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広がるネットワーク、失う信用。

最高の仕事仲間だった日高一男の口癖の一つだった。毎晩飲みながら話をしていると、一度は出てきた台詞だった。いつも笑っていたが、どうも自戒の念が込められているようだった。

「ネットワークの作り方を教えてください」とやってきた若い女性にも、「ネットワークを作ればなんとかなる、なんて間違い、間違い。“広がるネットワーク、失う信用”だよ」と言っていた。…そのとおりだ。

刎頚の友、管鮑の交わりがあれば、人の数なんて……。と思いつつも、たくさんの人との接点があると、それ自体が自分の存在証明のように感じてしまうものだ。黒いものから透明なものまで、思惑がそれぞれにあることなどどうでもよくなってしまう。喧騒の中で冷静に個を認識するのはむつかしいことだし……。

うららかな日差しは、久しぶりの気がする。窓を開け放ち、新緑の風を頬に受けていると、昼寝状態のワインおじさんを発見した。

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この人、ワインをお腹に入れていないと立っていられない。頂きもののワイン“まほろばの貴婦人”を、ひとまず持ってもらった。

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後ろは誕生日にいただいたiphone用スピーカー、横もいただきものの泡盛古酒。あらためて、ありがとう!e―pooh&Kenちゃん、そして岸さん。また、飲もうね~~~~。

60sFACTORYプロデューサーKakky(柿本)      第三章、連載中!“昭和少年漂流記” 

(以降、月曜日&金曜日に更新予定)

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自分を責めない。

「どうして自分を責めるのか。必要な時に他人がちゃんと責めてくれるから、いいじゃないか」と言ったのは、アインシュタイン。“プラス思考で行きましょう!”と言われるよりプラス思考になれる言葉だ。人を責めることを否定していないところも、僕は好きだ。

“私は反省しない女”と言っているKapparは、筋金入りの“プラス思考女”なのかもしれない。そう言えば、下を向いているところを見たことがないような……。

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マイナスに考えないようにしているだけの僕なぞ、まだまだ……。

こんな50歳の誕生日から10年経ってますが……。進歩とは無縁で……。

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Kapparの足元でよそ見している佐助レベルで……。ん?佐助が怒る????

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会社より上司、病院より医者、……。

就職相談や転職相談を受けると、必ず「会社より、どんな人と一緒に仕事ができるのか、が大切。特に、上司がどんな人か、が肝心。会社の知名度や規模に動かないように」と言っていた。脳出血になった時、どんな医者と巡り会ったかによって、かなりの違いが出るんだろうなあ、とつくづく思った。美しく清潔で、最新の設備を備えた歯医者にひどい目にあったこともある。プレゼンテーションに大デレゲーションで臨む広告代理店には、要警戒だ。……しかし、“名より実”と思いつつ、包装紙やパッケージには騙されてしまいがちなものだ。

美辞麗句に騙されてはならじ!と身構えつつも、ついつい「なんか、いいみたいだよ~~」と買ってしまった結果の“失敗購買”もいくつかある。笑い話にするしかないようなモノさえある。

だからこそ、「ひょっとしたら、またやっちゃったか~?」と、到着するまでドキドキしていた品が活躍してくれているのは、たまらなくうれしい。6000円分のポイントで手に入れたホームベーカリー(餅だってツケルんだぞ~~)は3日に1回、おいしいパンを製造してくれ、

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スターターセット2900円(ヨーグルト菌付き)を購入した“ケフィアヨーグルト・メーカー”は、2日に1回、じんわりと牛乳からケフィアヨーグルトを作ってくれている。

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「愛い奴よの~~~」と、目を細めて見たくもなるというものだ。

うむうむ、君たちも「愛い奴らよの~~~」。

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場所を変えて、今日もローテンションで居眠りの佐助。

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今日は“ゴロニャン”のチビ。外は雨だけど、のどかだよ。Kapparは仕事してるけど、ね。

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春はあけぼの 夏は夜 じゃ、梅雨は……?

「雨ってロマンチック~~~!」って、誰が言った~~?!誰が本当にそう思ってる~~~?!……と、高校生の時に日記に毒づいたことを急に思い出した。南の国のスコールは大好きだが、それは涼をくれるから。雨は、できれば寝ている間に降って、起きたら上がっていて欲しい。

梅雨だからしょうがないとはいえ、シトシト雨の土曜日。さて、みんなの過ごし方は……?と、iphone片手に地下から順に巡ってみた。

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地下のKapparは、相変わらずお仕事。しかも、締切間近で追い込み中!

