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田舎で暮らすなら……。益田市は、どうよ……。

島根県益田市は、暮らしやすい所だと思う。日本海に沿った、適度に街、適度に田舎の小都市で、鮎で知られた高津川と緑の山もある。山海のおいしいものには事欠かない。山陰ではあるが、西の外れに近く、雪も少ない。萩と津和野だって、すぐ近くだ。市の中心部からクルマで少しのところに、何カ所かの温泉もある。市内には、立派なホールもあれば、空調の整った新しい図書館もある。コンビニもあるし、家電量販店、ホームセンターから青山、しまむら、ユニクロまである。ブランドにこだわりたい人は、ネットで購入するか、広島に行けばいい。道の駅もあれば、マックだってある。ガストも見かけたような気がする。元々商業の盛んな街だったせいか、裏道には飲み屋だって並んでいる。住民の気質は明るく、屈託がない。その分、粘り強く何かを成し遂げていくのは苦手で、それが、基幹と言えるだけの産業が育たない大きな要因かもしれない。

しかし、退職者にとっては、とてもいい町なのではないか、と思う。もし僕が市長だったら、 “第二の人生を益田で”的なキャンペーンを張り、都市に住む仕事を引退した出身者を手始めに、益田への移住促進活動をするかもしれない。退職者とはいえ、人が集まればノウハウも集まる。ネットワークも形成される。住民の意識に新風が吹きこまれる可能性だってある。移住した人たちだって楽しいに違いない。

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雪舟庭園のある医光寺の向かいの路地を入って行ったら、普通の民家にこんな看板が……。元実家のすぐ近くだが、知らなかった~~~~。

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空港近くにある幡龍湖。湖岸には、藤棚のある休憩所もある。人込みの心配は一切ない。

東南アジアに移住するよりも、はるかにいいと思うのだが……。

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15年後の揺り戻し?!(豊かな土壌と盛り土の共存へ?!)

移動と物流の主たる手段が鉄道だった時代は、駅が町作りの中心にあった。やがて、モータリゼーションの進行でクルマが輸送手段の主役になってくると、鉄道利用は廃れていき、それに伴って町の中核をなしていた駅前”の役割も小さくなっていった。

したがって、道路の整備とそれを核とした新しい町作りが、大型店の誘致を中心とした商業施設の郊外への集約へと移っていくのは、ある意味ではやむを得ない。しかし、休耕田が多くなっているとはいえ、豊かな田園地帯に盛り土をして呼び込んだ中央資本の商業施設が街を豊かにしてくれるとは、あまり考えられない。生産なくして、豊かな消費もありえないはずだからだ。医光寺へ向かう道すがら、「あ~~あ、あの下に埋もれた豊かな土地が復活するのは大変だろうなあ」と、僕はクルマの後部座席で溜息をついた。

しかし、750円のランチをお墓参りの後にとっている時のF子さんの話と帰りの空港で見た光景に、可能性も感じたのだった。きっと、残存している豊かな土壌(=豊かで逞しい田舎の人たちの感性)が再び町作りの主役に躍り出てくることだろう。15年後くらいかな?盛り土はいつだって仮の姿だし……。

F子さんの話:「昨日、半日かけて畑に玉葱を植えたのよ。そしたら、今朝見たら、全部猿に食べられてたの。」(え~~!もったいない!)「いいの、いいの。しょうがないもんね。また植えればいいんだもの」。

空港で見かけた光景:お土産を選んでいたら、少し離れたところに老女が…。空港まで送ってくれたF子さんが、僕に耳打ちした。「あれ、同級生のI君のお母さんよ。クルマでお昼ごはん食べに来たんだと思うよ。86歳よ。元気よね~~」。10分後、ラウンジでうどんを注文し横のテーブルを見ると、そのおばあちゃんがいた。前には小ジョッキ。F子さんに気付き、「本当はいけないのよね。でも、ちょっとだから」と肩をすくめた。

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うどんを食べ終わり待合室に出ると、おばあちゃんにまた先を越されていた。どっかと椅子に腰かけ、新聞を広げている。なんだか、うれしくなった。底力って、こういうものなんだろうなあ、と思った。

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1980年頃、大平政権下で打ち出された“田園都市国家構想”は、なかなかいい構想だと思っていたが、これから現実のものになっていくのかもしれない……。

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機内から、右に空港、左に益田市中心部。ちっちゃく見えても、人口5万人強。……ちっちゃいか……

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豊かな土壌と盛り土……田舎と都会、あるいは田舎の変貌

一泊二日の墓参帰省、無事終了!脳卒中発症後も欠かすことのなかった墓参帰省だが、さすがに初台リハビリテーション退院4か月半後の春は、羽田まではタクシーを利用したが、翌年からは、新宿からリムジンバスを利用。飛行機代もANAのマイレージ利用(そのために、1年間せっせと貯めている)で往復無料と、費用を軽減。島根県益田市にある萩・石見空港に着くと、中学時代の同級生F子さんがクルマで待っていてくれて、お墓参りや食事に付き添ってくれるので、かなり安心な墓参帰省になっている。有り難いことだ。

