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習慣化する努力、慣れ過ぎない力……二律背反?!

日曜日も休日となったKappar。元々“活字中毒”ということもあって、「至福の時間だ~~」という声は、本を読んだ後に耳にすることが多い。気になること、興味のあることに活字を通じて入っていく。それが、Kapparの休日を実感できる時間らしい。

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日曜日に読み耽っていたのは、アマゾンで買ったドッグ・トレーナーの本。もっと犬という生き物を理解したいようだ。何しろ僕たちは、犬をやったことがない。だから、理解しようとしても、人としての五感と経験を基に推察するしかない。的外れであろうことも多々あるはずだ。だから、多くの犬と接してきた人の意見を参考にしたい。…というようなことだ。お互いが幸せであるために、どう付き合っていけばいいか。それは、理解をベースにいい形で習慣化していくことでしかないはずだからだ。お互いを認め合うことも、その習慣化の果てに、きっとより良くできるようになるだろう。

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誰だって、犬だって、いつもと違うことは、不安であり、嫌なことに違いないからだ。いい暮らし、素晴らしい人生は、偉大なるマンネリからもたらされるものかもしれないのだ。

でも、慣れすぎない力も持ち続けないと、ね。不測の事態に気付くことや楽しいことを発見することができなくなる、もんねえ。

“Thats The Way I Like It” by Kc&The Sunshine Band

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昭和少年漂流記 (第三章“石ころと流れ星”短期集中掲載、本日更新済み。次回は29日予定)

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転石苔むさず

A Rolling Stone Gathers No Moss.って、長い間意味を間違えて理解していた……と思っていた。ということを今朝思い出した。早朝、二階の踊り場で転んでしまったのがきっかけだった。

膝を曲げ、関節に負担のかからないように歩くことを心掛けている昨今だが、左足を踏み出し体重を乗せた瞬間、ふわりと膝から力がぬけてしまうこと、週2~3回。ささっと右足に体重を移動し、腰砕け状態で踏ん張ることがほぼできるのだが、うまくいかずに転ぶこともある。今朝は寝起きということもあったのか、見事に転んだ。尻餅のついでに背中を壁に打ち付けた程度のことだが、大きな音にKapparが慌てて飛び起きてきた。どんな状況下で起きがちなことなのか、自分なりに把握しようとしているのだが、今のところ定かではない。ともかく戸外で起きないようにしなくては……。リハビリ仲間は4人骨折していて、一人は麻痺してない足の大腿部の骨折だったので、かなり苦労をしていた。「リハビリに通うためにリハビリしてるんですよ~~。訳わかんないですよね」と笑っていたが、淋しそうだった。きっと、寒さのせいもあるだろう。寒い地方の方は大変だろうなあ、と思う。

転石苔むさず、とは“ころころ仕事や考え方を変えるのはよくないこと”と思っていたら、“活発に動き回る人は健康だ”という意味もあると知った。だが、後者を僕は信じない。苔もむさないテカテカの石に味わいなどないと思うからだ。苔むしている石の方が、“大人の石”なのだ。君が代の歌詞からも、そう言えるはず。 “言葉や諺の規制緩和”は、文化の衰退を招くだけだと思うのだが……。

Papa Was A Rolling Stone” by The Temptations……この親父、健康で素晴らしいとも思えないし……

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早朝、胸やけで大騒ぎすることのある佐助。隣家から侵入してきている笹の葉を、窓から手を伸ばしもぎとって与えると、ガシガシ食べて自然治癒している。野生のノウハウは素晴らしい。

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昭和少年漂流記 (第三章“石ころと流れ星”短期集中掲載、次回は23日予定)

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初台。治療と思い出の街。そして、休日

昨晩、Kapparの怒涛の日々に先が見えてきて、今日は、一か月半ぶりの休日となった。

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のんびり顔のKapparに見送られ、僕は初台へ。初台リハビリテーション病院入院中から数えて、宮澤歯科にはもう6年もお世話になっている。今日は、抜歯だったが、あっさりと終わった。初台リハビリテーション病院はすぐお隣。帰りにはどうしても立ち止まってしまう。

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ホテルと見紛うエントランス。

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見上げると、リハビリルームの窓には、フィットネスジムかの如きマシーンの列。

長嶋さんが、「イチ、ニイ、サン……」と大きな声で脚の運動をしていたのを思い出す。リハビリルームにいる患者たちは、我関せずの風情で黙々とリハビリを続けていた。“筋肉を鍛えることとリハビリは、あまり関係ないんだ”と思っているかのように……。

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帰り道、いつものマンションの横道は、秋もすっかり深くなっていた。空は高いが透き通ってはいない。……東京だなあ、と思う。

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午後2時前に帰って来ると、ベランダ脇に新たに設置した扉から、佐助がお迎え。

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お昼ご飯が終わると、Kapparにべったり!「離れないぞ~~」という強い意志さえ感じる。

午後から料理の仕込みをするKapparの姿も久しぶり。いかにも楽しそうだ。忘れそうだった休日の光景は、見ているだけで心が和む。……しかし、まだまだ仕事にケリが付いたわけではない。明後日からも協力体制は堅持しなくては……。でも、明日は小さなイベントでも考えようかな……?