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一階の佐助、熟睡中!

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二階のチビ、ご老体なのに食欲旺盛。お皿に入れたご飯よりも、パッケージに残った汁にご執心。

さて僕は、……。NPOの研究(?)でもしようかな?箕輪さん、情報ありがとう~~~!

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忍ぶれど 色に出にけり 我が恋は……

コミュニケーションの基本は、“知って欲しい”のような気がする。“知ってもらえている!”と思う人には、“知って欲しい”願望が湧いてこなくなる。安心で幸せなことだが、コミュニケーションの機会と頻度は落ちていくことになる。そして、悲しいかな、お互いの変化や日々の心の変動がわからなくなっていく……。ような気がする。

色に出るような想いは、熱い時だけ。恋してる時は、忍んでみせることがかえって強く伝わる、というテクニックであったりもする……。“知って欲しい”を理解し聴いてあげようとすること。時には我慢さえ必要な“聴く努力”が、コミュニケーションを豊かにするコツだと、僕は思っている。……おしゃべり、と言われておりますが…………。

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いつも一生懸命だから、佐助は吠えるのね。最近、目でもわかるけど……。

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“お久しぶり~~!”シリーズ

墓参帰省でリハビリを1度休んだため、今日は、ほぼ一ヶ月ぶりの成城リハビリテーションクリニックだった。

受付で“お久しぶりで~~す”。月2回のリハビリ仲間と“お久しぶりで~~す”。OT担当の方と“お久しぶりで~~す”。帰りに立ち寄った小田急OXで配送担当の人と“お久しぶりで~~す”。帰省の後、また小さな帰省をした気分だった。矢継ぎ早に“お久しぶりで~~す”と挨拶していたせいか、いろいろな人を思い出して会いたくなってしまったお昼時だった。

ちょこちょこと、Kapparの衣替え進行中!

仕事でお篭もりが続くKapparの外出機会は、週一回程度の打ち合わせと佐助の散歩。それでは気分転換に!と、Kapparの衣替えをKakkyが画策。ネットで古着やアウトレットの商品をちょこちょこ購入。

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とりあえず、散歩ウェアは2コーディネーションばかり、ほぼ完了。後は、レインウェアを残すのみだ。打ち合わせ用のコーディネーションは進行中。

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どんなんかなあ~~~?

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憐憫は、悲惨の掃除屋さん!

“哀れむ”と“憐れむ”の意味は同じだが、僕は勝手に若干異なるイメージを持っている。前者には“可哀相(かわいそう)”という想いが強く込められ、後者は“慈悲の心”から発せられている、ように思う。「同病相哀れむ」という言葉も、僕は「同病相憐れむ」と表記したい。お互いが悲しさを持ち寄るのではなく、憐憫の情を寄せ合う方が、豊かに前向きでいられるような気がするからだ。

「憐憫は、悲惨の掃除屋」と言ったのは、バーナード・ショーだったと思うが、憐憫の淵に身を置くことは、それが自己憐憫であっても、心温かく休まるものだ。苦しみや悲しみを抱えている人同士が、お互いを憐憫の情を持って出会える場所を作る。それが、僕の夢だ………。

湖か海の畔に養老院を建て、そこに親しい人、望む人を集め、幽界へと旅立った者を見送るたびに酒宴を開く……。という夢を語っていて、かなり本気だったが、なにしろ蓄財能力が皆無なので、実現不能と悟った。

しかし、集まる場所の作り方は、様々にある。一歩ずつ実現へと向かっていかなくては……。

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んなこと関係なしに、僕は暢気にしてま~~~す。と言わんばかりの佐助の姿。

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笑いながらシャッターを押していたら、胡乱な目で見られてしまった。

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微妙なお年頃か、はたまた蝙蝠か……

甘えると「もう大人なんだから!」と言われ、自己判断で動こうとすると「まだ子供なんだから!」と言われる……。“どっちなんだよ~~~!”と心の中で叫ぶ微妙なお年頃を、誰もが通り抜けてきたはず。大人になってご都合主義で立場を使い分けると「蝙蝠みたいな奴!信用できない!」となるので、自信はなくとも、とにかく“Show The Flag”を貫い……てきた……つもり……。

