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杖を手に、街へ出よう!

僕は、「なんで?」「なんで?なんで?」と、すぐ質問攻めにして親父を困らせる子どもだった。あり難いことに、親父はいつも面倒くさがらずに答えてくれたが、中学生くらいになると、何とも答えようのない質問が混ざるようになり、禅問答のような“一言の答”が帰ってくることが多くなっていった。

「死ぬって、どういうこと?死んだらどうなるの?」と、死んでいく野良犬を見つめて続けて泣いた3~4日後に尋ねると、「土に帰ること」と一言。「戦場でたくさんの人が死んでいっているのに、命令した人たちが生き残っているのは、どうして?」と、学徒出陣の理不尽な実態の話を聞いた後に問いかけると、「人より自分が可愛い人たちは、生き残る!」と吐き捨てた。

妖怪の存在を半分信じていた中学1年の夏。「一つ目小僧ばっかりの世界に入ったら、僕たちが二つ目小僧っていう妖怪になるのかなあ」と、幼稚な質問を投げかけると、小さな目を見開き、少し苦笑した後、「そりゃあそうだ!数の問題だからなあ」という答が返ってきた。

リハビリの帰路、駅へと歩きながら、そのことを思い出した。ユニバーサル・デザインの普及を進行させるためには、いささか歩行に問題がある人を目にする機会が多くなる必要がある、と思った。創造力は変革の力になるが、想像だけでは、人はなかなか動かない。関係値の低いことのシミュレーションは、シミュレーションにエネルギーを使うだけで終わりがちなものだ。たくさんの例(現実)を目の当たりにすることによる後押しが、実行力を生む。

杖を手に、街へ出よう!

今の患者にしかできない、次の患者のための手助けの一つになるはずだ。

楽しい目的を作ると、出かけやすいですよ~~。‥‥子どもと一緒です。

60sFACTORYプロデューサーKakky(柿本)

60sFACTORY活動日記は、こちら。

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