約20分の空港~墓地のクルマの中では、益田市の変化と同級生たちの消息を聞きながら、窓外を眺め、写真を撮り、あれこれ考える。

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今年ふと浮かんだのは、「豊かな土壌と盛り土」というフレーズだった。*このことについては、また明日……。

医光寺の脇の急坂を上り墓地に着くと、親父と二人目、三人目の妻が眠るお墓にカタツムリを発見。せっかちだった親父が仏様に姿を変えさせられたに違いない、と微笑ましくなった。

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せっせと草を抜いてくれたF子さんの記念写真を撮ろうとしたら、後ろを向かれてしまった。ほんとに、ありがとう~~~!

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少し買い物をしてホテルにチェックインしたのが、午後5時。なんと、フロントはお坊さんだらけ。臨済宗のお寺で小坊主から修行した親父が呼び寄せたかのようだ。

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部屋に入ってカーテンを開け、買ってきたビールを飲みながら景色を眺め、“来し方”を想った。“行く末”は浮かばなかった。

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するとまた、「豊かな土壌と盛り土」というフレーズが浮かんできたのだった。

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なにも、ここまで……

ここ一週間の供給不足のお詫びも込めてあるのか、今日は朝から、陽射しの大盤振る舞い。昨日との温度差10度にもなるらしい。身体が縮こまり、肩や腕が痛んでいた身には有り難い話だが、3月以降の天候からして、ついつい反動が気になってしまう。しかし、とにもかくにも、出かけるには絶好の天気ではないか。今日は銀行回りのお使いの日と知っての天の恵みと考えよう。と、午前10時過ぎに家を出た。

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あれ?お出かけですか?

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お出かけだって~~。と、佐助に見送られ、

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桜の後は、私たちでどうっすか?と言わんばかりの道端の花々に出会いながら、

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久我山駅の改札口真上に巣作り中らしき燕を発見して、

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用事を済ませ、買い物袋をぶら提げて帰ってきた(きちんと歩いている風の写真を選んでます。こんなにきちんと歩けません……)。

暑さに疲れた。「なにも、ここまで…」と心底思った。明日から一泊二日の墓参帰省(羽田~萩・石見空港)。お天気が手の平返しにならなければいいが……。

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名は体を表わす!?

本当に?本当にそうなのかなあ?いつも、名は体を表わしているのかなあ。名にふさわしい体を持たなくちゃだめだよ。ということじゃないのかな?

随分以前、年下の商社マンの友人に相談を受けた。彼は、当時30代半ば。大商社の社員としての行く末がそろそろ見えてくる頃だった。

「僕、辞めたいんですけど、会社」と、彼は切り出した。「そんな感じはしてたけど、辞めて何したいの?」と訊くと、「同じような仕事、できないですかねえ、僕にも」と言う。「隣の芝生じゃない?俺みたいにフリーでやっていくのは、自由と引き換えにリスクと不安を抱えてるんだよ。商社マンでいいじゃない。向いてると思うし」と答えると、持っていた焼き鳥の串を置いて、「それがね。カミさんもそう言うんですよ。しかも、“あんたから商社を取ったら何が残るのよ!”とまで言うんですよ~~」と溜め息をついた。申し訳ないと思いつつ、僕は大笑いをしてしまったのだった。

結局、彼は商社を辞めることはなく、関連会社の社長を務めた後、今は“退職までゆっくりやってね”という席で高給をもらい、社内悠々自適族となっている。奥さんの諫言は功を奏したようだ。“めでたし、めでたし”の話だが、奥さんは、彼の名(肩書きも含めて)が体よりも大きいと思っていたのかもしれない……。なかなかの眼力の持ち主なんだろう……。

といったことを思い出させてくれたのが、犬友仲間の豆助君。僕は会ったことはなく、話に聞いただけだが、Kapparによると、こうだ。

「豆助君て子がいるんだけど、また大きくなったって飼い主さんが悩んでるみたいなのよ。19㎏になったって。それくらいの柴犬だったらいるだろうよ、って思うでしょ。実は、豆助君、豆柴なのよ」

嘘だ、詐欺だ、ペットショップを訴えなくちゃ~~、と騒ぎたくなるところだが、飼い主さんの話によると、豆柴は犬種としては確立していないようで、“すごくちっちゃい柴犬”をそう呼んでいるだけなのが現状だそうだ。“すごくちっちゃい柴犬”同士の交配をしても、まだ隔世遺伝や隔隔世遺伝で、ぽこっと柴犬が生まれてくるのだそうだ。要するに、安定して豆柴が生み出されるには歴史が浅いということだろう。

