徹子の部屋で、野坂昭如夫人を観た。
初台リハビリテーション病院には著名人の方々が多い。と聞いていたが、長嶋茂雄さんと野坂昭如さんをお見かけした時は、リハビリのためにお越しになっているのに、不謹慎ながらちょっとうれしかった。
長嶋茂雄さんは、小学校低学年の時からの僕のアイドル。野坂昭如さんは、好きな作家の一人で学生時代にはよく読んだ。
野坂さんは、無頼を装いつつシャイでお茶目。正義感の強い、真っ当な価値観と価値基準を持った人だと、僕は思っている。
リハビリ生活の一端を女性誌で読み、微笑ましく思っていたので、徹子の部屋を観てしまった(お昼の時間帯なのに‥)。
やはり、微笑ましかったが、一点気になった。
「病院から、一日100回“立ち上がり”をしなさい、と言われている。筋肉をつけないとねえ‥」とおっしゃっていた点だ。
それはまさに、脳卒中発症者のリハビリで誤解されかねないことだからである。
初台リハビリテーション病院では、筋肉の鍛錬が多い。それは、早く“歩けるようになる”ためには大切なことだが、脳からの指令が途絶えているために思うように動かせない筋肉は如何ともし難い。僕は毎日運動していたのに、二ヵ月後の退院時、麻痺していた左側の腹筋の筋力は20%くらい落ちていた。
筋トレが解決してくれるとは限らないのである。
心配なのは、“もっと頑張らなくては!”と思う気持ちがストレスになることであり、真面目にやり過ぎてオーバーユースになることだ。
野坂さんがそれだけ頑張ってるんだから、私も‥‥。と思った方々がもし、この一文に出会われたら、お伝えしたいのは、次のことである。
野坂さんは、“立ち上がり”の数を誤魔化しながら楽しんでもいらっしゃるようだ、ということと、とにかく頑張り過ぎないこと。
リハビリも、楽しみましょう!と、声を大にして言いたい!
ただ鍛えるために歩くよりも、楽しいことに向かって歩いていった方が、僕はいいと思いますが‥‥。
60sFACTORYプロデューサーKakky(柿本)
60sFACTORY活動日記は、こちら。
| 固定リンク


コメント