ところが、脳出血体験後は、気分は微妙なお年頃に戻った(蝙蝠かも……)。病人と健康な人の狭間にいつもいて、時には“都合良く使い分けてんじゃねえの?!お前”と自分に言いたくなるくらい。

そんな行ったり来たりが、今日は一日で起きた。午前中は、寒さで固まり痛む身体に無口に沈んだ心が、午後に陽の光を得ると、融けて開いていく。昼を境にしたジキルとハイドのようだ。回復したのかどうかも、微妙なお年頃らしい……。

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寒くて、2階のベッドで横になり毛布を被ろうとしたら、チビがさ~~っと腕に飛び込んできた。やむを得ずそのまま、しばらくチビのものになった。不思議なことに、寒さが気にならなくなっていった。心頭を滅却したわけではないが、気持ちの問題なのかも……。

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高橋名人、ご苦労さま~~~。

16連射で一世を風靡したハドソンの高橋名人が退社した。シューティングゲーム以外、あまり出番はなかったようにも思うが、彼の存在がゲーム業界に勢いをもたらす要因だったことは間違いないだろう。

バンダイから相談を受け、社員の橋本さんを名人に仕立て上げようと、スタイリングから決めていったことを懐かしく思い出した。

ゲームの仕事で印象的だったのは、スクウェアの会議に呼ばれ、初めて“ファイナルファンタジー”の脚本を読ませてもらった時のことだ。ダンジョンゲームで小さなヒットは放っていたが、大きなヒットのなかった当時のスクウェア。「これが、最後に賭けた夢。そんな気持ちも込めたネーミングなんです」と坂口博信さんから聞きながら目を通した脚本。凄い!と思った。天野喜孝さんのイラストも精緻で、ドラクエよりも高い年代層に大歓迎されると思った。それが一つの要因となって、頼まれたパッケージ・デザインは、白ベースにした。僕は、FFⅣが一番好きだった。

Kapparの“仕事引きこもり”、また2ヶ月を超える!その間、休んだのは一日半。階段の恐怖を克服した佐助が、傍にいて和んでいる。肝心のKapparの癒しになっているかどうかは、疑問だが……。

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待てば海路の日和あり

“エジプトのカイロは、待っていればいい天気になる街なんだあ~~”と、初めてこの諺を耳にしたときは思った。しばらくそのままで、カイロは基本的にいつも晴れている街で、明るい地中海の陽光に溢れた心地いい所なんだ、と思い込んでいた。

やっと本当の意味を知ったとき、少し心が赤面した。もう一つほぼ同時に知った“機を見るに敏”という言葉とどちらを取ろうかな、などと考えたりもした。“機”は、向こうからのこのこやってくるもんじゃないんだ、と痛いほどわかるには、まだ経験不足の子供だった。動いているものに人もチャンスも興味を示すんだなあ、と思い始めたのは20才を過ぎた頃だった。

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水鳥に興味津々の佐助。動くものに反応することが、狩猟の本能なんだなあ。生命をつなぐ源泉なんだなあ、と見ていて思う。

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幽霊の正体見たり枯れ尾花

実態(or実体)をしっかりと把握することもなく徒に怯えるのは意味がなく、むしろ大きなマイナスを生み出す。知ってみると“なあ~~~んだ~!”ということに、意外と人は振り回されているものだ。

“犬が人を噛んでも記事にはならない。人が犬を噛んだら記事になるのだ。”などと、かつて新聞記者を志す者は教えられた。その話を聞いた時、“なるほど!”と思う一方で“スキャンダリズムとの違いは?”と思った。「幽霊が出た~~」と騒ぐほうがおもしろいとも言えるし……。とかく正しいことを伝えるのは、むつかしいものだ。正しいことってのも、むつかしいくらいだもんなあ……。

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犬が首を傾げるのは、目の焦点を合わせる行為らしい。“な~に?”と思っているというのは、どうも人間の勝手な解釈のようだ……。

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断ち切りにくい、負の連鎖

“されたことは、せずに断ち切る。”“してもらったことは、してあげて続ける。”中学の卓球部で三年生になった時、そう決めた。とてもいい決意だ、と自分では思い、最上級生の間で徹底することにした。平和な部になった。無茶な“うさぎ跳び”やランニングは激減した。