夜になって、Kapparの膝の上に乗っている佐助の気分は、きっとこんな感じ……

“Will You Love Me Tomorrow” by Carole King  James Taylor

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オペラシティで見かけたリース。ツリーよりもリースが、僕は好きだ。ブローチがおしゃれ~~、というような……

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昭和少年漂流記 (第三章“石ころと流れ星”短期集中掲載、次回は23日予定)

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年金ベランダ

脳出血を発症し、一気に無収入になった。預金もない。それでも暢気に、なんとか生きていけるだろうと思っていたが、結局Kapparの「任せろ!」におんぶにだっこ状態で過ごすことになった。心苦しかった。そこに一筋見えてきた光明が、障害者基礎年金だった。助かった。物欲が希薄な僕にとっては、十分とは言えないものの、一人食べていくには適度な金額だと思えた。よく計算された金額だと思った。心苦しさは軽減された。

Kapparは、「年金は小遣いと思っていいよ」と言ってくれたが、使い道も思いつかない。せいぜい、年に一度の墓参帰省に使うくらいだが、それもあの手この手でANAのマイレージを貯めて、往復無料航空券を入手するようにした。年金は、自然に貯まっていった。Kapparの仕事が順調なお蔭だが、企画やレポーティングという仕事は受注産業。いつ途切れてもおかしくはない。その時には少しは役立つだろう、と思っていた。

ところが、好事魔多し。ある日雨漏り発見!一大事だ。そう言えば、屋根も気になる、ベランダも……。となり、“リフォーム・コンタクト”で無料見積もりを取ってみた。4社から出てきた金額を見て、「これだったら、十分いける」とKappar。きちんと蓄えをしていたのだ。それだったら、ずっと気になっていた「息の詰まりそうな狭いベランダを広くして、ついでに窓を“掃出し”にしたいなあ」と言ってみると、それも見積もりに加えようということになった。「年金も貯まってるしね」と、僕はちょっと誇らしかった。

10日前に、完成した!名づけて、“年金ベランダ”!

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リビングが明るくなり、風通しも一段とよくなった。暖かくなったらベランダ・ビールでも、と思っている。よかった、よかった。

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チビが生きているうちに完成できればよかったなあ、というのが唯一の心残りだ。

“Up On The Roof” by The Driffters

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昭和少年漂流記 (第三章“石ころと流れ星”短期集中掲載、本日更新。次回は25日予定)

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ささやかな“一日一善”

“善きこと”とはどういうことだろう。もちろん、結論もなければ良き答えもない種類のことなのだが、若い頃はいろいろ考えたものだ。どこから誰に突っつかれても“善きことにしか見えないこと”なんてありえない、と思いつつも、それの何たるかを知りたいと思っていた。そしてある日、ふと思った。誰も犠牲にならない楽しいことを共有することは、善きことにかなり近いのではないか、と。とにかく、楽しくあること。楽しさを分け合うこと。そこに悪しきものの影はないではないか。と。な~~んだ。“笑う門には福が来る”って話だ、と思ったのだった。そう思ってみると、楽しくあろうとするネタや楽しさを分け合うアイデアは、日常生活の中にいくつも転がっているではないか。馬鹿馬鹿しいとか、つまらないとか思わず、しかし決して無理はせず(無理は楽しさの大敵だ…)、さらりと楽しむ。それはきっと、善きことのはずだ……。

今日は、リハビリの日。外出を控え、屋内でも極力麻痺側の膝は少し曲げたまま歩くように心がけ、膝の能力を温存していたおかげで、リハビリへの行き返り、途中での買い物、銀行回り等々を過不足なくこなした。今のところ、痛みもない。しかも、一つ善きことをした。

病院での会計の時だった。いつも一緒になるGさんとカウンターに並んでいる時、こんなことを訊かれた。「あれ?インフルエンザの予防接種はしないんですか?した方がいいですよ」。僕は、こう答えた。「いやあ、今日二人で接種を受けるつもりでいたんですが、Kapparが他のことで薬を飲んでるもんで。…今日が理想的な日だったんですけどねえ」。すると、「え?!今日がいいんですか?それはまたなぜ……」と問い返されたので、「だって今日は、“いい夫婦の日”なんですよ。一緒に予防接種なんていいじゃないですか~~」と言うと、Gさん「え!そんな日があるんだ~~!11月22日。いい、夫婦。なるほどねえ。よし!すぐ電話して女房呼び出して食事しよう!いいこと教えてくれましたねえ」と言うや、さっさとエレベーターに向かって行った。相変わらず歩き方は覚束なかったが、足取りは軽そうに見えた。……一日一善、です……

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成城学園前駅で見かけた派手なペアルックのカップル。年の頃は、50代後半~60代か。きっと二人で“いい夫婦の日”をしにお出かけなんだろうなあ、とほほえましく見送った。

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帰り道にいつも側を通るビニールハウス。初めて人が入っていくのを見た。男女二人に見えた。近寄って覗いてみたが、見えなかった。……幻~~~~~

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近所の玄関先の花。いつも綺麗に手入れされている。……いい夫婦の日に……