名が体を表わさない典型的な例は、豆柴にあり!なのだ。

我々は、氏素性や血統を気にしないタイプだが、佐助とチビの両親のことは、ついつい想像してしまう。

だって、こんな顔や、

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こんな姿を見てると、

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親はどんなだったんだ~~?と思ってしまうからだ。想像もつかないけど……。

 

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心遣いというステイタス

小田急線の複々線化と同時に進行していった各駅の改修。エリア・マーケティングの基礎となる地域住民特性に明るい鉄道会社らしく、JR東日本が10年ばかり前に打ち出し、今のところ成功を収めている“ステーション・ルネッサンス”の小田急的な(身の丈に合った)開発が行われてきている……ような気がする。

様々なソーシャル・ビジネスの拠点として活用しようとする動きも散見されるが、それはまだ芽を出すには至っていないようだ。が、しかし、ワーキング・マザーのための託児所や介護主婦のための小規模なデイケア施設など、今後新たな“小田急ステーション・ルネッサンス”が進行していけば、小田急線沿線に新たなビジネスの点と線が出来上がっていくような気もする……期待し過ぎかな?……しかし、小田急OX成城学園前店に、月2回の通院リハビリの帰りに立ち寄っていると、複々線化をきっかけに、自分たちの企業資産をきちんと活かしていこうという小田急の姿勢と企業活力が、店頭から透けて見えてくるようで、期待を寄せることは、あながち間違いでもなさそうだと思えてくる。

その一つの典型が、「目玉抜きホタルイカ」。よく買った「ワタ抜き小鯵」にも感心させられたが、この「目玉抜きホタルイカ」にはちょっと驚かされた。

目玉がない方がおいしいとわかっているからこそ、ホタルイカを買おうとすると、躊躇する。おいしく食べるための手間(もやしの根切りのような感じ?)と、味への不満を秤にかけてしまうからだ。もちろん、この「目玉抜きホタルイカ」はすぐに手に取った。2パック買おうかと思ったくらいだ。期待通り、おいしくいただいた。

料理素材とおいしい料理とのインターフェイス(大げさ?)こそ、素材を売る側の最善のサービス。心遣いと惜しみない手間。それを商品そのものが持っているステータスに依存して惜しんだ業態や店は弱体化せざるを得ない。

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そして、昨晩。シンクの前から「目玉のおやじだらけだ~~~!」という叫び声。見ると、せっせ、せっせとKapparがつまんで取ったホタルイカの目玉が、シンクの底に。おいしさにこだわるKapparは、小鯵を唐揚げにする時にはワタ抜き、ホタルイカを食べる時は目取りを忘れない。昨晩は、残念ながら他店で購入したホタルイカ。その結果の、目玉おやじの大群だったのだった。

「年取ったら目玉のおやじになりたい。誰かの肩に乗って、耳元でああだこうだ言いたい」とよく言っていたものだが、撤回したくなる有り様だった。

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すっかり膝乗り習慣が復活したチビの“舐め舐め”は、心遣いではなさそうだが……。

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(進んでいません。次回更新は、4月24日予定です)

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老いるのは誰しも……。

「朝、鏡を見ると、あ~~~また老けちまったなあ、って思うんだよ。毎朝だよ!2~3年前からかなあ。いやんなっちゃうよ」と長嘆息した10歳年上の知り合いがいた。その台詞を耳にしたのが、7年前。となると、僕にも“老いに長嘆息”の季節がやってきていることになる。

マルキュウで買い物をして、「まだ着られるのよ~~」と微笑んでいる女性社長の、パッツンパッツンのブラウスの下に無理矢理押しこめられた脂肪の影を見て、少し俯いてしまったのも、7年前。俯きながら、「“着られる”と“似合う”は違うんだけどなあ」と、頭の中で呟いたものだ。当時の彼女は50代半ばだった。

“老いるのは誰しも嫌なものだ。しかし残念ながら、それが長生きするための唯一の方法なのだ”。アナトール・フランスの言葉だが、うまいこと言うもんだ。

美魔女になるよりもかわいいお婆ちゃんになりたい、と公言して憚らない女性はいないのかなあ。樹木希林さんの素敵さは、きっと美しさに対する価値観の独自性にあるんだろうなあ。

などと、樹木希林さんが認知症の女性を演じるCMを観て思った。認知症の現実は、CMほど甘くはないが……。

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今日、初台リハビリテーション病院隣の宮澤歯科に行った帰り、歩行訓練に出てきた患者さんを見た。“頑張って!”と、しばし後ろ姿を見続けた。

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帰ってくると、“回春ただ中?”のチビの毛の塊が落ちていた。

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(進んでいません。次回更新は、しばらく先になりそうです。)

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回春?!