しかし、平和には甘さも付随してくるものらしく、初心者の一年生が上級生の手ほどきを素直に聴かなくなった。数日悩んだ挙句、一番態度の悪かった一年生を、みんなの前で殴った。練習はピリっとしたが、手も心も痛かった。一度きりのことだが、忘れられない。

そのせいではないだろうが、会社を始めてからというもの、どんな状況になろうとも人を切ることができなかった。負の連鎖が残ったのは、僕の方だった。

素直に切り替えればよかった。佐助のように。

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いつもソファで寝ていたのに、暑くなってきたので、フローリングの上かベッドの陰。事情と環境で自在に変わっていく必要もあるんだね。

二階から降りることのできないチビは、和室で暑そうだったので、窓を全開にしてあげた。

今朝の散歩の時に会ったアクアちゃんのママのブログに、佐助が登場しております。

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“隙間マーケティング”あるいは“隙間の神”

“隙間マーケティング”という言葉がまかり通っていた頃、「隙間は非武装地帯のようなもの。そこを占拠ようとすると、両サイドから攻撃を食らって、あっと言う間に殲滅されませんか?」と発言して、白い目で見られたことがある。でも僕は、今でも何となくそう思っている。

今の時期になると思い出すのが、雨戸の隙間から差し込む朝の光が壁に映し出していた外の景色。逆さまに小さく映る新緑を、寝ぼけ眼で見つめているのが好きだった。

隙間から見えてくる景色から、より広い外界やまだ見ぬ世界を思い描く方が、ちまちま隙間を埋めるよりいいように思うのだが……。隙間の神(God of The Gaps)という言葉と概念もある。神は最早隙間に追いやられているのか……。

最近見えない左目の調子が悪いチビの様子を見に2階へ上がってみた。

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いつものように、階段上でお出迎え(午後4時半と夜11時には、必ずウニャ~~~~とお呼びがかかる)。

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虐待されていた結果失明した左目の涙は、少しよくなっていた。Kapparの目薬のおかげだろう。チビのトラウマとPTSDの名残の涙……。顎の骨も砕けているらしい。誰が一体、そんなことができるんだろう………。

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マニュアル管理の限界

工場で製品の品質管理をマニュアルに準拠して行ったとする。例えば、直径10mmのボルトを作るとして、プラスマイナス0.1mmまでは合格品とマニュアルに設定したとする。基準に合格したボルトを実測し、その集計結果をグラフにして見てみるとする。ある国では、9.9mmから10.1mmの間に、凸の字を書いたように、全商品が均等に並ぶ。そして、ある国では10mmピッタリの部分が突出したグラフになる。前者でも問題はないのだが、後者の方が精度が高いことは疑うべくもない。

後者の代表的な国が日本なのだ。「マニュアル通りで製品的には問題ないんだが、10mmピッタリで作ろうよ!」というのが、日本的な考え方。そして多くの場合、命令されなくとも、働く人自らがピッタリに作ることを目標にしている。日本の優れた技術の原点とも言える志向性だ。いくつかの具体例を目にして、誇らしかったことを覚えている。マニュアルより“心”なんだなあ、と思った。“化粧筆の軸”を生産している中学時代の同級生の話を聞いていて、そのことを思い出した。大企業が置き去りにしていきがちな“製品と商いへの真摯な姿勢”がそこにはあった。話を聞いていて楽しく、うれしかった。

“意のままにしたい”と思う気持ちがマニュアル作りの背景にあると、いい結果を生まない。

“現場の意の高度な均質化”をマニュアルで築き上げることは難しい。“意のままにならない”ことを前提にして、やっと佐助との距離が縮み始めたのと同じ?!

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“大変!”が過ぎると求められる、“普通の会話”

墓参帰省して会うことができた同級生との会話は、時間を超えた“普通の会話”だった。楽しかった。

初台リハビリテーション病院に入院する頃には、自分の置かれた状況と環境を受け止めようとしていた。心の奥底はざわついたままだったが、表面には凪が訪れていた。突然の病にも、意外と早く人は馴染んでいく。“大変だねえ”“頑張ってね”から、“普通の会話”へと変わっていく方がありがたいものだ。少なくとも僕は、そうだった。できるだけ心の奥底にあるざわめきは、水面にまで顔を出させたくなかった。言葉にしても、何も起きないし……。

東北の人たちも、今はきっとそうだろう、と思う。“普通の会話”を普通に交わすことが、とても求められてるんじゃないかなあ…。

今日は、ダメな日。心のざわめきは抑制できるが、身体のざわめきは抑制が効かない。東京の今日の天気は、一体どうなのよ~~~!困るじゃないか~~~!

