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青菜に塩…。

シュンとしてしまうことを表す言い方で、これ以上にいい言い方がみつからない。塩は今や、塩麹、塩ヨーグルトなど、醗酵食材との組み合わせで大注目だが、青菜にかけるとシュンとなってしまうくらいの力を持っているもの。それでなくとも、日本人は塩分を摂りすぎている傾向があるので、気をつけて食生活に取り込んでいくべきだろう。醤油にだってバターにだって、塩入っているんだから…。ネ!

佐助がシュンとなるのは、音!散歩中、爆竹の音でKapparの胸に飛び込んだことがあるようだが、先日、裏の公園から太鼓の音が鳴り響いてきた時は、1.まず耳がぴ~~ん。2.次いで、人の隣へぴょ~~ん。3.そして、さらに音がすると、く~~ん。という有様だった。

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残念ながら、耳がぴ~~んの写真しか撮れなかった。

ちなみに、チビ婆さんは、少々の音ではびくともしない。肝が据わっているのか。………耳が遠くなっているのか。片目しか見えないが、時々我々には見えないものが見えるようだ。虚空に向かって「うにゃ~~~~!」と言うことがある。

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こんな景色でも見えているのかな?“I can see clearly now"by Johnny Nash

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昭和少年漂流記、連載中!

(本日夜7時半、更新!明日も、更新予定)

 60sFACTORYプロデューサーKakky(柿本)

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高校の同窓会だ~~~

昨日と今日は、高校の同窓会に帰省するための準備に追われていたような気分だ。とは言っても、さして準備することがあるわけではない。遠くまで、懸命に貯めこんだANAのマイレージを使って帰るわけだから、同窓会だけで済ませてなるものか、というちょっとケチな考えがあったからだ。

逢いたい人に逢えるように、不義理をしている人に顔を合わせられるように、ひょっとしたら逢いたがってくれている人がいるかもしれないから、時間にゆとりをもたせておいた方がいいのでは……などと考えつつ、とりあえずホテルの空き状況の確認をしてみたところ、同窓会の翌日がほとんど満室状態!で、焦った。焦るから、予約のミスもした。といったわけでのバタバタだった。

人がどう見えるかは、自分の心の有り様によって変わる。それを考えさせてくれる場として、高校の同窓会は最もふさわしい。中学時代にはなかったつばぜり合いや不当とも思えるほどの敵視の目線に、気づかない振りをするのが面倒なほどの高校時代だった。気づかない振りが、また新たなイメージを付与しているんだろうなあ、などと思うと、中学時代に返りたい気分だった。今はそんなこんなも懐かしいが……。

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穂積和夫さんに「IVY坊やが年老いてIVYおじさんになったらどんな感じでしょうねえ」とお願いして描いていただいたIVYおじさん。「この人のライフスタイルとコーディネーションはどうなんでしょう?」と随分話し合ったが、イメージは定まらなかった。それだけ、年を取ると人は多様化するのだろうか……。

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年齢差の大きい(14歳差)動物君二人は、昨日の朝早く、一緒に会談を降り、一緒に草を食んでいた。

「一緒に行こうぜよ~~」などと声を掛けられたら、うれしくてどこにでも行っちゃうけどな、僕は……。Tania Maria”Come With Me"

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佐助、銀幕デビュー!?!

それは、昨日の朝のことだった。いつもよりも少し早くKapparが「6時半には裏の公園でオーディションだ~~」と言って出て行こうとしたので、「なぬ?!オーディションとな?それは……」と尋ねると、犬友のつながりで、自主映画を作っている人たちがいて「日本の犬を探している」とのことなので、和犬の飼い主さんたちが集まってあげよう、ということだった。

「なるほど、それはオーディションと言えばオーディションであるな」と送り出し、いつものように珈琲やヨーグルトの準備をしながら待っていると、「受かっちゃった~~~。佐助、銀幕デビューだよ~~」とKapparが帰ってきた。

「なぬ!いよいよステージママまっしぐらか~~!」などと大袈裟に騒いだが、「一番日本の雑種らしい雑種だからみたいよ~~。アメリカ人の監督さんにいきなり甘えてたしねえ」と聞いて、少し現実に。