突然のことだった。ここ一か月くらい、パソコンの前にいる僕の横に来てウニャウニャ言っては、じとーっと見つめていたチビが、膝に飛び乗ってきたのだった。

こんな風にだった(慌てて撮ったので、おわかりいただけるかどうか……)。

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まず、横から手を乗せて様子見をしてきた。

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次いで、両足の間から顔と手を出してきた。「いや~~ん、チビ~~」と、僕。

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再び横に回り、今度は両手を掛けてきた。

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そしてついに、飛び乗ってきたのだった。1年半ぶりのことだ。

ゴロゴロと喉を鳴らすチビ。僕の麻痺側の手(左手)をぺろぺろ、ゴロゴロ、ぺろぺろ、ゴロゴロ、………時折、うにゃ~~。

その声に足音高く2階から降りてきた佐助が横にやってきて、キュイ~~ン、クィ~~ン。

賑やかで和やかな15分は、チビが膝から降りて、終わった。

最近、一日2~3度、うにゃにゃにゃにゃ~~~~!と大声を上げながら走り回る老猫(推定18歳)チビ。若い佐助との接触が、回春効果をもたらしたか、元気もりもりだ。うれしいが、Kapparは「死なないのかもよ~~、チビは。化け猫の領域に達するかもよ~~」と、不気味に微笑んだりしている。

 

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(次回更新は、未定です。ちょっといろいろと……)

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2分のための1時間。15分のための30分。

初台リハビリテーション病院入院中にお世話になった宮澤歯科に、またお世話になっている。往復で小1時間かかるのだが、“速い、上手い、安い(?)”の宮澤先生にお願いした方がいい、と思っている。毎週金曜日の通院。診察時間はわずか2分(薬を注入するだけ)だが、行き帰りに少しずつ小さな楽しみを見つけつつあるので苦にならない。

そして今日は、カットのみ980円のカットハウス(美容院と言いたいところだが…)で髪を切ってきた。こちらは、30分待ってカット15分。退屈だった。退屈している自分を写真に撮って、退屈しのぎをした。

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終わってKapparが買い物中のサミットへ。水曜日のお昼前。なのに、店内は中・高年でわさわさ。

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まさか、今再注目されている冷凍食品特売日だから、ということでもあるまいし、冷暖房費の節約のための外出という時季でもなさそうだし、と、理由はわからずじまい。そのうち、謎解きするぞ~~~(たまたまだったりして……)と、配達依頼をして帰路に。

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すると、見つけました!楽しいこと。かねてから注目していた“陽気ハイツ”の手前に、なんと“陽気荘”を発見したのだ。ネームプレートが木陰に隠れていて、今まで見逃していたのだ。きっと、先に“陽気荘”ありきの“陽気ハイツ”なのだ。兄貴と弟といったところか。ん?姉貴と妹かな?……いずれにしろ、ちょっと陽気になれた帰り道だった。

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(体調不良で進んでいません。次回更新は、4月19日になります)

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三寒四温にも、程があるぞ~~!

とかく世の中には、グレーゾーンが多い。「白黒はっきりさせようじゃないか!」と息巻く人が多いのも頷ける。

しかし、グレーゾーンは緩衝地帯でもある。明確に白と黒に分けることがいつも問題解決になるとも思えない。“Show the flag”などとすぐ言うのは、どうも欧米的な発想のような気もするし……。敵か味方か峻別しようとする姿勢は、味方の囲い込みと確認を繰り返していないと不安になる。敵も多くならざるを得ない。多くの人はいつもグレーゾーンにいて、白か黒か決めなくてはならない土壇場で、やっとどちらかの旗を揚げるものだと、僕は思う。

季節のグレーゾーンも、いいものだ。散りきってはいない桜の木の足元でツツジが咲き始めたりすると、なかなか気を使って季節のバトンタッチしてくれてるんだなあ、などと思ったりもする。

しかし、ここのところの気温差は、なんだ?!5月の気温の後に3月の気温、なんてことが、脳卒中後遺症の身体に影響ないとでもいうのだろうか。筋肉は固まり、痛みや痙攣さえ襲ってくる。なんとかしてくれ~~と、言いたくもなる。抗議する相手もいないのだが……。

ちょっと復活気味の今日は、Kapparの“セラピー犬講座”初受講の日。さてさて、鑑識デビューを果たした駄犬王子・佐助。セラピー犬としてのデビューも果たせるのか……。「リハビリと介護NET」で紹介していきま~~す。

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「う~~~~ん、また仕事増えるんかい。ちょっと、考えさせて~~~」

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“鑑識”佐助、ご近所捜査デビュー!