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天気が悪いとテンションが下るのは佐助も一緒!腹ばいでつまらなさそうにしていたかと思うと、ふて寝に入っていた。

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通用する言葉、通用しない言葉

18歳の時、言葉で伝えられることの少なさを痛感したことがある。わずかの期間とはいえ、“おしゃべり”だった僕は寡黙になった。そしてまた、「言葉一つひとつを的確に伝えようと思うからいけないんだ。たくさんの言葉を、できるだけ上手に駆使したところで、伝えられることは小さなことかもしれないじゃないか。人は言葉以上に、雰囲気や印象で理解するものなのかもしれないし……」と思い直した。以来、“おしゃべり”を続けている。

一生懸命伝えようとすることは、身勝手で、時として独善的で、押しつけがましい行為になるものだと思いつつ……。人と人が分かり合うって、言葉だけじゃないけど、言葉があってこそ分かり合えることは多いもんね。

ということを、改めて教えてくれたのは佐助だった。言葉の無力さと大切さを、一緒に暮らし始めて痛感した。言葉に乗せたり、言葉で包んでいる想いは、しっかりと通じていくんだよねえ~~。

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ところで、ネパールで「甘納豆」と声を掛けられたら「アンモナイトの化石」を売る声らしいし、フランスに行くおばちゃんたちは「しもぶくれ」って言うと、丁寧な言い方になると教えられるらしいし、アメリカで「わりゃ~~」と言うと水が出てくるらしい。きちんと発音しようとしない方が伝わったりするんですねえ。

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災い転じて福と為してくれた友人たち

毎年GW前後に決行している墓参帰省。萩・石見空港利用の一泊二日が、いつものスケジュール。今年はやや遅く、5月11~12日の予定で出発した。

日頃の行いのせいか、朝から不穏な雲行き。なんとか雨に遭うこともなく羽田に到着したが、出発が近付くと“現地視界不良のため、羽田空港に引き返してくる可能性あり!”とのアナウンス。なんとも嫌な予感のするスタートだった。

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幸いにして着陸。雨の切れ間に墓参り。

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晩ご飯は友人の店で、従兄弟夫婦&姪っ子と。楽しく飲んで、益田駅前のグリーンモーリスホテルのベッドに入った時は、“我にツキあり!天は、結局味方してくれた!”気分だった。

翌朝は晴れ。空港でたっぷり時間を潰して搭乗口へ。ところがそこで、ついに僕のツキの糸が切れた。東京からの飛行機が着陸できず、欠航となったのだ。

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そそくさと翌日便に振り替え、ホテルに引き返して早々とチェックイン。ふて寝でもするか、と覚悟を決めて2本電話。すると、そこに女神が宿っていた。

高校時代の同級生から同級生への“柿本のパス!”。次々と手渡されるようにして、その夜は同級生3人で食事することができ、楽しく過ごさせてもらった。

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そして翌日は、中学時代の同級生にパスされ、朝ご飯、お昼ご飯をご馳走になった上に、空港までほろ酔い気分で送り届けられることになったのだった。

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災い転じて福と為してくれた万理ちゃん、盆ちゃん、大賀君、大畑君、ふゆこさん、伴木君!ありがとう!また、よろしく、で~~~~す。

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クッカドゥドゥラドゥ~~~~!

比較言語学っておもしろそうって思い、ほんの少しだけ講義に出てみたことがあった。

ある日、鶏の時の声が日本語では“コケコッコー”なのに英語では“クッカドゥドゥラドゥ”なのはおかしい。鶏は世界中何処でも同じ声で鳴くはずだ。というようなことが、友達との酒の席で話題になった。どうせなら朝まで飲んできちんと聞いてみようじゃないかということになり、朝まで飲んだ。がしかし、京都の街で鶏の時の声を耳にすることは難しいということに明け方に気付き、仕方がないのでお昼まで飲んで、豚まんを食べて寝た。それがきっかけで、日本人が“犬”と言う時と、英語圏の人間が“dog”と言う時に思い浮かべている犬種や犬の表情、姿勢は違うだろうなあ、などと思い始めたのだった。

比較言語学がそんな単純な疑問に答えるためのものではないことにすぐ気付き、瞬く間に比較言語学には興味を失ったが、言葉とそれに付着するイメージに関する興味は残ったままになった。

佐助の声は「ワンワン」にしか聞こえないが、「バウワウ」と言っているような気がするときもある。英語の犬は怒りっぽい犬なのかなあ~~~?

