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百貨店のビジネスモデル??!!

CVS(コンビニエンスストア)の総売上が、遂に百貨店の総売上を抜いた。先週の夕方のトップニュースだった。

しかし、驚くに値するニュースではないはずだ、と僕は思った。必ず訪れると予見されていた事態に過ぎないからだ。

むしろ驚いたのは、取材を受けた百貨店関係者のコメントだった。

曰く「百貨店のビジネスモデルが崩れてきているので、再生には時間が必要‥‥」なんだそうだ。夕方のニュースを見るともなしに見ていた僕は、思わず「おい、おい!百貨店のビジネスモデルってか?!」と、テレビに向かってツッコミそうになった。

仕入れて売る!商売の基本以外に、何かあるってかい?!

百貨店が生き永らえていくためにあれこれ積み重ねてきた無理を意味するのなら、わかるような気もするが‥‥。

掛け率(仕入れ率)50%、販売員の派遣、売り場作りの費用負担、販促費用等の協賛金の供出、期末在庫の引き取り、‥‥‥‥。

消費者メリットなどには一顧だにされず、より高い利益率をただ追求してきたに過ぎない“殿様商売”(立地と伝統に依存した)が終焉を迎えただけのことではないか。

昨年春、久しぶりに行ってみた伊勢丹の、平日の活気のなさにちょっと寒い思いをしながら、レディスの商品を見ていた時、思わず「わ!伊勢丹も、もう終わりだ~」と、小声で叫んでしまったことがある。

それは、「買える価格の商品、相変わらずないね~」とKapparとため息をつきながら、彼女のシンプルなブラウスを探している時だった。

とてもシンプルで、かつディテールに技とセンスが光る一枚のブラウスを発見。これだ!と思いつつ恐る恐る値札を見て、僕たちは思わず目を見開き、顔を見合わせた。

その価格、¥100,000也!!DKNYだとはいえ、所詮綿の白のブラウス。驚きの価格である。しかも、おそらく半分は百貨店の粗利益。何たる理不尽!何たる暴挙!「アートかよ!」と悪態をつきながら、そそくさと僕たちは引き返したのだった。

僕は、決して百貨店を嫌いではない。むしろ、好きと言ってもいいだろう。だからこそ、きちんと戦略・戦術を組み立て直してもらいたい、と思うのである。いやむしろ、急務なのはビジョンの再構築なのであろう。長い対症療法の時代は、終わったのだ。

ところで、CVSのタスポ効果の陰で、収入源に悲しんでいるタバコ屋のおばあちゃん、おじいちゃんの話は、なぜどこからも出てこないのだろうか。片手落ちだ~~。

60sFACTORYプロデューサーKakky(柿本)

60sFACTORY活動日記は、こちら。

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