“なかったことの証明”と“ないことの証明”は、難しい。

「その現場に、僕はいなかった!」と、いくら主張しても、“いなかった”ものは目撃できない。だから、ほかの場所にいたことを証明し、その結果として“いなかった”ことを証明するしかない。アリバイ、である。…でも困るのは“心のアリバイ”。「そんなつもりはなかった」「そんなつもりはない」というのは、まったく証明不能だからだ。「そうだったに違いない」という人に対して言い張ると、喧嘩になって収拾がつかなくなる……。記録と記憶が確かであれば、喧嘩も減るのだろうが……。

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しかし、犯罪や事故が絡む時は、そうもいかない。喧嘩ではすまされない。だからこそ、犬が鑑識の一員として活躍することになるのだ。なぜなら、人の1000倍と言われる嗅覚を持つ犬は、嗅覚に関連する記憶力も優れているからだ。匂いの痕跡を辿らせると、過去にだって遡れそうなくらいだ。

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などと、大袈裟に言うことでもないが、遂に我が家の“駄犬王子”佐助が、満を持して鑑識デビューしたのだ。制服に身を包み、朝早くからご出勤。「何かの調査ですか?」と声を掛けられ(これ、本当です!)ても目もくれず、怪しげな匂いを追いかけた。

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見つけた!カタツムリ一匹!……そして、「今日のところは、これくらいにしておいてやるか」と、お友達とくんずほぐれつの遊びをして帰ってきたのだった。

これからの活躍が楽しみである!!!

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カタツムリ一匹分の疲れはあったようで……。

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悲喜こもごもの春

人の気持は、見るものに表れる。いつも、毎年、同じ場所から見ているはずの同じ景色に発見がある時は、きっと心に何かの変化がある時。発見がうれしいものか、悲しいものか,かわいいものか、醜いものか……。それは、とりもなおさず、心の変わり様を映し出しているものなのだ……きっと!

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花見の終わる頃、同じ桜の景色でも、葉桜に目が行くのか、水辺に溜まる花弁に目が行くのか、によって心の有り様は異なるはず。

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昨日、左手にリードを引っ掛けて佐助との散歩をした“葉桜気分”は、今日、初台リハビリテーション病院前に停まった救急車を歯医者の帰りに見かけて、“水辺の花弁気分”に変わった。うららかな春の光の下でも、悲喜こもごもなんだなあ。

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命の営業……佐助の場合

以前住んでいた家の近くに、耳の欠けた野良猫がいた。身体は黒く顔もいかついのだが、何しろ声がかわいい。その声には、人の足を止め、微笑みを誘うほどの力があった。ある夜、近寄ってきた“耳かけ”(まんまのネーミング)の頭を撫でようとしていたら、通りかかった近所のおばさんが「ああ、この子ね。本当に営業が上手よねえ」と、にこりと笑って去った。“なるほど、営業か~~”と思った。

“天使の微笑み”とも言われるBabys Smileは、赤ん坊が生き延びていくために、生まれながらにして身に付けている「かわいいと思ってもらえる表情」であり、決して笑っているわけではない、という説もある。生き延びていくための「命の営業」ノウハウは、動物それぞれに似つかわしい“かわいさ”で、きちんとプログラミングされているものなのかもしれない。

今朝、Kapparは父母の通院付き添いに小田原へ、僕はリハビリへ、佐助は預かり所での半日預かりへ、となるので、一緒に家を出た。これはいい機会だと思い、杖とリードを一緒に持ち、佐助との散歩の練習をしてみた。最近の佐助は無理に引っ張ることもないので、なかなかいい感じで歩いていたのだが、突然、道路の反対側が気になったようで、引っ張るように動いた。なんとか踏みとどまり、何があったのか確認しておこうと向こう側を見てみると、制服姿で清掃作業中のおじさんだった。それを見て、あることに思い当たった。そして、Kapparとこんな話になった。

「制服の男の人が大好きだよね、佐助。とにかく甘えるよね、制服の男の人に会うと。今急に動いたのも、ほら、あの人が気になったからじゃない?」

「うん。きっと、そうだ!好きだねえ、制服の男の人」

「その理由だけど、保健所で目を付けてくれてボランティアさんに連絡してくれたおじさんも、制服着てたんじゃないかなあ。その人の優しさを覚えてるのかもよ」

「あ!そうかもしれない。きっと、そうだよ!」

佐助の「命の営業」は、とにかく甘えることだったのかもしれない。周りから次々と犬たちが消えていく中でもおとなしくしていたという佐助が、生きながらえていくために唯一したことが、甘えることだったのだろう。受け止めてくれた制服のおじさんの姿は、佐助の頭に刷り込まれ、“制服のおじさん、大好き~~”になっているに違いない。

佐助の心の歴史に触れたような気がした朝だった。

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保健所のおじさんが「いい子がいるんだけど、引き取れないかなあ」とボランティアさんに連絡してきた時の写真。この手の先には、制服が……きっと!

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ボランティアさんの家に引き取られた直後の佐助。当時、月齢5~6か月。

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1年半前、我が家にやってきた直後の佐助。不安そうな目をしている。

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そして、数日前の佐助。大人になったもんだ。優しい目になったもんだ。……よかった、よかった。

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昭和少年漂流記、連載中!

 (4月11日更新済み。次回更新は、4月13日です!)