昨日は、お昼前からお使いに行き、帰ってきたらもう夕方だった。

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「佐助、でかけてくるね」と声を掛けたら、うろんな目が返ってきた。

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でも、玄関には追ってきた。

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「おいていくんだ~~」と拗ねた…ような気がした。可愛いじゃないか~~。

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今日は午後から雨。明らかに散歩に行けないことを不安がっているのです。

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何処に向かうのかが決まっていなければ……。

いい天気だった。一週間前から約束していたツツジ園に行くことにした。一日にして初夏をひとっ跳び。Tシャツにオックスのボタンダウンシャツで暑い!

忘れ物をしたKapparを待ち、

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団地の裏を歩き(そこここに、ツツジが……)

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佐助は時々“お手紙”(他のワンちゃんのオシッコ)を読んだり、“お手紙”(佐助のオシッコ)を書いたり、

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歩くこと約10分。植木屋を営む個人の方の庭が解放されているというツツジ公園に到着(なんと、1000株植えてあるらしい。休憩所もある。奇特な方だ。世田谷百景に入っているそうだ)。

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公園をハシゴしながら、帰る途中。佐助は小さく流れ落ちる水にビビり、他所のお宅の玄関先のタイルに腹ばいになって暑さをしのぐなどして帰ってきた。一時間半くらいのミニ・トリップだった。

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玄関を開けた瞬間、誰かの言葉を思い出した。“何処に向かうのかが決まっていなければ、どんな道を選んでも意味がない”というような感じ……。当たり前のようなことだが、忘れがちなことだと思い直したのだった。

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豈図らんや……

「明日はいい天気らしいから、噂のツツジを見に行こうね」と言っていたのは、昨日の午後。豈図らんや、今日のお昼には冷たい雨が降ってきた。天気予報の嘘つき~~~。そのせいだな!声が出ず、左頬が痺れているのは~~。

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佐助と二人、今日もどんより。しかし、お前な~~。どんよりする場所はそこじゃないだろ!

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変わらないのは、佐助の体内時計(おしっこタンクとう●こポット)。3時半を過ぎると、地下の仕事場からKapparが上がってくるのでは?と気になって仕方がないようだ。

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僕は、今日も今一つ考えがまとまらず、“え~~~い、明日だ~~”という気分。

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同じ言葉を繰り返していると……。

昨日は“我慢の一日”。眠りにつくのにもちょっと苦労。左の胸や肩をしばらく揉んで、“いつでも何でも俺かよ~~!”と最近スネ気味の右腕を時々休ませ、“ええい!気を紛らせればいいや!”と録画してあった番組を観たら太平洋戦争の話で、いつものようにちょっと怒り、と、なんだかんだして眠った。

今日は気温も上がり気味、明日も初夏の陽気らしいのでほっとしながら、“我慢だったなあ”と昨日を振り返っていたら、中学生の時のある事を思い出した。

ある日、「我慢、我慢……」と何かを我慢しながら言い続けていたら、ある瞬間から「漫画、漫画……」と言っていることに気付いた。可笑しくなった。「我慢も度が過ぎると漫画になるのかなあ」と親父に報告したら、「漫画は、お前だ」と言って笑われた。ひどく損した気分だった。

ベジタリアン佐助

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キュウリを半分、しがみついて食べる佐助。ベジタリアンだったんだねえ、佐助。

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だからだろうか、スタミナ充分。今日も元気に二度目の散歩に出かけて行った。

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僕は、今夜はビールと焼酎をいただこうかなあ、と準備。「ちょっと調子がよくなるとすぐそれだ~~」と誰かの声が聞こえるようだが……。誰だって、喉元過ぎれば熱さ忘れるでしょう~~。

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痛みは、すべての気力を奪う!?