“Happy Together” by The Turtles

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晴れのち曇り…のち…

高校1年生の地学のテストに○☓問題があった。比較的簡単なものだったが、1問だけ全員が間違った問題があった。それは、“今は、第四間氷期である”という問題。氷河期が4回あってその間が間氷期だったわけだから、今は第四間氷期だ、とみんな考えた。結果、答は全員が○。ところが、正解は☓。姫という綽名(声が異様に高かったから…)の地学の教師は、いかにもうれしそうに「第五氷河期がやってきたら第四間氷期と言えるが、その兆しはないから今が氷河期と氷河期の間の間氷期とは言えないじゃないか」と解説した。僕も含めて何人かが「え~~~~!?」と声を上げたが、しばらく経つと納得した。晴れのち雨。だから雨の後には腫れが来る……というのは、本当は幻想かもしれないと思った。四季に慣れているせいで身に付いた、冬来たりなば春遠からじ、の感覚も万国共通ではないからなあ、と思った。待っていれば何とかなる、という感覚も、次にまたいい日が訪れるという幻想を信じているだけなのかもしれない。意識改革と行動を起こすことに慣れていないのは、農耕民族だからだけではなさそうだ。

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小さな陽だまりに移動し、少しでも太陽の恩恵を得ようとする佐助。亡きチビから学んだのか…。いやきっと、天性のものだろう……。

“A Place In The Sun” by Stevie Wonder 

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昭和少年漂流記 (第三章“石ころと流れ星”短期集中掲載、本日更新!次回は22日)

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ミニマムを最大に楽しむ

“暮らし上手”が増えているような気がする。苦しい倹約から楽しい合理化へ。意識を転換してみると、結果として節約はできてしまうものだと気付いた人たちが増えているような気がするのだ。情報に踊らされて次々と、“安いから”“まあいいか”と買ったモノたちの“無駄な存在感”に気付くだけで、浪費は賢い消費へと変わっていく。

だからこそ、今はモノが売れず、外食よりも中食や内食になり、“女子DIY”も小さなブームとなっているのだろう。“山ガール”の出現も、暮らし上手の一つの現象のように思う。ふと買ってしまう行為が集積されて生み出される壮大な無駄を排除してしまうと、意外とすっきりとした心地良いライフスタイルが待っているものだ。

これからのキーワードは、“ミニマムを最大に楽しむ”。量よりも質を、非日常よりも日常を、目新しさよりもセンスを、他人の評価よりも自分の価値観を……。自信を持ってやり、失敗で磨かれていくような暮らし。不況の時代は、内省的であることや心の自由や満足が見直されるものだが、好況が訪れた時、浮かれて見失ってしまわないように、肉体も心も暮らしもきゅっと引き締まったものにしておきたいものだ。……と自戒しつつ、小さな工夫や発見を日々楽しもうとしている。

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ひと手間が得意技のKapparが作るピザ。宅配ピザよりも間違いなくおいしい。

市販のチルドのピザに、フレッシュトマトとチーズを載せる。焼き上がったらルッコラやベビーリーフを載せる。…というだけのものだが、ちょっとした店の味になるので、お試しあれ。

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今夜は、友人がやってくる。“ちょっと仕事の相談が…”ということだが、ともかく飲めるぞ~~~。佐助も手ぐすね引いて待っている風情だが……。

“Keep On Trying”by POCO

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昭和少年漂流記 (第三章“石ころと流れ星”短期集中掲載、次回更新は明日予定)

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それぞれの後遺症?どうする?

通院リハビリが来春(?)保険適用ではなくなる…ようだ。確かに、脳卒中の回復期(3~6か月と言われている)後のリハビリは、維持期と言われるとおり、はかばかしくはない。僕が通院リハビリを始めてから約5年半、新たに獲得した機能はゼロに等しい。その間、「よくもならないのに、保険を使ってリハビリをしても……」という論法で、何度か保険適用の制限が行われようとしていた。90日以降はダメ、とか、テストをして機能が向上していなければダメ、とか…。その都度、保険制度に限界が見えつつあるからやむを得ないこととはいえ、維持期に維持していくためにもリハビリは続けた方がいいのになあ、なんとかならないものかなあ、などと思ったものだった。

そして、いよいよ来春だ。介護保険を利用する通所リハビリに変更しましょうね、ということだが、介護保険も想定以上の利用者増のため、先行きは覚束ない。さあ、どうしよう、と考えている。できることなら、本当に必要としている人たちのために、僕のように“一応歩ける。片手は動く。日常生活にはほぼ支障はない”という者は、保険利用をしない方がいいのでは、とも思うのだ。薬は、少しでも保険に影響のないように、とっくにジェネリック医薬品に変更しているが……。OT、PTの療法士が独立する道も閉ざされていて、リハビリだけをどこかで受けることもままならないし……。

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不安と好奇心の塊だった4日目頃の佐助。

我が家に来て2年になる保護犬佐助も、当初は心のリハビリを必要とした。生まれつき人懐っこい性格だったことが幸いし、最初は見せていた怯えや警戒心もなくなりつつある。彼のお蔭で、“犬友”もたくさんできた。それでもやはり、彼もまたリハビリを続けていくべき状況にある……と思う。

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コタツでKapparの仕事しのお手伝いをしようとすると、今や膝に乗っかってくる佐助。

Dinah Washington“What A Difference A Day Makesa”(縁は異なもの)

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昭和少年漂流記 (第三章“石ころと流れ星”短期集中掲載、本日更新!次回は21日予定)

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今年の新鍋は?