でも、近いうちに芦花公園でロケがあるらしいので、行って来なくちゃ!!とちょっとうれしいKakky&Kapparなのでした。

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きりりと素敵な瑠奈ちゃんに、

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「わ~~い!瑠奈ちゃ~~ん!」としがみついたり、

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疲れてむささび状態になったりした”叢の似合う男"。

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朝ごはんの後、ソファに寝転んだKapparを見つめる目に不安を感じたKakkyだった。

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この曲の歌詞を心に刻んでおかなくては……!Marilyn MscCoo&Billy Davis Jr."You Don’t Have To Be A Star”

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チビ婆さん、めきめき回復中!!

体重が激減。医者に「後1年」と言われ、去年の健康診断で「すべての数値がいたって健康!」と太鼓判を押されてから1年の間に、一体チビに何が起きたのか?本当にもうすぐお別れはやってくるのか?などと心配しつつ、ケアをしている。

Kapparは朝・晩、目薬と抗生物質を投与。

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飛び込んできた時から見えない目は、すぐに眼圧が高くなり、涙を流し続けることになるので、定期的に目薬をささなくてはならない。

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抗生物質は、動物用のミルクに溶かして、インジェクションで注入する。この方法になって、随分と楽になった。

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そして僕は、食べさせるためのSecind Effortを欠かさない。一度食べて餌用のお皿(ドライ用とウェット用がある)から離れても、2~3分経ったら鼻の先まで運んで、もう一度食べてもらう。横を向いて拒否されたら、さらに数分待って同じことをする。気が向くと、寝たままでも食べていただける、というわけだ。

そんな努力の甲斐あってか、体重も着実に増加。心なしか元気も出てきたようだ。目出度い!!

そして、目出度いことが、佐助にも起きた!……そのことは、明日!!!

今夜は、Billy Vaughn。夏の夜、こんな風景を見ながらすごしたい。”Harbor Lights"

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のどかな夏の午後

Kapparの「半日休めるぞ~~」から始まった、のどかな夏の日曜の午後。Kapparはソファでさっさとお昼寝に突入。

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一時間以上一緒に寝ていたくせに、おきると「退屈だ~~」と上目遣いの佐助。

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突然の「うにゃ~~」の声に、耳をアンテナに起き上がった。

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「なんだ~~。チビ婆さんか~~」と興味なさそうなので、チビも立ち止まったまま。

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10分後には、眠っていた。起きているのは僕だけになっていた。

今年の北海道は避暑地の資格なしのようだが、小樽運河の畔でビールでも飲みたいものだ。……都はるみのJazzyな一曲“小樽運河"

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まだまだ繰り返される、夏の風物詩&儀式

今日も30度を超えたのは、午前9時!なんという日々だろう!!

地下にいっぱなしのKappar&Kakkyを追ってきたものの、つまらなそうな佐助の背中。

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時々訴えるように後ろを向くが、忙しく動き回るのは宅急便到着の時だけ。

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遅いお昼ごはんのお知らせに、午後2時過ぎに一階のダイニングへ。盛岡冷麺の出来上がり!叙々苑ブランドのキムチがおいしそう……

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食べ始めると、佐助が「ベランダに出たいよ~~」と吠える。

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窓を開けて一緒に出てみると、相変わらずの日差し!

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佐助と庭木の影のコントラストが強い!放っておいて、盛岡冷麺へ~~~。

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しばらくすると、「入れて下さ~~い」のキュンキュン。何故、毎日出ていくのかな?

自然に生きていると、暑さも必要なのかな?身体に。ナチュラルなのね~~~。

ビートルズのメンバーはカントリーが好きだった。“Act Naturally”をカバーしたくらいに。こちらは、本家本元。

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範囲許容を知らなくては!……万歩計、買おうかな?

