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脳の責務、肉体の役割。苦手と得意‥‥。

VANに入社する直前のある朝、不真面目な学生だった僕は、重大なことに気付いた。“春休みも夏休みもなくなるんだ~~!”ということだった。“大変だ~~!”と思った。何か固く心に決めて入社しないと、瞬く間に逃げ出したくなる予感がした。僕は、「こんなことしようと思ってるんだ」と友人たちに宣言することが多かったが、それも容易に挫けてしまいがちな自分を律するため。神棚を作り、そこに自分の宣言を祭り上げ、日々「やります!やります!」と拝むようにしてやっと少しだけ努力を継続できる、そんな意志の弱い男であることを、僕自身自覚していたからだった。

どうせならキリのいい数字でと、「新入社員の五箇条のご誓文」と名付け、五つのことを決めた。

1.何でもやってみる。どんなことでも、最初は誰でも新人だったのだ。

2.失敗を恐れない。恥じない。責任は、上司に取ってもらう。上司の多い給料は、そのリスクを負っているからだ。

3.コミュニケーションを大切にする。情報、ノウハウのすべては、人にあるもの。手に職のない僕の財産は、コミュニケーションによって築く他ない。

4.得たものは積極的に与える。相手を選ばない。与えるものがなければ、得る資格はない。

5.疑問は、粘り強く抱え続ける。簡単に答を求めない。貰った答えは、自分のものではない。

という五箇条である。一年間、何度か頭の中で反復し続けた。何度か忘れてしまい、微妙に言葉は変化したが、反復したお陰で、今でも趣旨は変わらず憶えている。上司のことは、「子供が親を選べないように、新入社員に上司を選ぶことはできない」という事実に怯え、殊更に一つ項目として上げたような気がする。

後年、会社を作る時は、そこに、「会社は個人の金儲けの装置であってはならない」、という一項目が加わり、広告業界の仕事をするようになると、「真っ当な経済活動の“あぶく銭”を使わせてもらっている仕事に過ぎないことを忘れてはならない」という項目が加わった。

そして、多くの人と袖擦り合ううちに、人はいろいろな概念で語ることができるが、常にタイプとして二つに大別できる、と思うようになった。

人を使う人と、使われる人。“してもらいたい”人と、“してあげたい”人。といった風にである。どちらが上位でも下位でもない。タイプが異なるだけ。そしてそれは、得手・不得手と連動することが多い。優れた人は、己のタイプを自覚している人。二つのタイプのどちらというわけでもない。まず、不得手なことをしっかりと自覚することで、必要・不必要を明確に認識できている人は、他人への敬意を持てる優れた人だと思う。

‥‥。‥‥。そんな、責務と役割をお互いにバランスよく持ち合っている関係‥‥。それが、脳と肉体なんだなあ‥‥。

まさにインナー・スペース。内なる小宇宙。‥‥。理想の社会、組織が、そこに、自分の中にあることに、脳出血を発症して実感させられた。

肉体は、愚直で健気。脳は、傲慢にして繊細。それぞれが持ち味を出し合い欠けてるものを補い合って、一個の存在を有機的かつ合理的に存在せしめている。わずか直径4センチの出血痕がもたらした甚大な被害に、愚直な肉体は成す術をもたないが、健気な対応は見せてくれる。統制が取れていないのが玉に瑕だが、時折起きる痙攣などは、そう解釈してあげたい。「動けるよ~~!」という覚束ない叫びかもしれないのだ。退院後、ぶら下がったままの左肘ににょきにょきと生え育っていった4本の毛。どこまでも育つ勢いだったその「守り毛」(僕は、そう名付けた)が、風にそよぐのを感じた時、「僕の身体って、健気でいとおしい奴だなあ」と思った。‥‥。

梅雨寒で体調が冴えないので、またこんなことを考えたのでした‥‥。早く来い!からっと天気!

60sFACTORYプロデューサーKakky(柿本)

60sFACTORY活動日記は、こちら。

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