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失うものと引き換えに……

脳出血後、しばらく完全に失った左半身の能力をかなり取り戻したが、左手の機能は回復せず、歩けるものの左の股関節、膝、足首も、どうもよろしくない。しかし、しかし、である。失うものと引き換えに得たものも、かなりある。

その最大のものが、“天気予報機能”。湿度や気圧の変化に敏感になり、そのレベルや気象予報士なにするものぞ、の勢いだ。麻痺痛が伴うのは不愉快だが……。

で、その麻痺痛予報、昨日は快晴だったのに、今日の天気を予知していたのだ!午後には、“あれれ?左肩が痛いぞ、膝がふらつくぞ”が、今朝になると、“ピりり電気が走ったぞ、2回も!”となり、その直後には雨。やがて、冷たい風。となったのだった。

しかし、しかし、である。その結果、佐助のグループレッスンは延期。便乗花見は中止。いいこともなくなったのだ!失うものと引き換えに得るもので失う、なんて。二重否定の魔のロジックのようだ~~。

こんな時の友人の有り難さ!友人のカメラマン寺崎さんから、桜便りが届いた。その中の2枚をご紹介しちゃおうかな~~~。

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能力の在庫管理

耳に届く桜情報、目に届く桜情報、暖かく心を誘う春真っ盛りの日差し……。それらすべてに、固く心を閉ざして過ごした4日間。すべては、今日からの“活動の日々”があればこそ、だった。

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こんな写真を見せられても……。

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「来ないのかなあ?」と待たれても……。なのだった!なぜなら………

今日は、恒例の(高齢の?)銀行回り。明日は、芦花公園でのグループレッスン(佐助の、です!)見学と便乗花見。明後日は、通院リハビリ。その翌日は、歯医者。と、連日が活動の日々。限界点のある脳卒中後の足腰を見極めながらでなければ、すべてを楽しくこなすことはできない。

“ギリギリまで頑張る”ことが向上につながる年齢はとっくに過ぎ、“ギリギリまで頑張る”マイナスも大いに体験し、脳卒中後は、“ギリギリまで頑張る”危険も知ったので、今は“能力の在庫管理”に気を付けている。“転ばぬ先の在庫管理”だ。寝だめ、食いだめはできないが、使い道を考えて残しておいた在庫は、役に立つはずだ。…きっと……。というわけで、これから高齢の(恒例の!)銀行回りに行ってきま~~~す!

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最近多い“ほっぺた寝”をしていた老描チビも、

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きちんと猫座りをしてくれてお見送り。“高齢のよしみ”???

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(次回更新は、4月10日です!)

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“小”の曖昧で、深い意味!?

秋も深まって、せっかくの小春日和だからさ、小じんまりと縁側で飲もうと思ったらさ、うちの小舅が小うるさく言うもんで往来に跳び出たのよ。すると、突然の雨さ。小雨だからいいやと思って、そこの柳の下で雨宿りしてたら、ほら、あそこで小商いしてる店の角から、小ぎれいなお姉さんが小走りで出てきたのさ。そこに、ほらそこの小汚い家があるだろう。そこから小生意気そうなガキが飛び出てきて、お姉さんにトンとぶつかったのさ。お姉さんがよろけた拍子に、小粋な小紋の裾がはらりとしてさ、はっとするような白いおみ足が見えたんだけどさ、そのお姉さん、まあどうしたんでしょうって感じで小首を傾げただけで、何事もなかったように、また小走りで去って行ったんだよ。俺はもう、その小股の切れ上がった後姿に見とれてしまってさ。小躍りする気分で家に帰ったんだけどさ、俺がもう少し小ずるい男だったら、柳の下から飛び出て、大丈夫ですか?なんて小当たりを付けてたんだろうなって、後から思うとさあ……。

“小”が付く言葉が、僕は好きだ。とことんいい奴も悪い奴もいなくなってしまい、平和な感じがする。“小”を付けた方が実態をより正しく表すこともあると思う。しかし、どうも“大”の方が多用される傾向があるような気がする。残念だ。

“小改装オープン”とか“小セール”とか“小人気”などと表現する“小気骨”を示す人や企業が出てくると楽しいんだけどなあ、きっと……。

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いつも小腹が空いている佐助。「いない!」と思ったら、ベッドを小占領して、小いびきだった……。シャッター音で、いきなり小伸びをしたけど……。

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行きがけの駄賃、帰りがけの駄賃、途中で転んでもただでは起きない

強欲になろう、という話ではない。いつでも、どこにでも、いいことはある。というお話。

脳出血後、急にあちこちに問題が生じた僕の歯。Kapparの大英断で、初台リハビリテーション病院退院後、大補修工事を敢行した。以来、月に1回の通院を続けていた。バス~電車~徒歩15分の、片道小一時間の長丁場をリハビリと考えると、“ついでに”が大好きな僕にとって悪くない通院だと思い、多少の雨・風にもひるむものか、と頑張って3年。転居して心地良い空間に安穏と暮らすようになったら、緩んだ。冷たい雨が降る昨年2月、電話もせずにお休みした。電話をしなかったことが心の負担になり、そのまま足が遠のいた。