短期合宿スパルタ型のリハビリを初台リハビリテーション病院で経験し、それによって歩行を取り戻したが、その時の記憶が退院以降のリハビリや生活に関する意識に、やや偏向性のあるフィルターを掛けていた。初台リハビリテーション病院は、脳卒中患者に関しては基本的に“回復期のリハビリ”を行うための病院だから、そのノウハウもまた“回復期のリハビリ”に適応したものだと考えるべきだろう。

退院後、そのことに思い至るのに数か月を要した。きっかけは、退院して間もなく久しぶりに会ったVANの先輩の言葉だった。打ち合わせが終わり帰る直前、杖を片手によたよたと見送りに出た僕に、彼は「リハビリちゃんとやらないとだめだぞ!手抜きしてないか。ふらふらしてるし……」と言った。「リハビリ頑張ってここまでなれたんですけどねえ」と頭を掻いたが、いささか複雑な想いだった。脳卒中のリハビリは、こういう誤解を受けやすいのかな、と思った。一日2~3000歩、歩かなくてはいけない、スクワットもやらなくちゃ、肩の筋力も付けなくちゃなどと思いつつ、肩と手の強い痛みにほとんど何もできない頃だった。

それから約5年。ほとんど運動機能に変化はないが、今持っている機能との付き合い方は相当に上達している。“無理をしない”“痛みは危険信号だ”と決め、オーバーユースにも気を付けるようになった。それでも、楽しそうなことや期待されていることなどが絡むと、ついつい無理をしてしまう。歩き過ぎるのだ。たくさん歩いたぞ~~、こんなに歩けるんだ~~、の後には、必ず痛みが訪れ、酷い時は“歩けなくなる予感”まで訪れてくる。

昨日もそうだった。リハビリ~買い物~銀行回りと暑い中を動き続け、夕方には膝がしくしくと痛み始めた。

そこで、思った。「気分より数字だ!」「気合より冷静な判断だ!」と。で、到達したシンプルな結論が、「万歩計、買おう!」なのだ。今の僕の歩行能力の許容範囲を知ろう、ということだ。というわけで、ネットで調査中、というお話でした。

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成城リハビリテーション病院へ通う道路の反対側をゆっくり歩いてみた。すると、なんと彫刻があった。タイトルは“青春”。しばらく眺めた。今まで気付かなかったとは……。

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午後3時頃、自宅前の道路に到着。キンキンに照りつける太陽の陰影が、なぜか少し侘しい。夏休みの終わる頃の気分を思い出した。

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近所の塀際の植木は、枯れるのではないかと心配になるくらい暑そうなのに……。

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6時頃、いつものように散歩に出かける佐助とKapparの蔭には、秋が忍び寄っていた。

Albert Hammondにこんないい曲があったことをクローバーさんのブログで教わった。“Your World And My World”

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親子の愛?同期の桜への花道?…トロイカ体制の崩壊 ③

石津さんは、三人の息子にVANを託そうとした。そして、トロイカ体制の崩壊を招いた。それが、10数年後に訪れるVAN倒産の不幸な種となった。さらに、三人の中で最も経営者としての資質があると、周囲ばかりでなく、おそらく石津さん自身も評価していたであろう次男を不治の病で喪った。それが二つ目の不幸な種となった。三本の矢で成り立っていたVANは二本の矢を失い、後を継ぐべき三本の矢も中核を失ったのだ。訪れるはずたったトロイカ体制も始まることなく崩壊したのだった。

石津、大川、高木3名の間では、VANを石津一族が引き継いでいくことは、論議にもならない自然な流れだったに違いない。大川、高木の両名は、それぞれVANの周辺で関連したビジネスをディベロップしていきながら、いざという時にはVANの支援や石津三兄弟のサポートを行っていくつもりだったのだろう。VANを共に育ててきた戦友のような厚い友情が、そこにはあったに違いない。

一方石津さんは、VANを息子たちに継ぐことになると同時に二人の戦友に花道を用意するつもりもあったのではないだろうか。関係を維持しつつ、それぞれ大いに将来性があると思われる事業に責任者として携わって欲しい、と意図したとしても不思議ではない。