19歳の浪人生の時のこと。“とにかく自活しよう”と春に始めた新聞配達を11月に辞めた。京都の寒さに堪えきれなかったからだった。インドアの仕事をしようと、バーのカウンターの中に入ったり、ウェイターをしたりしてみたが、新聞配達に慣れてしまった身体にはかったるく、バイト仲間の先輩にも恵まれなかったので、クリスマスイブの直前に肉屋の仕事に切り替えた。新聞配達の仲間で、いつも一緒に遊んでいた初鹿野良君と働くことにした。……注:初鹿野良(はつかの りょう)と読む。新聞販売所の親父は「はつしか・のら君かい?」と普通に読み間違えた。初鹿野君「わしゃ、人形の家かい!」と大阪の子らしく、初対面の親父にツッコミをかましたが、親父はキョトンとしていた。それを見ていて、すぐに仲良くなった。高校時代は、背泳で大阪府2位になったという初鹿野君、今は父親の故郷鳥取県で、飲食店を経営している…はず……。

クルマの免許を持っている初鹿野君は、肉の配達。僕は“股火鉢”で、街頭でハムの大安売り、という配置だった。そして、大晦日。バイトも終わり、僕の下宿で正月を迎えようということになった。すると初鹿野君、「実は、豚肉5㎏確保してんねん。水炊き食い放題やで~~」と言う。「お。ええな~~。よっしゃ、それやったら白菜買わんとな」と、僕の下宿のおばさんと息子(同い年)が近所で経営する八百屋に走った。

それから朝昼晩三食、電熱器の上の鍋を突っつきながら過ごした。最初はよかった。たらふく肉が食べられる喜びに、話も弾んだ。しかし、正月も三日を過ぎる頃には、じゃんけんをしながら食べるようになった。勝った方が白菜、負けた方が肉、というルール。既に貴重なのは白菜の方になっていたのだった。……関西は当時から、鍋と言えば水炊きだった。現在でも、家庭での水炊き頻度は関東の2倍くらいのはずだ。

最近流行りなのは、“変わり鍋”。キムチ鍋はもう定番になったが、カレー鍋、牛乳鍋、トマト鍋と、目先を変えたレシピが次々と登場。今年は“レモン鍋”というものも登場している。家計の引き締め、料理時間の軽減、家族の野菜摂取の増大、残ったスープの活用、家族で囲んで食べる楽しさ……と、家庭になくてはならないものになった鍋料理。単身者向けに“一人鍋”も様々に販売されている。果たして、レモン鍋やいかに……。

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昨晩、“特売していた4等級の牛肉”をしゃぶしゃぶでいただきながら、「レモン鍋、やってみようね」と決定したので、後日報告しましょう。

*鍋に、湯豆腐に、温野菜に、新玉ねぎのスライスに、……等々、万能に活躍しているのが、僕の故郷島根県益田市の丸新醸造元製の“だしぽん”。刺身醤油ともども、欠かせないものとなっている。*テーブルの上に置いている瓶がそうだが、もうラベルが剥げてしまっている。

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「鍋は、僕には関係ないし。今日は雨で、散歩にも行きたくないし」と佐助は、ほとんどコタツ布団の上の土曜日だった。

The Fortunes”Here Comes That Rainydays Feeling Again  ”

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名前に歴史あり!?

今日は、ボージョレー・ヌーボーの解禁日。僕としては、ヌーボーはおいしいとは思わないので、随分昔の一度の体験だけで十分だが、これを一種の“旬”とか“限定”とかを売り物にしたイベント企画と考えれば、ワインの試飲チャンスの提供方法としてはいいのかもしれない。名前の響きもいいし、フランス語だし……、などと思っていたら、いろいろなネーミングの裏話を思い出した。

人名でおもしろかったのが、NBAのスタープレイヤー、レイカーズのKobe Bryant。お父さんが神戸で食べた“神戸牛のステーキ”のおいしさに感動し、忘れらなくて我が子に付けた名前らしい。本人も来日の際、神戸を訪れて、自分の名前の由来を堪能したというので、いい話だ。

神戸のちょっと西、岡山県児島市は、かつて学生服の日本最大の生産地だったが、学生服市場の衰退とともに、生産をデニムにシフト。以来、ジーンズの大生産地となった。しかし、そのジーンズも売り上げが減少。しばらく苦悩の時代が続いたが、そのデニムの生産技術の高さが国際的にも評価され、今は高品質なデニムの国際的な素材供給基地となっている…はず…。その児島にずっと本拠地を置いているのが、国産ブランド“Big John”。尾崎一族が代々“こだわりのモノ作り”の陣頭指揮を執っている…今でもそのはず……。で、ブランド立ち上げの際、創始者の尾崎小太郎さんの名前にちなんで、Big Johnというブランド名になった。なぜかと言うと、“太郎はアメリカではJohn”“でも、Little Johnでは大きく育ちそうにない”“だから、Big Johnにしよう”ということだった…2代目に聞いた話だから、間違いない…はず…。

その後、東京で誕生したジーンズ・ブランドがEdwin。これは、“児島に東京が勝つ。つまり江戸がWinするのだ”と付けられたものらしい。そして、名古屋で生まれたのが、Half。もうネタ割れしているだろうが、“江戸と児島の中間だからHalf”ということのようだ。

最近知って笑ったのは、レスリング部の強いALSOK。“Always Security OK”のALSOKだ。頭文字のつまみ出し方が変???!!!

