればいいなあ、としみじみ思った。

そして、人は何かを成した場所に再び立つと、その時老いていても、不自由な身であっても、きちんと輝くことができるものなんだなあ、と思った。

心を明るくしてくれる、いいシーンだった……。

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佐助君!!おいしいものは奇跡同様たやすく降ってはきませんよ~~。

“今の君はピカピカに光って”by 斎藤哲夫

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昭和少年漂流記 (第四章“ざば~~ん”、始まりました!次回は、5月8日予定!)

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二階の書生っぽ

二階の窓の桟に肩肘を掛け、道行く人たちを下に見て、世の中を歎じてみたり、人生を憂いてみたりする“二階の書生っぽ”。そんなイメージがぴったりの年下の友人がいた。

うすら寒い中、それでも“南仏テラス”を活用せねばと、Kapparと昼食後、紅茶とタバコを持ってテラス(ベランダ?)に出て道行く人を見ていたら、彼を思い出した。武家の商法のような経営で多くの借金を背負った彼は、今どんな場所から何を眺め、何を思っているのだろう。

商売が不得手な僕は、脳出血という禍のお蔭で商売にケリをつけることができ、そこにKapparがいてくれたからこそ、こうして南仏テラスでお茶をする余裕さえ持てている。僕には“災い転じて福と成す”ほどの力はないのに……。

などと思っていたら、隣家のおじいさんと佐助がよくおやつをいただいている一人暮らしのおばあさんが連れだって歩いて行った。情報通のKapparによると、お互いがお互いを気にかけていて、そのおばあさんが二人暮らしのおじいさんの家を訪ねてみたり、おじいさんも一人暮らしのおばあさんの様子を見に行ったりしているらしい。

血縁が近くになくなった時、このような地縁はきっと心強いことだろう。少しでもそんな地縁の一つになれるといいな、と思ったのだが、そこにもきっとKapparの力が必要なんだろうなあ……。

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部屋からテラスに顔を出した佐助も「そうですよねえ」と言っていたような……。

“Right Next Door”by Robert Cray

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昭和少年漂流記 (第三章“石ころと流れ星”短期集中再掲載。本日深夜、最終回更新予定!第四章“ざば~~ん”、5月6日スタート!)

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完成!!南仏テラス(?)

土曜日のミニ同窓会真っ盛りの時、大きな荷物が届いた。玄関外に立て掛けているKapparの姿が見えたが、会話とお酒に忙しく、手伝うこともできなかった。が、すっかり気持ちは弾んでいた。いよいよ、年金ベランダが南仏テラス(?)に変身する時がやってきたからだ。何しろ、amazonポイントを長期にわたって貯めてきたのもこの時のため。春~秋を、少しでも心地よく過ごすためだったのだ。

日曜日から平日営業に戻り、またも仕事漬けになったKapparの体力回復を待って、月曜日の午前中に作業をすることになった。大きな荷物の中身の組み立てだ。そして、「さて、やるか!」というKapparの合図で作業開始から1時間後、南仏テラス(?)は

完成した。

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ビールが似合うよねえ。ランチはここで食べたいよねえ。ミニBBQくらいはできるかもねえ。

テーブル&ベンチとオーニングをamazonポイントを貯めたお蔭で、送料込2000円以内で購入できたというのもうれしいねえ。

誰か遊びに来ないかなあ、と思っていたら“飛んで火に入る”友人からメールあり!いいじゃないか。幸先いいぞ~~~!

というような3日間を過ごしている。楽しい日々は、ちょっとした努力で続くものなのかもしれない。

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佐助は、窓が開いているので、ソファの片隅に置いてある毛布に潜り“頭隠して……”状態になったりしていた。

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反対側を見ると、鼻は出ていたが……。

“Blue Cafe”by Chris Rea

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昭和少年漂流記 (第三章“石ころと流れ星”短期集中再掲載。本日更新済み!次回は、明日予定)

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