そして、VANに二人がいなくなることによって弱体化する部分を、息子たちが成長するまでに補強しておき、やがて息子たちが力を発揮できる下地を作っておこうと準備も始めた。そこには、石津さんの基本認識“ファッションとは、単に洋服のことではない。ライフスタイルそのものだ。”があり、VANを洋服のブランドをプロデュースする企業からライフスタイルをプロデュースする企業に進化させていきたい、という考えも重ね合わされていた。ヘッドハンティングが行われ、家電、テレビ局等々から中堅クラスの人材が集められた。

僕が入社した時は、主に新規事業を考える計画室、広報活動を中心に計画室や社長室をサポートする情報室(僕はここに配属された)、あるいはコンピューターによる情報管理を目指す情報センターなど、将来を見据えたセクションができていた。ただ、これもまた不幸な種の一つになっていったのだった。なにしろ、ファッション・ビジネスの実態は泥臭く、古臭い。知識集約型ではなく、むしろ労働集約型の産業。未来型のセクションやそこで生み出される戦略や計画が容易に馴染む土壌ではなかったのだ。  ……つづく

 

親が子を守ることができなくなる年齢になると、意識と実態の落差に苛立ちを見せ始める。しかも、そのほとんどが無自覚な場合が多い。母親の子(特に、娘)に対する言動によくそれが窺える。Kapparを日々悩ませているのは、そんな“母親の甘え行動”だ。体を休ませている時、ちょうど仕事にノッている時に、それはやってくる。電話だ!

 

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ソファで横になっているKapparの近くに、大切なヨーグルト容器を抱えて陣取った佐助。

 

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電話の音に、「なんだ?」と顔を向け、

 

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やり取りの雰囲気にケージに避難した。……ようにも見えた。

電話は、幸せも不幸せも、運んでくるんだよ~~~~。ELOの“Telephone Line”。

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親子の愛?同期の桜への花道?…トロイカ体制の崩壊 ②

僕が入社した時、既に一人前になっていたVANの子会社に、WranglerとNowがあった。前者はジーンズ・ブランドで、メンズは最早一定のファンを獲得。Wrangler・Galsというレディス・ブランドを立ち上げ、そのB・I戦略とシステムが話題になっていた。後者のNowはメンズショップのチェーンで、渋谷駅前にフラッグシップ・ショップを持っていた。

入社して数か月後、VAN Pressという社内報の取材で二つの会社のトップ取材をすることになり、二人の人柄などを先輩や上司に事前ヒヤリングしたところ、こんな表現だけが印象に残った。「“人”の大川(Wrangler社長)、“数字”の高木(Now社長)」というものだった。取材は取り止めになったが、後日それぞれにお会いして、その表現が的確なものであることがよくわかった。“企画”の石津さんと合わせて三人、いいトロイカ体制だったんだなあ、と思った。そして、VANに“人”と“数字”が抜け落ちていることが不安になった。事実、業績は明らかに大きく下降線を描いていたからだ。

またその頃、よく耳にしたのが石津さんの二男の名前だった。いつもその名前が語られる時は、少し悲しげに、そして大いに残念そうに語られた。「○介さんが生きていたらなあ」。という言葉にはいつも、石津謙介の後継者として期待されていながら白血病を患い、ハワイで療養中に客死した二男を惜しむ気持ちと経営を担うべき人物を待ち望む気持ちが感じられた。

複数の取締役からも同じ言葉が発せられるのを聞くに及び、僕の中にぼんやりと生まれていた仮説は、次第に確信へと変わっていった。それは……、     つづく

 

VANの倒産を“明るい倒産”と書いた雑誌もあったような気がするが、明るい倒産などありはしない。早々と逃げていく重鎮、部下の行く末を一顧だにしない中間管理職、資産を少しでも我が物にしようとする組合幹部……。派遣社員を店頭に置き去りにしたまま、社内では水面下で悲・喜劇が繰り返されていた。僕は勝手に、部長以上の人たちをA級戦犯、B級戦犯などと分類していたが、彼らはほとんど見事に傷つくことなく逃げ切った。

 

彼らよりマシだと思える佐助は、最近、チビ用のオシッコ・シートの上で二人(匹)並んで横になっている姿をよく見かける。

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日中はほとんど動かなくなったチビ。時々、呼吸をしているかどうか観察してしまう……。

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土曜日。当面、週に一回は通うことになっている病院に連れて行くべく、Kapparがスリングに入れた。向こうに僕の親父の遺影が見える。チビも人間だったら、最早親父の享年79歳よりも上だ。

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「さ、行こうか!」と玄関に向かうと、佐助が少し後を追った。心配してくれているのかもしれない。

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チビは食欲も出てきて、体重も回復中!大丈夫だからね~~!佐助!