僕が関わった会社や商品のネーミングの話は、また機会がある時に……。

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佐助という名前は、意外とファンの多い小説“しゃばけ”に登場する犬神の化身、手代の佐助に由来している。Kapparが最初から決めていた。今や、ベッド好きの佐助だが……。

“You Know My Name”by The Beatles

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麻痺痛の季節がやってきた~~

麻痺を侮っていた。知覚がなくなるんだから、痛みはないと思っていた。

最初に入院した大橋病院で、動く手を使い起き上がれるようになった直後ころりと横に転び、そのことを笑い話にしていると、「手や腕や肩を骨折することがありますから、気を付けてくださいね」と言われた。大臀筋の一方が麻痺していると、座ることもままならないことを知ったが、まさか骨折の原因になるとは思いもしなかった。が、痛みは感じなかった。

車椅子への移動ができるようになり(片手、片足で支え、ひょいと横移動するのだが)、トイレに一人で行けるようになった時は、うれしかった(下の世話をしてもらうのは、ずっと抵抗があった…)。だが、便座に腰掛け、身体を少し動かした拍子にストンと横に転げ落ちた。まだきちんとは出ない声を振り絞って救出してもらい、笑いながらベッドに戻った。が、痛みは感じなかった。医者には、「麻痺している腕を車椅子の横に出してぶら下げないでくださいね。車輪で指や腕を挟んで千切れても気づかないこともありますからね」と注意されたが…。

ところが、リハビリ病院を退院した直後から、麻痺側の肩や腕がしくしく痛むようになった。はたと、気づいた。“病院内は、温度も湿度も管理されてるから、痛くならなかったんだ”と。そう、退院したのは12月。季節は折しも冬に突入したばかりだったのだ。それからは、肩から肘にかけてひざ掛けを小さくしたものを当てて上着を着込むことにした。椅子の背もたれや壁にもたれることは避けるようにもした。それでも、しくしくと24時間痛かった。

そして今、事態は好転したとはいえ、気温や湿度によっては痛くなることに変わりはない。カラリと晴れた日ばかりだといいのになあ、と思う。冬は好天の続く関東暮らしでよかったなあ、と思う。出身の山陰で冬を迎えていたら……、と想像するだけで痛くなる。

しかし、統計的には、秋田県の発症率が高いなど、寒い地域の人ほど脳卒中の危険にさらされている。痛みに日常的に悩んでいる人も多いことだろう。同情を禁じ得ない。

いつも痛いって、本当に嫌なこと……。だけど、意識が痛い所についつい向いてしまわないように、目に暖かい光、耳に暖かい音楽、心に暖かい言葉などに触れるとで、痛みは軽減されるような気がする。ハートウォームな暮らしは、誰のどんな痛みも軽くできるのかも……。

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リビングの照明に蛍光灯を使うのを止めた。3500円で手に入れた間接照明にした。

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「僕をよく撫でるのも、温かみが欲しいから?」って、触っても微動だにしない佐助。

“I Wont Give Up”by Jason Mraz

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心のリハビリの道

「元気があれば、何でもできる!」というアントニオ猪木の雄たけびを、笑ってやり過ごしてはいけない。彼の言う“元気”とは、“心の元気”なのだから。“何でも”とは、“できる可能性のあることは何でも”ということなのだから。

初台リハビリテーション病院を退院し、“リハビリ合宿”のような日々が終わってみて、やがて僕は、“リハビリをして歩けるようになる”という明確な目標を失くしたことに気付いた。もっときちんと歩けるようになるために、あるいは両手が使いこなせるようになるために、毎日を過ごしていくのだろうか、などとも思った。歩く、手を使う、というのは、それによって何らかの目的を達成するためのはず。歩けなくても、手を使えなくても、それを前提とした目的は持てるはずなのでは……。と、ぐるぐると意識だけが歩き回り、心は安定を失っていた。頭に“struggle”という単語がいつも浮かんでは張り付いていた。

そんな状態から本当に抜け出せたと言えるのは、3~4年経ってからだった。きっかけは、なかなか受け入れることのできなかった「生きているだけで、あるいは存在しているだけで、うれしいと思ってくれる人がいる」という想いを持てるようになったことだった。大きな役割意識が生まれたような気がした。笑顔を忘れず、笑顔が与えられるような存在でいよう、と思った。稼ぐということに対する申し訳なさと引き換えに、安堵や感嘆詞のある暮らしの手助けをしよう、と決めた。それから、“心の元気”を少しずつ取り戻した。できることに様々な制限条項はあるが、“今の僕にできそうなことは、きっと何でもできる”と思えるようになった。……時間のかかる話です……脳卒中はそれだけ突然、環境を変えてしまう病気なんでしょうね……

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“裸一貫”、身勝手に、ただ懸命に生きている動物たちは、笑顔を与えようなんて思ってもないのに、笑顔を与えられるって……。才能~~~!

