« スーパー、東西の戦い。大将(経営者)の差異。 | トップページ | 情報不足?!脳卒中という病気とその後。② »

情報不足?!脳卒中という病気とその後。①

真屋順子さんと大島渚さんが、相次いで地上波のドキュメンタリー番組で取り上げられた。いずれも、TVのドキュメンタリー番組で僕がお見かけするのは、2回目。

舞台で脳出血を発症した真屋順子さんは、夫で俳優の高津住男さんの大いなるサポートを受け、麻痺の残る身体で舞台復帰をされていた(そのことは、以前ドキュメンタリー番組で拝見していた)が、残念なことに再発。改めて、車椅子のままの舞台復帰を目指しておられる。

大島渚さんは、確かヒースロー空港で脳出血に倒れられ、妻の女優小山明子さんの介護の甲斐あって監督復帰をされたものの、再び病(脳出血ではなかったと思うが‥)に襲われ、車椅子生活を余儀なくされている。

番組は、いずれもほぼ同じ視点で構成されていた。「苦難を乗り越えて到達した、新たな夫婦愛の形」とでも言おうか、マスコミお得意の“美談”や“成功譚”の作りである。

しかし、2年前同じ病気に倒れた僕には、一つひとつのエピソードや、画面の中のお二人とその伴侶の一挙手一投足と、その裏に隠された語られざる軌跡や努力が、響き伝わってきた。

几帳面さや涙もろさを克服し、より力強く、男らしく生きていかねばと10代の頃から意識し、一枚一枚皮膚の上に貼り付けてきていた虚勢が、病気を契機に一気に剥げ落ちてしまった僕は、ほろほろと涙しながら、食い入るように見入っていた。

出た言葉は、ただ一言。支える夫や妻の、苦難を乗り越えた後の透明でおおらかな、慈しみに溢れた言動に対するものだった。‥‥「えらい!」。

しかし、見終わった後に、小さなわだかまりも残った。

マスコミを通じて“美談”や“成功譚”を見たり聞いたりした時にいつも感じる「途中経過をきちんと教えて~~~!」という不満に似ていた。そして、具体的だった。

経済的な背景が見えないこと。そのことに、わだかまりのすべては収斂されていった。それは生っぽく、番組制作者には避けて通りたいことに違いないが、病気とその後に最も大きく関わる現実である。

そんな時間はどうやって?そこに行くにはどんな手段で?で、その費用は?と、一つひとつ気にかかって仕方なくなっていた。

‥‥。11月初旬。そんな気分の僕に、一通の文書が届いた。ちょっと、目の前が開けた‥‥。

             つづく

60sFACTORYプロデューサーKakky(柿本)

60sFACTORY活動日記は、こちら。

|

« スーパー、東西の戦い。大将(経営者)の差異。 | トップページ | 情報不足?!脳卒中という病気とその後。② »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/207308/25431176

この記事へのトラックバック一覧です: 情報不足?!脳卒中という病気とその後。①:

« スーパー、東西の戦い。大将(経営者)の差異。 | トップページ | 情報不足?!脳卒中という病気とその後。② »