以前も紹介したような気がするが、こんな時は暢気にBobby McFerrinの“Don’t Worry。Be Happy”の気分だぞ~~~~!!

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親子の愛?同期の桜への花道?…トロイカ体制の崩壊 ①

VAN倒産に構造的欠陥に因るものがあるとすれば、それは生まれた時から“トロイカ体制”によって育まれてきたことかもしれない。…と、僕は思う。

石津謙介さんは、ご本人も度々仰っていたように、デザイナーでもなければ、ビジネスマンでもない。極めて優れたアイデアマンであった。しかも、創成期のメンズクラブのライターをしていたくらいの“言葉の民”だった。そして、彼の紡ぎ出す言葉は、一歩先のライフスタイル(こんな言葉さえない時代だったが……)をコンセプチュアルに表し、提案性と示唆に富んでいた。VANのブランド・スピリットを表す“For The Young & The Young At Heart”というフレーズや、T.P.O.という造語などは、石津謙介の言語感覚、時代感覚、ライフスタイル・センスの鋭さをよく表していると思う。

そんな石津さんに大きく欠けているものがあるとすれば、それは“欲”だった。ご本人が資産家生まれだったこともあるだろうが、お金や資産に関しては実に恬淡としたものだった。いやむしろ、資産を持つことを潔しとしないところがあった。僕が入社する前の年(1973年?)、史上最高の売上(約350億円?)で史上最高益(約40億円?)を記録した時、銀行から自社ビルを持つことや自宅を新築することを勧められたが、石津さんはそれを断り、Orange HouseやGreen Houseといった新プロジェクトやVAN ステートという牧場の購入、あるいは気前のいいボーナスにお金を回した(僕の入社前のことだが……)。後日、その時のことをご本人に伺うと、「自社ビルを持つことに何か価値があるかい?大きな家を持ってうれしいかい?」と言われた。美学だと思った。

ところが一方で石津謙介さんは、その美学が経営者であることを阻害するものであることを自覚していた。「経営になんか興味はない。誰かがやってくれればいい」と彼が言っているのを何度か目撃しているが、大事さはわかっているものの持っていたくない物を持て余し、誰かの掌にポンと渡したくて仕方ないといった風情だった。

そしてそれはきっと、VANが生まれた頃からVANを育んできたトロイカ体制の崩壊以降、いつもずっと石津さんの重い荷物だったに違いなかった。  ……つづく

*業績が下降線をたどり始めていた、僕が入社した年。僕は、VANの底力を感じていたのだが……。

 

人に探されるのはいいものだが、自分で自分探しをするのは辛いもの……。石津さん、ちょっとそんな辛さから逃げている節もあった……。

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芦花公園駅で待ち合わせた時、「見つけた~~~!」と耳を後ろに前屈みで足早に近づいてくる佐助。

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もうすぐ到着!と顔が緩み、

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別の犬のような顔になって足元に。その間ずっと僕は、へにゃへにゃ笑っていた。

でも、自分への旅は、Charleneも難しかったようで……。

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夏が来れば思い出す……VAN倒産

毎年この頃になると、終戦記念日(なんという表現だろう!!“敗戦”による終戦なのに……)と連動してVANの倒産を思い出す。敗戦への道程と倒産への道程が酷似しているからだろう。そこに現れてくる主たる登場人物やそこに見えてくる景色もよく似ている。