1年後、天罰が下った。ケアを続けるべきだった歯がズキリときた。やむを得ず、歯医者通院を再開(先延ばしを試みていた僕を差し置いて、Kapparが電話予約を入れたのだった)。先週が2回目。今週には、3回目の予約が入っている。

以前の通院時より歩行が楽になっていることを実感したので、今度はリハビリを意識せず、周りの景色や行き交う人たちを観察して楽しもうと思う。天気のいい帰りには、敢えて遠回りにも挑戦しようかな?……転ばないように、気を付けて……

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春の陽気に誘われて、“陽気ハイツ”に新しい住人がお引越ししてきたようだ。

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陽の降り注ぐ日曜の朝、毛玉君たちが消えたので、2階で仲良く日向ぼっこかと見に行こうとしたら、階段上でこんな顔と出くわした。暑くなったんだね、きっと。……まあこれも、行きがけの駄賃かな?

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佐助に引かれて……

最近の佐助散歩は、玄関を出たところでコースが決まることが多いらしい。Kapparの何通りものコース開発のおかげで、徒歩30分圏内のほとんどの道と公園を覚えた佐助。その日の気分によって行きたい方向があるようで、門扉を出た後は「さ、今日はどっちかな?」と佐助に行く方向を決めてもらうようにしているそうだ。

しかし、帰りはそうはいかない。Kapparには時間の都合がある。佐助が帰りたいそぶりを見せると、さっさと家路につくことになる。ところが、帰路の途中、佐助の鼻や耳に“こっちに楽しいことあるぞ”という情報が届くのか、あるいは“ちょっと待ってると、オヤツをくれるおじさんが来るよ”という啓示が降りてくるのか、突然ストライキをする。

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「そっちじゃな~~い。こっちに行きたいんだけどな~~~」と座り込み。

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「歩道橋、降りなくいもんね~~」とへたり込み。

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「帰りたくな~~い。さっきオヤツおじさん見えたんだも~~~ん」と寝転がる。

一度、佐助の思うがままに任せているとどんな散歩になるのかやってみよう、ということになっているのだが、時間と根気とオヤツと水(僕たちの…)が必要なので、なかなか実現するに至っていない。“春風や 牛にひかれて 善光寺”といった風情になればいいのだが……。

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TPOは、やっぱり大切!?

昨日午前10時。介護保険認定のための面接があった。これで4回目(?)だが、初めての男性だった。面接員の人は、契約で訪問面接を行っている、言わばアルバイトの人。しっかりとブリーフィングを受けることにはなるだろうが、資格や経験の必要性がある仕事なのかどうかは、知らない。過去3回は明らかに主婦とわかる女性だったのが、今回は若い男性だったので、“これも就職難の影響かなあ”と思いつつ、招き入れた。

面接の内容は、身体機能の現状、暮らしの中での自立性、認知や記憶の問題の有無、といったことを確認するためのもの(のようだ…)。それぞれ質問に答えていき、一部目視による確認が行われる。こういった質問の型通り、「まず、お名前から言っていただきましょうか?」から、始まった。“まともに答えるのもなんだかな~~”と思い、「加山雄三」と答えると、質問用紙に落としていた彼の目が上がり、驚いたように僕を見つめた。“いかん!これはまずかった!”と思い、慌てて「冗談ですよ~!」と言い、その後の冗談は、せいぜい住所、生年月日等を凄い早口で言うだけに留めたのだった。

終わるころ、「ベッドでの寝返りはどうですか?降りる時に問題はありませんか?」という質問の後、「実際にちょっと見せていただいていいですか?」ということになり、二階に上がることになった。先に片付けに上がったKapparを追うように僕が、調査員の人が階段を上がって行くと、「あれ?!みんな来てますよ~~」と後ろから調査員の人の声。振り向くと、佐助とチビがコトコト付いてきていた。

ベッドに横になると、「やった~~~!」とばかりに佐助もベッドに。しっかり僕の上に乗ってきたので、調べるはずの寝返りとベッド降りは後回し。まず、佐助よけから始めなければならなかった。

全員TPO(Time、Place、Ocasion)をわきまえていない一家だと思われたに違いない。……Kapparは除くが……

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近所のコブシが咲いた。空も快晴。

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Kapparは佐助散歩で、公園に土筆を発見。しかし、花見となると、TPOをわきまえない春の嵐がやってくる……。来週末までは、勘弁してほしいけどなあ。

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「そうでございますわよねえ」と言っているように見えなくもないチビ。

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大阪人から見た東京人(例)

大学の最後の1年間、大阪で暮らした。都島本通3丁目の交差点近くだった。大阪の人の方が京都人より好きだということもあったが、食べ物が安くておいしいのが一番大きな理由だった。