油断した!調子に乗っていた!一気に訪れた初夏の陽気に、“シフォンズ”の「One Fine Day」などを聴きながら、ベランダでのんびりしてみたりしていた。

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そう甘くはなかった。気温の上昇は止まり、天候も下り坂。変温動物になった上に、変圧動物にもなっているため、気圧と温度が降下してくると、左半身の動きが悪くなるだけではない。麻痺痛も厄介なレベルになってくる。そのうち、声は出にくくなり、歩調を合わせるように気力が萎えてくる。夜にはすっかり淀んでしまった次第。

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「こうなった“今の自分”を是認し、それを前提として無理することなく、したいことをできるやり方で、楽しくやっていくんだ~~」などといういつもの思いはどこへやら。久しぶりに、小さく愚痴ってしまった。「なんだか、今日は駄目だ~~」。

という状態が、昨日の夕方から続いている。天気が良くなれば解決する種類のものだが、準備を始めているNPO(脳卒中と介護の家族のための情報ネットワーク)を、継続的に運営できるのか、と不安になる。日々是好日…なんてないんだから……。日々努力なんてしたことないじゃないか……。と、自分に言い聞かせている夕方です。

60sFACTORYプロデューサーKakky(柿本)

第三章、連載中!新ブログ“昭和少年漂流記” 

(以降、月曜日&金曜日に更新予定)

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忙中閑あり!…かと思うと、…やっぱり!

GWも仕事ぎっしり!のKappar。3日はお出かけしようと言われていたが、その行き先は小田原の実家。一足早い母の日のお祝い、義妹の誕生日、甥っ子の中学合格祝、両親の衣類の入れ替え……という、“気になっていることを一気に片付けよう小旅行”だ。僕は、気分が落ち込みがちなお父さんとの会話担当、という半日の行程だった。後顧の憂いを排しておいて、GW後半は心置きなく仕事に集中しようということらしかった。

それにしても、いろいろなコトや人への心配りを維持・実現するためにはタフでなければならないんだなあと、せめて“足手まといにならないように。荷物の一つや二つくらいは分担して。”と思いながら同行したのだが、折悪しく、天候は下り坂。変温動物と化した身体は、膝がフラフラ、手は開かず……。で、お役に立つことはできなかった。

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しかし、帰りには、祭りの人混みの中で見つけた“イカ焼き”を買ってもらい、おやつも買い込んでもらった。

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ロマンスカーの中でやっと手を開いてみると、掌筋がか細くなったせいか、左手が“紅葉”のようになりつつあることを発見して、記念撮影。

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くつろぐKapparの仮眠姿も記念撮影、と思ったが、……靴だけにした。

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預けていた佐助を迎えに行くと、20m手前から鳴き声。「1月末に預かった時とは、別人(?)のようでしたよ」と褒められて、雨に心地よく打たれながら帰ってきた。半日の小旅行でも、いろいろあるもんです。

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楽しさも 中ぐらいにして! おらが春

土曜日があんなに楽しかったのに、一日空いたら、今日もこんなに楽しいことがあると、心が贅沢になりそうで怖い!

40年の付き合いの友人が、突然やってきてくれちゃうんだもの~~~。お土産持って。おまけに一緒に飲んで、思い出話や小さな未来話にまで花が咲いちゃうんだもの~~。参った!困る!…DEBUちゃん…いえ!EBUちゃん!

飲み始めた時は、こんな感じだったのに…。

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飲み終わる頃は、こんな感じなんだよ~~~~~~~~!

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また、おいで~~~。来てね~~~~~。来てください!

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一陽来復!旧交を温めた夜

人の印象は変わらない。元々、人の本質は変われないのかもしれない……。いい思い出を共有できた人とは、いつ会っても心地よい。

昨日訪ねてきてくれたお二人とは、そんないいお付き合いをさせてもらっている。厳しさと懐の深さを持ち合わせ、鷹揚にして芯があるお二人……。お茶の稽古が終わってから来てくれた岸さんは、和服姿。佐助との散歩を楽しみにやってきてくれた滝さんは、ちょっとマリンないでたち。

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楽しい時間をたっぷりといただいた。岸さんには、シャブリの白とビールもいただいた。滝さんには、ロール・キャベツと鯵の南蛮漬けもいただいた。

「飲んだら食うな!食うなら飲むな!」(?)という親父の遺言(?)を守り、昨晩はほとんど食べなかったおかげで、今夜の食卓は豪勢です~~~!

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一緒に夜更かしした佐助が今日はテンション低いのも、昨夜の楽しい時間の反動でしょう。

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