僕が入社した時、既に峠の頂上を超え下り坂に入っていたVANは、それからちょうど3年後に倒産することになる。メンズだけで450億円の売り上げを上げ、絶頂期を迎えてわずか3年での倒産は、いかにも一気に倒壊したかのような感を与えるスピード劇だが、絶頂を極めた時からピタリと商品が売れなくなったわけでもなく、全国に500店舗以上あった(はず……?!)VANショップに離反する店もない状態での急坂を転げ落ちるような倒産は、明確な戦略ミスと経営判断の稚拙さなしには起こり得なかったと言ってもいいものだった。

構造的欠陥、遠因、近因、そしてトリッガーになったこと……。それらすべてが、倒産への道を指し示していたのだが、並列で語ることはできないので、次回から順を追って述べてみたいと思う。……もちろんそれは、僕個人の見解によるものだが……

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「昔のことはいいよ~~~。今に生きようよ~~~。それにしても、暑いよ~~~」と、佐助は今日も“仰向けのむささび”状態。

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「今のうちだ~~」とKapparに風呂に入れられ、お疲れだった。

名前にVANが入っているというだけのつながりで……。Randy VanWarmerの“Just When I Needed You Most”

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毎日、少しずつ楽しむ……

メリハリ消費&メリハリ暮らし、と決めているものの、生来のお調子者、“楽しい・うれしい・調子いい”時は、ついついやり過ぎてしまうことがある。と言うより、制止や注意や心配も耳に入らなくなりがちだ。自分のこととはいえ、全く困ったものである。しかし、自分のことだから、「ダイジョブ、ダイジョブ~~~!」の報いは自分にやってくる。そんな膝の痛みだった。階段の上り下り以外には使わない、と決めて3日間。まだちょっと痛みがある日曜の午後、Kapparがふと「明日は、仙川の島忠に行ってくるね」と漏らした。「なぬ!置いていかれるとは、由々しきこと。仙川には楽しい匂いがするぞ。何が何でも付いていかねば……」。

その思いに膝も応えた!翌日午前10時、Tevaを履き玄関を出てみると、まるで前の日までが仮病だったかのような調子の良さ。仙川駅から島忠までの道程も、広い店内の移動もなんのその。帰りに「焼肉でも……」となった時などは、率先して前を行く勢いの良さ。ビールと暑さでタクシー帰宅になってしまったものの、意外なほど無事だった。

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夏休み中なのに、仙川は買い物客でにぎわっていた。

島忠に関するレポートは、また……。

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午後2時過ぎ、仰向けに寝転び、股間を撫でる扇風機の風を楽しんでいるかのような佐助を見ながら「しかし、心許ない機能は、毎日少しずつしかるべき時に、しかるべき目的に使って、しかるべく楽しむ方がいいんだろうなあ」と思ったのだった。

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成城リハさん、何か起きてない?起きてるでしょ!?前向きなこと?

成城リハビリテーションクリニックが、また動いている。以前も一度、妙にざわついていたことがあったが、その時は小さな経営危機だったようだ。今回は?

診察の担当医から「9月いっぱいで辞めることになりました」と聞いた頃から予感はあった。「代わりの担当医が、次回は挨拶程度ですが、顔を出します」と聞いて、疑問が少し膨らんでいた。そして、昨日。入り口に入ってすぐの“通所リハビリ”のルームはただならないほどの活気。

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受付には新しい顔が加わり、指導員の如き女性が笑顔でモニターを覗き込んだりしている。

内心“間違いない!これは何か起きている。所属するor提携する医療法人からの強い要望or指導の手が及んでいる感じだぞ~~!”と思いながら、診察を待つ。診察を受けたが、診察と言うよりも前任の医者が出していた薬のチェックにほとんどの時間を使う。新任の医者は初台リハビリテーション病院から来たようだ。「何階でした?…僕も5階にいたことありますよ」などと話す話し方に、彼の地位を感じる。新しい院長かもしれない。いや、しばらく以前から院長は彼だったのかもしれない。

とすると、ギャラの高い医者をリストラし、院長自らできるだけ現場を担当する。という、病院にありがちな経営改善が始まった可能性が高い。……信頼する患者や必要とする患者が多い病院は生き残ってもらわなくてはならない。そして、経営改善が患者にとっていい方向に動くエネルギー増につながれば言うことなし、なのだが……。