Smile A Little Smile For Me”by The Flying Machine 

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茶目っ気のある人々

“若くある”ということと“茶目っ気がある”ということは、とても深く密接につながっている、と思う。茶目っ気はクルマのハンドルの“遊び”のようなもので、日常の手掛かりを感じさせてくれるからかもしれない。

木曜日、リハビリが終わり、受付前で支払いのために待っていると、車椅子のおばあさんと療法士の話が聞こえてきた。「風邪は大丈夫ですか?」「大丈夫よ~~」「どこか痛い所ありませんか?」「それが、ないのよね~~。困ったもんだわ」「肩は大丈夫ですか?」「肩はねえ、90肩なのよ~~」。というところで思わず、少し笑いながら振り向いた。「あらあ、90肩なんて聞いたことありませんよ~~」「まあ、ほら」と、おばあちゃん右手を上げ「右がこの程度で50肩」、次いで左手を少しだけ上げ「左が40肩でしょ。合わせて90肩なのよ~~」とにこにこしている。近くにいた4~5名からも微笑みが漏れた。 “素敵なおばあちゃんだなあ”と思った。80歳くらいに見えたが、ひょっとすると本当に90歳の方かもしれない、と帰り際にPTルームを見ると、おばあちゃんの真面目にリハビリに取り組む姿が見えた。

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1年位前まで、受付でたまに見かけていたおじいちゃんを思い出した。その人は90歳。療法士の女性に支えられて歩きながら、「どうだい?今日は赤にしてみたんだけど、可愛い?」と、頭のベースボールキャップの自慢をしていた。可愛かった。若いと思った。………お元気かな~~。

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座椅子を瞬時に“オイラの場所”と決めたらしい佐助。

意識しているとは思えない行動や表情に茶目っ気を感じてしまうのは、飼い主の欲目かな?

 

“Too Ypung”by Nat King Cole

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昭和少年漂流記 (第三章“石ころと流れ星”短期集中掲載、本日更新!次回は13日)

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命を戴く尊さ

大袈裟だが、そんなことを考えた昨日と今日だった。

きっかけは、“ワンコイン伊勢海老”。ネットで見つけ「こりゃ、なんだ?」と詳細を見てみると、1尾(匹?折?)500円の伊勢海老。小さいが生きたまま届く、とのいう代物だとわかった。量を食べたいわけでもない伊勢海老。むしろ、頭の部分を出汁として使った味噌汁、いや味噌うどんなどが期待できるからいいかも……、と取り寄せてみることにした。

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で、到着したのが大きなザリガニ大2尾。元気よく動くので、柄にもなく虫が苦手なKapparは引き気味だったほど…。しかし、食欲に押され手を動かし始めると、思い切りのよさを発揮。2尾を見事に捌ききった。

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タイミングを合わせ、リハビリ帰りの買い物で購入したマグロの刺身と金目鯛のアラ(金目鯛はアラしか買わない!)の煮付け、山陰から取り寄せてあった白ハタの昆布〆と、海鮮祭りの食卓となったのだった。捌きながら「まさにこれは、ピンクの真珠だ~~」とKapparが叫んでいた伊勢海老の刺身は、黒のお皿の上にわずかばかり載っている白く見える塊……。少量とはいえ、おいしかった。そして、しみじみ「命を戴いているんだ、って実感したね、今日は」ということになり、「余すところなく食べ切らないと、命に失礼だよね」と、今日のお昼は伊勢海老出汁の味噌うどんと決定。

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で、今日は初台の歯医者へ。帰りに敬虔な気持ちでクリスマスツリーを眺め、帰って来て伊勢海老出汁の味噌うどんを戴いたのだった。罪深きKakkyとKapparをお許しあれ!!!……何度でも同じことを繰り返してしまいそうです……

“何度でも”by Dreams Come True

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昭和少年漂流記 (第三章“石ころと流れ星”短期集中掲載、本日更新!次回は11日)

60sFACTORYプロデューサーKakky(柿本)

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顔と意識が顧客(患者)に向かなくなった!?

名古屋を中心に展開。全国へと拡大しつつある喫茶チェーン“コメダ”。その強みは、ゆったりとした空間ときめ細かいサービスの提供にある。特筆すべきは、従業員一人ひとりの顧客把握力。メニューはシンプルなのだが、顧客の好みを把握しているので、心のこもったメニュー(目玉焼きの固さやドレッシングの種類とか……だったかな?)として提供されてくる。独立系の小型スーパーで健闘している店も、その好調の秘訣は従業員が顧客の名前と顔を覚えていることのようだ。

ファストフードに代表される“紋切型流れ作業サービス”は、店の効率とサービスの均質化(それだけ、従業員が固定してないわけだが…)を追求した結果のものであり、顧客本位で考え抜かれたものではない。顧客の心理とそこに潜むウォンツを理解することができるのは、現場で顧客と接している従業員だ、という強い認識は、そこにはない。より高度なサービス提供のために必要なのは、記号的な顧客情報ではなく、顧客の内にあるよりソフトな個人情報(好みや好き嫌いといった…)であり、それは“お付き合い型サービス”によって、やっと得られるもののはず。

前者“紋切型流れ作業サービス”が、今やダウントレンドであることは間違いなく、これからは後者“お付き合い型サービス”がよりトレンドになっていく。……はずなのに、なぜ成城リハビリテーションクリニックは、今更のように管理型の体勢を強めているのだろうか、と今日思った。受付も医者も、しっかりと患者を見つめようとしているようには見えない。管理者に、あるいはきちんと管理することに、顔を向けているよう思えた。物販でさえ、顧客ときちんと向き合おうとしているというのに、医療がそれでいいの?と思ったのだった。……転院かな?……どこに行っても病院と言うより法人なのかな?

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おや?成城学園前のバスターミナルで、ヒマワリが大量に咲いてるぞ?

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バス待ちの僕の影……。ほっぺがたるんでるぞ?ふ、ふ、太った?!!?

異変は、他人事ならず、かな?