行きつけの銭湯の帰り、お金がある時は必ず焼肉を食べに行った。ホルモン少しと、てんこ盛りのキャベツ食べ放題のお蔭で、少しは酔っぱらうこともできた。すぐにガテン系のおじさん達と仲良しになった。お酒をどんどんご馳走になるようになった。

卒業が近づいてきたある夜。こんな会話になった。

「兄ちゃん、卒業したら、どないすんねん」

「就職しますわ」

「なんや、就職決まっとんのかい。で、どこに就職すんねん」

「東京行くんですけど」

「え?!あかん!そら、あかんで。東京なんか行ったら、ろくなことないで」

「そうですか~?なんでですの?」

「東京の奴はやなあ、銭湯行くのかて、お前、スーツ着て行くんやで。やっすいアパート住んでて外車乗ってるらしいし、なあ!俺らみたいのいてへんで~~。悪いこと言わん、止めとき!」

その後、元々大阪勤務希望だったが東京に行くことになって……などと説明はしてみたが、一切聞いてもらえず、おじさん達は、お酒を飲んでは「あかん!そら、あかんで~~」を繰り返していたのだった。いつものようにご馳走になり、「ご馳走様でした」といつものようにお礼を言ったのだが、おじさんたちの反応は冷たかった。寂しい夜だった。

でも、東京に来てなければ、こうして佐助にも………。寝とんのかい!顔、見えないし…。

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チビにだって、会えなかっ…………。猫草に夢中なのね。ま、いいか……。

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君は、昔の君ならず!?

“人は変わることができる”と言う人がいる。“男子三日会わずんば、括目して見よ”という言葉がある。しかし一方で、“三つ子の魂百まで”とも言われる。

高校を卒業した時、初めて親父と二人で喫茶店に入り、こんな質問をした。「ずっと僕を育ててきて、正直な感想として、“持って生まれてきたもの”と“後天的に得たもの”の比率はどれくらいだと感じてる?」。少し考えるかと思いきや、親父は即答した。「7対3かな?多めにみて」。「多めって、どっちが?」と聞き返すと、「後者の方」とまた即答した。「そんな風に息子を育てて確信すると、教師として虚しくない?」と訊くと、「しょうがないじゃないか、持ってないものや望んでないものを獲得させようとするのが教育じゃないしな。一人ひとりはみんな特殊なんだから、それをおもしろいと思えればいいんだよ。持って生まれたものは土台だから、そこにそれぞれが違うものを立派に積み上げていくのを助けるのは楽しいぞ~~」と言って、にやりとした。

「変わったね~~」と言われたことが、僕はほとんどない。「変わってるね~~」と言われたことは、よくあるが……。いいことなのかどうか、僕にはわからない。そんなこと、人が決めることだと思っている。

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一方、今朝、明らかに「変わったね~~」の二人(二匹)。佐助とチビである。なんと、身を寄せ合って寝ていたのだ!“陽だまりの力”、“お日様の力”が、二人(二匹)の関係を変えるかもしれない。楽しみなこった!

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百里の道も一歩から、とは言うけれど……。

“天国が待ってるんやで~~”“酒はうまいし、ネエチャンもきれいやで~~”などと言われても、百里の道を踏み出す勇気は僕にはない。“証拠見せてくれんとな~~”とか“向こうから連れてくることできひんのかいな?”などと、うじうじ言って、動かないことを選ぶだろう。ただし、好きな人や仲良しやいい奴が一歩を踏み出すと、話は違ってくるかもしれないが……。

引き返すリスクを想定しない冒険や、中途での下山に対する備えのない登山は、無謀だと思う。百里を歩くとなると、目的だけではなく長い道中に対する備えまで知りたくなってしまう。水は?食料は?靴は?薬は?できればエンターテインメントも?…

しかし、備えがあったとしても、三十里、四十里歩いたところで引き返したくなった時に、“行くか、戻るか”の判断を一番難しくするのは、「これまでの努力や犠牲が無駄になっていいのか」という心理だ。

戦争ではその心理が犠牲者を増やし、事業ではその心理が倒産へと向かわせる。「途中で諦めたら、今まで命を懸けてやってきた人たちにどう言い訳をするんだ。顔向けができるか?」「このままではダメだから、残る力を振り絞って全力で戦うんだ。でなければ、これまでのみんなの努力が無駄になるじゃないか」

いささか大時代なこんな言い方を、VAN倒産の1年ばかり前から倒産直前まで、何度か耳にした。まるで、大本営の将校たちの台詞のようだと思った。そして、そんな台詞を吐いていた人たちの多くは、巧みに倒産前に逃げ出したり、倒産後の仕事の準備をしていたのだった。僕は、今でも彼らを許せない!

「だから、遠くへ行こうと思っちゃいけないんだぜ、おっちゃん」と、佐助だったら言うのかな?だって、散歩コースにある滑り台だけでも十分に冒険だしね。というわけで、駄犬王子・佐助の初滑り(抱っこされて…)を連続写真で……。

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