と思いつつ、リハ・ルームに向かった。窓からベランダを覗くと、葦簀の隙間の植木鉢に小さなトマトの実が生っていた。「やっと、初めての実が生ったんですよ~~」。振り向くと、担当の女性OTが笑顔で立っていた。

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麻痺側のあちこちが固まっていた。「だからかなあ、最近膝が痛いんですよ」と言った後は、オリンピックの話やスマホの話をして帰った。

早朝、女子サッカー残り20分くらいの時に起きたら、歩けないほど膝が痛かった。だましだまし1階までやっと降りて、惜しい銀メダルの試合の最後を観た。膝がしくしくと痛んでいた。今日の歯医者は諦めた方がよさそうだなあ、と思った。

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階段途中で爆睡する佐助。「今日はちょっと僕、大変なんですけど~~~」と起きてもらった。

歩くのがもどかしいと、こんな曲を思い出すのは何故?“Walk Right In”Dr.Hookも同じ曲やってますが…

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食う、寝る、遊ぶ

世間知らずのままVANに入社して間もなく会議があった。ホワイトボードに大書してあった議題は、“アイビーは、もう終わりか?”というもので、その下には“ボタンダウンシャツは、まだ売れるか?”という一文も見えた。なんのことかわからず、「何故、洋服の会社が植木の話をするのかな?」「ボタンが垂れた不良品のシャツが売れるわけないと思うけど……」などと、思っていた。会議が始まると、僕にとっては殆どが隠語の世界。意味を読み取ろうとするだけで時間は過ぎ去っていった。

そんな姿を見ていた先輩が“る・る・ぶ”という雑誌を「猫の雑誌で、舐める、いたぶる、弄ぶ、という猫が獲物に対して見せる行動を表しているんだぞ」と説明してくれた時、不覚にも信じてしまい、受け取った雑誌が全然違うものであることに気付いた時の顔を盗撮されたことがある。

猫も犬も、生活の基本は“食う、寝る、遊ぶ”だと思う。しかし、さすがにチビ婆さん、とんと遊ばなくなった。甲状腺機能亢進症の影響で、突然興奮して大声を上げながら走り回ることがあるだけだ。遂に、お漏らしもするようになった。今は、佐助用のおしっこシートの上に日がな一日寝そべっている。

人間もきっとそうなのだ。“遊ぶ”が減退すると、老いがくるのだ。そして、お漏らしが始まるのだ。くわばら、くわばら……。というわけで、今夜は“Kapparの真夏のリストランテ”。友人たちも来て遊ぶのだ~~~~。

*仕事漬けだったKapparが「ああ~~、料理した~~い!ストレス溜まりそう~~~」と叫んだのを、僕が聞き逃さなかったお蔭なのだ。“食う”が関係する“遊ぶ”を楽しみ、後は“寝る”の夜になるのか……。

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チビ婆さん、オリンピック中継が始まる頃からは、夜中に「ご飯、おくれ~~~」と鳴くようになった。ある意味では心得ているのである。ちょうどいいからテレビ観戦しながらご飯をあげる。夜中の方がよく食べる。すると、なにやら気配が……。

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二階で寝ていたはずの佐助が降りてくる足音だ。振り向くと、覗いている。結局「入れて欲しいよ~~」と鳴くので、三つ巴。賑やかな深夜である。……ん?今夜も???

めっきり弱ってきたチビ。いつも気にしてるから、ね~~~~!!

Willie Nelson“Always On My Mind” 

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残り物に福あり!??