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今は亡きチビは、いい病院に巡り会ったよね~~。

“Ive Never Been To Me”by Charlene

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入院患者のセルフ・コントロール?!

初台リハビリテーション病院入院中、お風呂に入ることができるようになってから、いつも一緒だった人がいた。Nさんだ。長身で物静かな人だったが、二つ気になることがあった。一つは、彼が使うシャワーのお湯が、必ず大量に僕まで飛んでくること。二つ目が、左後ろの始末がうまくできないため(彼は僕と同じ左麻痺だった)、いつもパジャマのパンツの左後ろにパジャマの上着がだらりと出ていることだった。ご本人が気にも留めておられず、ひょうひょうと歩いておられるので、注意をして差し上げるのもためらわれ、“他山の石”として見るばかりだった。

しかしある日の午後、そのNさんのジャケ・スラ姿を目撃して驚いた。オフホワイトのタートルにブラウンのジャケット。長身に似合っていて、実にカッコいい。あのでれでれパジャマ姿のNさんは、そこにはいない。表情も明るく、颯爽として見えた。“今夜、何かあるのかな?”と思い、病院のスタッフの女性に訊いてみると、「今日、ご自宅に一泊されるんですよ~~」とのこと。続けて、「“お酒、飲み過ぎないようにしてくださいね~“って言ったんですけどね。転んで骨折でもしたら大変ですからね」と言うので、「お酒、好きなんだ~~、Nさん」と笑うと、「自宅の……マンションのね、一階が焼き鳥屋さんらしんですよ。心配ですよねえ」と、彼女は苦笑した。「いつもよりセルフ・コントロールできてるみたいだから、きっと大丈夫ですよ」と僕は言ったが、“セルフ・コントロールのスイッチをOFFにする自由と楽しさもあるからなあ”とも内心思った。

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佐助は、ちょっとした怪我はセルフ・ケアで治そうとするが、場合によっては、かえって酷くなるケースもあるようだから、要注意だ。

Nさんは、たっぷり酒を飲み、怪我をすることもなく、無事病院に帰ってきた。しかし、脳出血で入院~リハビリの間に、親戚に自宅を取られてしまった、という噂を耳にした。お風呂で会うNさんは、相変わらずひょうひょうとしていてシャワーのお湯を飛ばしてくれていたが、少し明るさは消えたように見えた。パジャマの左後ろも相変わらずでれでれだったが、ちょっとひどくなったような気がした。一人暮らしのNさん、これからどうするんだろう、と心配になった。セルフ・コントロールどころじゃないぞ、と思った。

眉が80年代のLaura Branigan“Self Control”

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好きこそ物の上手なれ。道は好む所によって安し。だね!

これまでの努力や時間が無駄になる~~。と思う気持は、時としてマイナスに働く。いい結果につながらない、と判断したら、どんなに時間をかけてきたことであっても、あっさりと捨て去った方がいいこともある。ボタンを掛け違えたら、一度全部外さなくてはならない。……ひどくがっかりする行為だが……。

残念なことに、脳卒中のリハビリには、たまにこんな感覚が訪れる。いろいろなケースがあるが、どんな場合も諦めず、挫けず、かつ楽しんでいたいものだ。危険なことは避けながら。

と、改めて思う晩秋だが、それもこれも寒さと雨に困っているから。でも、だからこその、休憩の日々。小春日和の散歩に備えていると考えよう~~~~~~~。

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ストライキしても、ゆっくり待ってやるよ~~。

わずか数分でも、“佐助を散歩させたぞ~~”と思えるように。

“Walk With You”by Ringo Starr & Paul McCartney

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久し振りだからこそ、の発見

明らかなオーバーユースで痛くなっていた麻痺側の膝。何しろ、いつもロッキング状態になるのに慣れることで歩行を可能にしている状態だから、痛くなると屋内の移動も覚束なくなる。今までは、それでも慣れていくべきだ、と判断し、痛みを押して外出していたが、今回は長期の休憩を選んでみた。

そして今日は、中8日でのKappar&佐助との散歩。この間、髭も剃らなかった(20代の頃伸ばしてみたら、“チャーシュー麺!”と呼ばれた髭だ!)。さあ、歩行と外で見る髭面は、どうだ?

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歩き始めは、快調!髭面も、「気にならないよ~」とのこと。“このまま伸ばしてみちゃおうかな~~”と思いつつ、時々立ち止まってくれる佐助と歩いた。

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約1時間15分。膝は全く痛くならない。新しくできた“焼き立てパン”の店を覗く余裕まである。やはり、休憩は大切なんだ、と実感。

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帰りに立ち寄った公園では、シュン君の“みなし子ハッチ”コスプレ姿も目撃。帰ってきた直後のビールもおいしかった。歯を食いしばり、脚を鍛えなくちゃ!と歩くのは、どうも心身によろしくないぞ、と改めて思った夕方だった。

〝Walking on Sunshine”by Katrina&The Waves

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朝は金、昼は銀、夜は銅。10時過ぎたらNO!

一日三食それぞれの大切さを、金・銀・銅で表すとこうなるらしいのだが、そんなこととはずっと無縁な暮らしだった。まともに食べるのは昼食のみ、朝は食べず、夜はほとんどアルコール、という暮らしを30代から50代まで続けていた。そして、57歳直前に脳出血を発症した。ただ、あの頃もう少し節制しておけば…、とは全く思わないから不思議だ。だって、毎日仕事して、来る人来る人と語り合って、とても楽しかったんだもん。

その頃の体重が、いつも54~55㎏(身長約170㎝)。安定していた。「麦の汁、米の汁、芋の汁、それにトウモロコシの汁だって飲んでるんだから、大丈夫」などと言っては、「全部アルコールです!」と怒られていたが、体重の変化はなかったのだ。

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それが今や、おそらくこの世に生まれて以来の健康生活。朝は、まさに金!最近はスープも加わっているので、品目数も10品目を超えている。で、僕の体重も60㎏を超えた。元々小食だということもあって、昼も夜も量は食べていないのに……。間食だって一切していないのに……。

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炬燵ふとんは、楽天で安売りしていたものに新調!

そこにやってきた寒さ。身体の動きは悪くなり、あちこちが痺れたり痛くなったり、という状態なのに、ベランダ工事で室外機を外しているので、エアコンも使えない。「ここに入ってなさい」とKapparが出してくれた炬燵に、今日もくるまるように入っていた。気づくと居眠りまで……。「いかん!また脂肪が!」とごそごそ抜け出たが、佐助の欠伸で迎えられた。なんだかなあ……。のんびりとした土曜日だった。

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Kapparは、地下の仕事場で仕事漬けだというのに……。いいのかなあ……。

でも、無駄に気遣うことがKapparの慰めにならないことは、知っているつもり……。だから、〝Take It Easy”The Eagles

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スマホは必要か?

益田高校の同窓会に出席して観察していたことの一つに、スマホの所有率がある。本当は、有職者・離職者別、男女別に確認したいところだったがそうもいかないので、電話番号の交換をする時などに目を凝らしてみた結果、スマホ所有者と識別できた者はいなかった。42名の出席者の中で僕だけとは思えないが、多目にみて5名。実態は2名、と僕は睨んでいる。

2次会、3次会の会場で2~3名に「スマホにはしないの?」と訊いてみた。答えは一様に「なんで?」。携帯を持っている者に「メール、よく使う?」という質問を受けるくらいだから、ネットやアプリの話をするのさえ憚られる状況だった。iPadを持って行っていたので、何人かに見せたが、こちらの反応は「キレイだなあ」というもの。画像の美しさに対する興味以上のものはないようだった。

「そりゃそうだ。なるほどなあ」と思った。モノとしての斬新さに飛びつくにほどのものでもなく、日常生活における必要性あるいは使用価値からコスト・パフォーマンスを考えていけば、“スマホ必要なし”と判断する方が正しい。スマホとタブレットを活用した、あるいはタブレットとタブレットを連動させた、新しいコミュニケーション価値の創造、に関しては、その可能性はまだあきらめてはいないけど……。でも、僕もフィーチャーフォンで十分だと思っているのは確かだ。……遊び道具にしては高すぎる!……遊び道具なしに遊んでいた世代の考えかもしれないが……。

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ふ~~ん。僕はボールがあって、瑠奈ちゃんやロジャー君がいればいいけどなあ。

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iPodと化している我が家のiPhone3G二台。もうしばらくすると、スマホの中古市場が賑わうのかな~~?

Wayne Fontana&The Mindbenders“The Game of Love”…“生の恋”を遊びと考えるしたたかさは、消え失せたみたい……。

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あ~~あ、組織って!

「東京タワーを知ってるか?お前は、その一番下の端っこで肉声で叫んでいるようなもんだ。何を言っているのか、誰にも聞こえやしないんだ。俺は展望台にいて、大きな拡声器を持ってるんだ。わかるか。お前は余計なことをせず、俺の言うことを聞いてりゃいいんだ」。

VAN入社2年目、このままでは倒産するという危機感と、同期の半数以上が派遣社員としてデパートなどの店頭で働いていることに対する申し訳なさと内勤社員としての責任感から、レポートや企画書をいくつか書いて提出した直後、上司の部長に喫茶店に呼び出され言われた言葉だ。聞いている間に、ファイトが湧いてきた。“よし、じゃあ常務に持って行こう”と思った。そして、常務に持って行った直後、また部長に呼び出された。「お前、販売部に飛ばすぞ!」と脅された。常務と部長が社内派閥の主流派だなどとは、知る由もなかった。組織がメリットある人たちの手で動かされていることに、深い憤りを感じた。“よし、じゃあ社長に持って行こう”と思った。石津謙介さんは会長に棚上げされ、商社から来た人が社長になった直後だった。……青かったなあ、と今では思うが、中間管理職が巨大な雲になっていると、光は当たらず、新芽は育たず、やがて巨木も倒壊するんだぞ、とその時は思った。また、ファイトが湧いてきた。仕事の合間にいろいろ調べては、レポートを書き、新社長に見せる機会を窺った。やがて機会は訪れ、しっかりと話し合うこともできた。しかし、ほとんどのことは、遅きに失していた……。

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高いところに上がれば上がるほど、落ちる時のスピードは速いから……

SharpとPanasonicのニュースを目にして、そんなことを思い出した。注目を集めつつある“一人家電メーカー”に、10年後を託したいと思った。大企業も、最初は、一人の、一つの、優れたアイデアだったんだから……。

転んだ時は、過去を悔いる前に、立ち上がり歩き出すことを考えるべき……。なんだろうなあ。

〝Starting Over”by John Lennon

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