昨日夕方、千歳烏山の動物病院に行った。佐助のワクチンとチビの健康診断が目的だったが、副次的な目的として、佐助の“カート訓練”というのもあった。

リュック、スリングとトライしてきたが、体重が12㎏を超えて安定してからは、やはりカートしかないかな?ということになり、先日ネットで購入。家の中で試してみたところ、「なんだかいいぞ~~」となり、後は少しずつ実践あるのみの状態だった。まずは近場から試し、やがて電車に乗り、そして遠出だ~~、と広がる夢の第一歩。それが、昨日の動物病院行きだったのだ。

午後5時、地下室に置いてあったカートを外に出し、準備完了。チビは、スリングに入れてKapparが肩から掛けた。

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この前に、杖を突きひょこたん歩く僕がいるわけだから、ちょっとした珍道中だ。

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泣き続けていたチビも顔を出すと落ち着いた。

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京王線の踏切も渡り、

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病院に到着。スムーズだった。Kapparの負担は大きいようだが……。

佐助はこの病院が好きなようで、ワクチンはさっさと終わった。次はチビだ!

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病院嫌いのチビは、機嫌が悪い。

診察室に入って行ってしばらくすると、続けて凄まじい鳴き声が……。

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診察室に向かって吠える佐助。…実はこの間、チビは大量のおもらし。採血され、わだかまった毛を刈られ、爪を切られ、で大騒ぎだったらしい。

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終わって出てくると、妙に落ち着いてぼんやりこちらを見ている。しかし、体重激減、腎臓機能の低下、甲状腺ホルモン異常等々が発見され、さらなる精密検査を待つこととなった。この後、点滴も受けた。

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帰りは、佐助は散歩ということで、カートはチビのものに。

「後1年くらいですかねえ」と言われた推定17~18歳のチビ。「ウチに飛び込んできたから続いた命だったんだねえ」と言いながら、これからも普通に一緒に暮らしながら、年老いてできなくなったことの一つひとつを配慮してあげようね、と語り合った。佐助は散歩を満喫。空は、不思議な色に染まっていた。

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旧友の訃報が入ってきて3日目。“残りの命”を考えてしまう夕暮れの道だった。……でもきっと“残り物に福あり!”なんだ、と思った。

レバノン生まれのシンガー・ソングライターMaher Zain(マーハ・ザイン)の“For The Rest Of My Life”

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“拠り所”消費

中古車の個人間売買を始めた男性がいた。なかなかおもしろいビジネス・システムで、次第に成長していった。福岡から九州全域へと拡大、全国展開へと動こうとしていた頃に知り合い、博多で飲んだ。上々の機嫌になった彼は、「いや、僕たちダンコンの世代は○×△……」と叫びながら、肩を組んできた。「ダンカイだろ?ダンカイ!ダンコンて……」と心の中で突っ込みながら、顔を上げずに僕は笑った。しばらくそのままにしておいた。

ガソリンの元売り、GSのチェーンなどにGSの副業として提案し、しばらく頑張ってみたが前には進まなかった。次の手を考え準備していた頃、ダンコンの彼は、個人間売買の媒体として始めた雑誌の売り上げと広告収入の増大で、個人間売買にはあまり興味がなくなっていた。“僕たちダンコンの世代”という大きな声と得意満面の笑顔だけが、記憶に残った。

それから20年、クルマは消費の花形の座を降りて久しい。免許を取ろうともしない若者が増えたため、TOYOTAなどは“免許を取ろう!”キャンペーンをしているほどだ。雑誌ソトコトのSlow LifeキャンペーンのバックアップをしていたのもTOYOTAだったような気がする。ライフスタイルの中でのクルマの居場所をずっと探し続けているようにも見える。少なくとも、かつては若者の心の“拠り所”だったクルマが、その場所を携帯やスマホに譲り渡してしまっているのは確かだろう。

“拠り所”は、移り変わっていく。大きな市場トレンドを形成する“拠り所”消費も移ろいやすいものなのだ。

などと大きなことを言ってはいるが、僕の“拠り所”消費は、実にセコイ。一点豪華主義とは程遠い。そんな経験もないが……。

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Kapparにおねだりして買ってもらった“かき氷器”。冷蔵庫の製氷皿の氷が使えるんだぞ~~!ハンドル式なんだぞ~~~!

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裸一貫男には、もとより物欲はない。日光浴は相変わらずあるようだが……。

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“沈黙は金”というけれど……“Silence is Golden”by The Tremeloes

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